東京地検・福島第一原発について,どうやっても水没を防ぐことのできない施設だったことを公式に認定
下記の記事が出ている。
東電元会長:再び不起訴へ 津波被災回避は困難…東京地検
毎日新聞: 2015年1月22日
http://mainichi.jp/select/news/20150122k0000m040125000c.html
誰がやっても結果を回避することができなかったという理由で再度不起訴にしたとの報道だ。
東京地検の見解が正しいと仮定した場合,どうやっても事故が発生してしまう欠陥施設だったことを東京地検が公式に認定したことになる。
無論,東京地検の検事も人間なので,判断の誤りはあり得る。
結果回避可能性についての東京地検の判断に誤りがあるのだとすれば,どうやっても事故が発生してしまう欠陥施設だったとは限らないことになる。
(追記)
あくまでも理屈の問題としては,同様の設計により建築されている原発施設についても,どうやっても水没を免れることのできない欠陥施設だということを,ありがたくも東京地検が公式に警告してくれていることになる。
ただし,類似の構造をもった施設がほかにどれだけあるのかについて,私は,詳細な情報を持ちあわせていないので,知らない。
| 固定リンク
コメント