ドイツ:米国との間の個人データの移転に関して強硬姿勢?
下記の記事が出ている。
German Data Protection Commissioners Take Action Against EU Data Transfers To US Under 'Safe Harbor' Program
Techdirt: February 6, 2015
https://www.techdirt.com/articles/20150205/10022729919/german-data-protection-commissioners-take-action-against-eu-data-transfers-to-us-under-safe-harbor-program.shtml
理念的には個人データの保護それ自体に反対する人はいないだろうと思う。私も個人データは保護されるべきものだと思っている。
しかし,その方法と程度と範囲が問題だ。
EU加盟国内においてもドイツとそれ以外の国々とでは温度差が異なる。
また,対テロ等との関係もあって,国家の諜報機関による通信傍受権限が拡大の一途をたどっているという事実は否定しようがない。しかも,単純に反対すれば足りるというような状況にはない。
あまり理念を強調し過ぎると個人データの保護が原因となってEUの解体へと向かってしまう危険性があるのではないかと心配になる。
世界中の政治的・経済的・社会的状況があまりにも悪すぎるのだ。
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