岡野 誠「唐代の平闕式についての一考察(上)」
私の「保久利」論文が掲載された法律論叢87巻4・5号に下記の論説が掲載されていたので読んだ。
岡野 誠
唐代の平闕式についての一考察(上)
法律論叢87巻4・5号102~138頁
私見によれば,日本国は大宝律令に始まり現在でも大宝律令の国家だと考えている。私の大学教授としての定年まであと10年くらいなので,私の最後の仕事は律令国家論にしようと決めている。
既に資料整理をはじめているのだが,その中で,各種資料の対応関係を示すための整理作業が必須だと考えていた。どのようなかたちでその結果を示すと効果的かについても検討していたのだが,岡野先生のこの論文は,そのためのとてもありがたいお手本だと考える。わかりやすく,かつ,正確性が担保されている。そして,明示されているわけではないのだけれども,この一覧表をじっと見ているだけで様々なメッセージが伝わってくる。こういうものが優れた表というものなのだろうと思う。
時間が大いに不足している。更に頑張って研究を進めなければならない。
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