佐藤洋一郎・赤坂憲雄編『イネの歴史を探る (フィールド科学の入口) 』
下記の書籍を読んだ。
佐藤洋一郎・赤坂憲雄編
イネの歴史を探る (フィールド科学の入口)
玉川大学出版部 (2013/10/25)
ISBN-13: 978-4472182013
非常にわかりやすい書籍で,約1時間ほどで全部読み切ってしまった。
類書を何冊か読み進めているところなのだが,最もわかりやすく,素人でも読める本ではないかと思う。
読んでいる間に幾つかの重要な事実が記載されていることを発見した。
中国の古い文献を読んでいてどうしても理解できない部分の中の幾つかを解明できてしまいそうだ。
これらについても,通説による解釈はあるのだけれども,どれもこれも全く納得がいかない。なぜなら,現実に存在する動植物や鉱物や気候等とはあまりに異なるからだ。要するに,通説による解釈が間違っている。
ここでもまた,自然科学による知見との整合性を保つことのできる実証主義的な解釈論を新たな文学方法論として確立しなければならない。
そうでなければ,単なる狂人の妄想または自慰行為の一種に過ぎないことになってしまうだろう。
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