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2014年11月24日 (月曜日)

トロイの木馬の高度化

下記の記事が出ている。

 Highly advanced backdoor trojan cased high-profile targets for years
 ars technica: November 24, 2014
 http://arstechnica.com/security/2014/11/highly-advanced-backdoor-trojan-cased-high-profile-targets-for-years/

 Regin, new computer spying bug, discovered by Symantec
 BBC: 23 November, 2014
 http://www.bbc.com/news/technology-30171614

基本的に,巨額の国費を投入し,サイバー兵器として開発されているものなので,通常のセキュリティソフトでは検出・排除できないものとなるのは必然だろうと思う。

国が開発を委託している企業の開発者の中には,もちろん,闇の世界と直結している人々がいるし,あるいは,闇の世界と関係がなくても私利私欲をめざす馬鹿者が一定確率で含まれている。その可能性を排除する方法はない。だから,サイバー兵器としてではなく犯罪のためのツールとしても流通・横行することになる。

様々な要因があると考えられるけれども,その中で企業経営者だけが巨万の富を得ることができるということに対する不満のようなものが作用しているところがかなり大きいように思う。そのような場合,貧富の差を相当縮小する政策を採用しない限り,根本的な解決策を得ることは難しいと思う。

発明者や開発者に対しても相当高額の分け前を与えれば,かなりの部分が解決するだろうと思うけれども,他人のためには1ドルの支出もしないというドケチでなければ経営者にはならない。

未来の社会においては,経営者のメンタリティをコントロールする思念操作テクノロジーを開発し,国家が全ての企業経営者の思念を直接にコントロールするという時代に向かうことになるかもしれない。そこでは,企業経営者の思想・信条の自由は認められない。ただし,現実には,特定の支配的企業経営者が「国家」として他の企業経営者の思念を直接にコントロールすることになるだろうから,結局のところ,究極の独裁政治体制が成立することになる。

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