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2015年3月 5日 (木曜日)

EU:ドローンの保有者について登録制に移行か?

下記の記事が出ている。

 Drone owners register called for by House of Lords
 BBC: 5 March, 2015
 http://www.bbc.com/news/technology-31735662

現在問題になっているのは,小型ヘリコプター型のドローン(無人航空機)だけだ。

おそらく,テロ対策という側面が最も重要視されているのではないかと推定する。プライバシー損害もあるが,それ以上に,企業秘密や国家機密(軍事機密)に対する侵害や,原発や化学プラント等に対する物理攻撃の可能や生物化学兵器の散布等の危険性のほうがはるかに大きい。3次元プリンタで製造した部品を組み合わせてつくった1台の小型ドローンで何百万人もの都市の人々をほぼ瞬時に全滅させることが可能な時代となっている。

我々は,戦時と平時が常に共存する状況の下で生きている。

ところで,ドローン(ロボット)は形状と大きさを問わない。虫型,動物型,魚型,人間型その他ありとあらゆるタイプのものが存在し得るし,現に存在している。軍事用には既に実戦配備されているものが少なくない。

そして,普通の家電の中にもドローンが組み込まれている。一般人の目には,ある部品が独立したドローンだということがわかりにくいだけのことだ。

さて,どういうことになるのやら・・・

ちなみに,いつも書くことだが,阻止のために個人が使える最も有効な手段は,江戸時代に使用されていたかすみ網とトリモチのついた棒ではないかと思う。現代では鳥獣保護の目的で規制されているけれども,政府としては喫緊に再考すべき段階になっていると考える。

誰でもみんな,パパゲーノのようにしてドローンを捕獲しながら暮らすしかないのかもしれない・・・

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