中国:ストーンヘンジに似た環状列石遺跡-太陽信仰遺跡?
下記の記事が出ている。
China's 'Stonehenge' found in the Gobi Desert: Mysterious rock formations may have been 'sacrificial sites' used by sun worshippers
Daily Mail: 27 March, 2015
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3014736/China-s-Stonehenge-Gobi-Desert-Mysterious-rock-formations-used-worship-sun.html
写真をみる限り,四角い列石は住居または宮殿を囲む障壁的なものだろうと推定される。問題の環状列石は,「神柱」に似たようなものでかもしれない。
遺跡のある場所はゴビ砂漠なので,現在は極度に乾燥して何もない。あるのは核実験場だけだ。過去になされた核実験による放射能汚染が現在でも深刻な問題になっているのだが,中国国内では機密事項とされ,それを口にすることが決して許されない。
このゴビ砂漠は,かつて湿潤な時代があり,もしかすると森林に覆われていたのではないかと思う。少なくとも草原地帯だったことは間違いない。その時期に,草原または森林だった現在のゴビ砂漠など西域にあたる土地を人々が移動し,西方から様々な文物が東方に移動し,古代中華文明の基礎を形成したと推定される。
その後,特に寒冷化に伴って砂漠化が進み,この地域の多くの文明が滅びた。過去の湿潤な時代の水化石の残存物が現在のオアシスになっており,古代中国の漢の時代には既にそうなっていたと推定される。
もし今後温暖化することがあれば,気象変動により湿潤な気候が戻るかもしれない。その場合,砂漠から草原や森林へと植生が変化する。しかし,核実験による放射能汚染は残るので,砂漠地帯が草地となっても人々が安全に住むことはできない。
なお,現在ではゴビ砂漠あたりから砂塵として舞い上がり,黄砂として中国各地~朝鮮半島~ロシアに降り注ぎ,更に日本から太平洋を経て北米まで降り注いでいるのだが,もしこの地域が湿潤な気候に変化すると,河川によって泥水として黄海まで流れ下ることになるだろう。
| 固定リンク
コメント