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2014年9月28日 (日曜日)

中国:戦乱時における人口の増減

下記の記事が出ている。

 中国の人口の歴史
 http://www.geocities.jp/cato1963/jinkou996.html

なかなか興味深い。書籍としても刊行されているようだ。

同様の研究事例は過去にもあり,ソヴィエト・ロシア当時のロシア人学者による研究成果等が有名だ。

戦乱時に人口が急激に減る現象は,単純に戦闘による死亡数だけではないということを理解することが大事だと思う。

また,中国に限らず,どの地域でも戦乱の時には何万という難民があちこちを移動し,その中のかなりの数の者が死亡する。そういうことも考えなければならない。

まして,現在の政府が少数派等に対して弾圧政策をとり,どんどん殺戮を重ねている場合には,政治的バイアスが相当かかることになるので,何が正確な数字なのかがよくわからなくなってしまうことが多々ある。

政治的プロパガンダと学問とは異なる。

ところで,多胡羊太夫について引き続き調べている。

なぜ「羊」なのか?

「羊」が誤字等でないとすれば,そのようなものとして考察を進めなければならない。

しかし,「羊」が別の文字の略字である場合や,別の文字を隠して隠喩するための文字である場合には別の考察も必要になる。

その2つが重なっている場合が多いのだろうというのが現時点での理解だ。だから,多義的な解釈が可能となる。その中で最も納得度の高い解釈を精選しなければならない。

なにぶんにも中国では魏晋南北朝~隋・唐に相当する時代の出来事だろうと思うので,非常に古い時代のことであり,極めて難解だ。

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