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2014年12月 1日 (月曜日)

モイセズ・ベラスケス=マノフ『寄生虫なき病』

ネットで評判になっていたので,Amazonで注文していた下記の書籍が届いた。早速,読んでみた。

 モイセズ・ベラスケス=マノフ(赤根洋子訳・福岡伸一解説)
 寄生虫なき病
 文藝春秋 (2014/3/15)
 ISBN-13: 978-4163900353

私が購入したものは第2刷となっているから,この厳しい出版環境の中では売れている書籍だと言えるのではないかと思う。

内容的には,既にだいぶ以前から類書があり,知っていることばかりで特に新味はなかった。日本人が内容の一部をパクって書いたのではないかと疑いたくなる新書版の書籍も何冊かある。

しかし,生物としての人間を理解するための論点をまとめて読むのには良い書籍ではないかと思う。

私は,大学の「植物と法」という講義の中で,生物としての人間というものを認めるか否かの選択は,宗教観によるという趣旨のことを教えている。

『旧約聖書』の神は,人間を他の動物とは全く異なるものとして創造した。この価値観の下では,人間は,他の生物に対する管理者なのであり,連続性がないことになる。

私見は異なっている。

人間の生体内環境と生体外環境との間には境界など全くない。全て連続している。あたりまえのことだが,人間は,外界で生ずる様々な現象の影響をもろに受ける。その影響による打撃が大きければ,人間は生命活動を維持・継続することができなくなる。

宗教観の問題なので,他人に向かって変更を求めることはできない。

したがって,解決不可能な問題ではある。

しかし,生体内環境と生体外環境とは連続していて切れ目がないという観念を共有できる人々の間では会話が成立可能だ。そのような人々が,何かを考え,解決策を探すしかないように思う。

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