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2014年11月15日 (土曜日)

鄢衛東・李順保(主編)『甘粛古代医学』

下記の書籍を読んだ。

 甘粛古代医学
 鄢衛東・李順保(主編)
 學苑出版社
 2010年5月 
 ISBN: 9787507735277

内容は,中国古代の伝説的医学者である岐伯について詳細に述べているもので,敦煌で発掘された古い本草書断片の解読結果も含まれており,非常に参考になる。

この書籍に書かれていることの本筋からは外れるが,「姓氏」について考証している部分がちょっと気になった。

「岐姓」だ。

その子孫が古代の日本に渡来しているかもしれないというような気がする。

日本には「讃岐」という地名もある。

「岐」のつく地名所在地は,何らかのかたちで古代薬方との関連性を有している。

これまで随分と苦労しながら日本古代の地名や薬方について研究してきた結果がようやく結実しつつあるような予感がする。

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