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2015年6月 6日 (土曜日)

サイボーグゴキブリ

下記の記事が出ている。

 What were they thinking? Student creates cyborg cockroach that he can control with his THOUGHTS for science competition...but it's beaten by a robot that plays rock, paper, scissors
 Daily Mail: 5 June, 2015
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3112404/Student-controls-cyborg-cockroach-MIND-Video-shows-insect-guided-maze-powered-thoughts.html

あくまでも一般論だが,有機質と無機質との間の壁が消滅したのだと思う。その結果,人間の「自由意思」と単なる自然現象との間の壁も消滅したことになる。しかし,現代の法学さらには哲学の主流は,そのような「事実」を直視していない。

だから,現代の法学における通説理論の多くが無力なもの(=役立たずなもの)となってしまうのだ。

権威にしがみつきたいという願望や欲望,あるいは,先見性の欠如の起因して,既に全く役に立たなくなった理論(=過去の誰かの思索の結果を符号化したもの)をさっさと捨ててしまう勇気をもてない者は,近未来において生き残れないかもしれない。

理論は理論に過ぎない。事実そのものではない。

常に事実を直視し,新たな抽象モデルを日々構築し直すことができるような力を持たなければならない。そのためには,従来の教育モデル,産業モデル,経営モデル等もまた全く役立たずのものとなってしまっている。

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