Müller-Brockhausen, Haftung für den Missbrauch von Zugangsdaten im Internet
先日,DH国際書房に注文していた下記の書籍が届いたので熟読した。
Müller-Brockhausen
Haftung für den Missbrauch von Zugangsdaten im Internet
Broschiert (2014)
ISBN 978-3-8487-1576-3
ドイツの法制では処罰条項があるけれども日本の法制では欠缺のようなものがあり,改正不正アクセス禁止法でもカバーされておらず,微妙な問題として政府審議会等でも結論を出せない微妙な課題について,非常に多くの示唆がある。
かつてのように外国法を直輸入すれば良いという時代は終わったと思っている(←ただし,現実に権限のある人々はそうではないかもしれない。自分の頭で考えることができず理論を輸入し翻訳するのがせいぜいの程度という人の場合には特にそうかもしれない。)。
ますますもって正しい理論を提案すべき必要性を再認識した。
専門家向けであり,標準的な能力を有する法学部学生及び大学院生にはかなり厳しいと推定されるけれども,非常に良い書籍だと思う。
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