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2015年6月27日 (土曜日)

カメラを用いずに人間の動作(motion)によって機器類を操作することができる技術

下記の記事が出ている。

 Forget touchscreens and buttons, Google's Project Soli lets you control gadgets using hand gestures made in THIN AIR
 Daily Mail: 26 June, 2015
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3140446/Forget-touchscreens-buttons-Google-s-Project-Soli-lets-control-gadgets-using-hand-gestures-AIR.html

あちこちで誤作動が頻発しそうだ。

なぜなら,このようなシステムもまたコンピュータプログラムによって制御されており,そのコンピュータプログラムを製造する者は自分自身の脳内に埋め込まれた社会文化から逃れることができないからだ。人間の動作による意思伝達や意味解釈(ボディランゲージなど)は,社会的産物であり,地域によって全く異なる。それを全て網羅的にデータベース化しても新たな意味解釈(新語のようなもの)が次々と生まれてくる。だから,社会的な意味とプログラム上の定義とが一致しない事例が多発してしまうのだ。これが誤作動の重要な一因となる。

また,人間の動作は意識的なものとは限られない。そればかりか,逆に,無意識の動作や脳内の意思とは正反対の動作が社会内には満ちている。人間が表現する動作は,そんなに単純なものではないのだ。動作の裏に隠された意図のようなものを正確に読み取ることのできる者は,コンピュータプログラムの製造者に限らず,世界的に非常に少ない。大半の人が誤解または錯覚したままなので逆に混乱が起きないというのが真相なのだ。この種のコンピュータプログラムがどのような意味での「意思」や「指示」を想定しているのか不明だが,そこれへんを曖昧にしたままだと誤作動が頻発することは避けられない。

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