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2015年5月30日 (土曜日)

福島第一原発の汚染水処理に伴う廃液容器の欠陥問題

下記の記事が出ている。

 原発汚染水処理の廃液容器、1割に水漏れやにじみ 東電
 朝日新聞:2015年5月22日
 http://www.asahi.com/articles/ASH5Q53B7H5QULBJ00D.html

水素を逃がす穴がないという欠陥を有する容器が多数ある。水素濃度が高い場合,静電気等により引火すると爆発する危険性がある。

他方,欠陥のない容器には穴があることになるが,そこから放出される水素などの気体中には放射能汚染された物質が含まれている可能性があることになる。言い換えると,常にベントを実施しているのと同じことになる。これはこれで欠陥と言えるのではないかと思う。

要するに,周辺環境を汚染し続けなければ汚染水を処理できない(=汚染を阻止できていない)という自己矛盾がここに存在する。

さて,事故を起こしていない他の原発においても水の分子が放射線で分解されて水素や酸素等の気体が常に発生しているはずなのだが,そのような気体はどこに放出されているのだろうか?

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