企業の売却によって個人データが無保護で移転するという当たり前のことを示すニューヨークタイムズの記事
下記の記事が出ている。
When a Company Is Put Up for Sale, in Many Cases, Your Personal Data Is, Too
New York Times: June 28, 2015
http://www.nytimes.com/2015/06/29/technology/when-a-company-goes-up-for-sale-in-many-cases-so-does-your-personal-data.html
仮にこれが違法行為だとすれば,そのようなビジネスやマーケティング等を推進している一部の経営学者やコンサルタント等はその違法行為の教唆者としての社会的責任を負うことは明らかだと考える。
もっとも社会的責任を自覚できるような人物であれば,金儲けに走ったりすることはないので,そもそも無理ということになる。
結局,人類社会に「救い」は何もない。
そして,日本国の個人情報保護法もそうなのだが,管理主体の消滅または変動によって,全ての約束が反故にされてしまうことも自明のことだ。
このことは,随分前から何度も書いてきたことだ。
そのたびに叩かれた。しかし,叩いた本人(似非評論家,似非学者等)は,自分の非を認めたことがない。認めると無収入になってしまうことを理解しているからだ。要するに,金儲けの亡者達の奴婢・奴隷に過ぎないということなので,私としては,常に慈悲と憐憫の情をもってそのような人々と接することにしている。
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コメント
江藤貴紀さん
「欲深」は・・・たぶん,環境要因によるものではなく遺伝子的な要因によるものだろうと思います。
しかし,煩悩を全て滅却してしまうと,餓死を待つような何もしない人間になってしまい1週間を経ずして人類滅亡になってしまうでしょうから,人類はこの業から逃れることができないんですよ。
そのような業から逃れることが不可能である以上,それだけ罪深い存在だということを自覚しているかどうかによって,その人物の高潔さを評価すべきなんでしょうね。
そういう観点からすると,高潔さとは全く無縁そうな人がいっぱいいることは事実です。
どこまでいっても欲望が完全に充足されることはないので,本当は生きたまま地獄の中にいるのと同じなのですが,それを自覚できていないところが気の毒です。
南無阿弥陀仏。
投稿: 夏井高人 | 2015年7月16日 (木曜日) 09時04分
夏井高人様
今までのいろいろなケースから類推は出来ても「こんなにも欲深な人がいるのか」と驚かされることが始終ありますね。
一人の理解者を得るのはとても困難と私も思います。一方で、上手に立ち振る舞いをすれば(私にはその適正はおそらくないですが)、非常に多くの「誤解者」を得るのはすごく容易なのだというように思えます。
江藤貴紀
投稿: 江藤貴紀 | 2015年7月16日 (木曜日) 05時48分