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2014年10月10日 (金曜日)

検察は司法権か?

下記の記事が出ている。

 韓国検察当局を批判=産経前支局長
 時事通信:2014年10月9日
 http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014100900905

検察はもちろん行政権の一部なので,行政権の遂行のために存在する。マスコミだけでなく学者の中にも根本部分を誤解している者が多数いるので,混乱が生ずる。

検察は,司法権を担う官庁ではない。裁判所だけが司法権を有する。

一般に,マスコミは,警察・検察を「司法」と呼ぶことが多いが,警察・検察は「法執行機関」なのであって「司法機関」ではない。マスコミは,法学部でちゃんと勉強し,非常に優秀な成績で卒業した者だけを記者として採用すべきだろうと思う。そうしないから,めちゃめちゃな記事だらけということになってしまうのだ。

議院内閣制を採っている国では,立法権と行政権は一体化しているので,結局,裁判の独立だけがあることになる。

「韓国では,裁判(司法)の独立もなさそうだ」ということが今回の事件の本質にあると考える。つまり,司法・立法・行政の3権を実質的には大統領が握っているとしたら,それは独裁君主と同じということになる。

その意味では,韓国は,国家体制上,もともと民主国家でも自由国家でもない。

それゆえ,韓国では,大統領は皇帝のようにふるまい,大企業経営者は国王のようにふるまうのだ。李氏朝鮮の時代と少しも変わっていない。日本統治の時代が終わり,李氏朝鮮の時代と同じ状況に戻ったのだと理解すると非常にわかりやすい。

にもかかわらず,従来,韓国について「自由主義や民主主義を基礎とする国家だ」という誤解に基づいて判断をしてきたから,驚きと困惑が生ずることになる。

一方的な思いこみをリセットし,事実を直視すれば,それが単なる幻想に過ぎないものだということを正しく理解することができる。

これまでの歴史上の事実が全部そのことを現に証明しているではないか。

なお,法制上は,韓国の大統領や議員は選挙により選出される。しかし,形式が問題なのではなく,実質が問題なのだ。

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