研究費をプールし私的目的で流用していた東京工業大大学院生命理工学研究科元教授が詐欺容疑で逮捕
下記の記事が出ている。
詐欺容疑:研究用物品の購入を仮装 東工大院元教授ら逮捕
毎日新聞: 2014年11月15日
http://mainichi.jp/select/news/20141115k0000e040227000c.html
こういう事件があるから,ごく微々たる研究費をどうにかやりくりしながら真面目に研究を重ねている研究者まで面倒な書類提出やら監査やらを強いられることになる。
もし有罪であれば,厳罰に処してほしい。
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コメント
夏井高人様
人の問題、であることは確かですね。
もちろん別にどの分野の方が他分野の文献に当たるために、支出していてもその課題に成果を残すため真摯にチャレンジしているなら好ましいことで何の問題もないですね。
個人的な印象から行くと、どっかの官学は、多くの人がやらかしているという印象を持ってます。
おそらく、そういう人であることが、その大学のポストを得るための必要条件(に近いもの)となっているのだと推測します。
なお書く方向のネタをインターネットにアップするというのは、すさまじい愚行に思えますが、国内一般メディアの方はなぜかしら、まあ探究心もしつこさもないことが一般的だから、安心しきっています。
人の問題です。
投稿: 江藤貴紀 | 2014年11月16日 (日曜日) 15時46分
江藤貴紀さん
それはあり得ると思います。ちょっとだけ噂を耳にしたこともあります。
私の場合,研究費で希少古書を購入することがしばしばあります。研究で使用した後,死蔵していても仕方がないので図書館に寄付しています。その中にはかなり貴重なものがあります。海外で収集した資料等は特にそうです。そのような資料の中には二度と手に入らないものが多数あります。
ただし,選書委員が正しく認識してくれるかどうかは知りません。私は,選書委員ではありません。
結局,どんな場合でも「人の問題」なんですよ。
投稿: 夏井高人 | 2014年11月16日 (日曜日) 14時18分
夏井高人様
いわゆる「文系」についても類似の事例が見つかりそうな事案ですね。おそらく額は僅少になりますが・・・
例えばですが、購入した高級な古書や最新の研究書をヤフーオークションやアマゾンのマーケットプレイスなどに出品して小遣い稼ぎをしている研究者がいても、全くおかしくはなさそうに思えます。
国立大学法人や公立大学の場合について調べると、面白い結果が出るかもしれません(なのでやってみます)。
投稿: 江藤貴紀 | 2014年11月16日 (日曜日) 09時10分