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2014年12月23日 (火曜日)

英国:ドローン(無人航空機)による攻撃に耐えられる原発はないとの指摘

下記の記事が出ている。

 Britain's nuclear power plants could come under attack by DRONES which drop explosives, says expert
 Daily Mail: 21 December, 2014
 http://www.dailymail.co.uk/news/article-2882425/Britain-s-nuclear-power-plants-come-attack-DRONES-drop-explosives-says-expert.html

私の考えでは,日本の原発のほうがもっと弱いと思う。

日本の場合,原発のすぐそばに普通の市街地が存在しているため,軍専用の場所を確保して防御施設・設備を設置・運用することが困難だ。

そもそも軍が原発を保護したくても,そのような行政権の発動の根拠となる法制度が全くないに等しい。

無理に新法を制定しようとすれば,国内に混乱が生ずる。

日本の原発は,大地震,大津波,火山噴火のリスクと常に直面しているだけでなく,外国やテロリストによる物理攻撃というリスクにも直面しているのにも関わらず,電力会社の経営者達は,そのことを自覚せず,普通の会社だと思って普通の経営を続けている。

このように,ありとあらゆる面でリスク管理が欠如しており,それを解決するための方法がない以上,結局,廃止し,可及的速やかに撤収するしかないと思う。

ちなみに,近隣国による電子兵器攻撃の可能性を過小評価することは,最も愚かなことだろうと思っている。

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