FBIが,企業内で不満をもつ従業員によるクラウドストレージを悪用したサイバー犯罪が増加と指摘
下記の記事が出ている。
Disgruntled employees are increasingly e-sabotaging businesses, FBI says
Naked Security: September 25, 2014
http://nakedsecurity.sophos.com/2014/09/25/disgruntled-employees-are-increasingly-e-sabotaging-businesses-fbi-says/
FBI, DHS Warn of Surge in Insider Threats from Disgruntled Employees
eSecurity Planet: September 25, 2014
http://www.esecurityplanet.com/network-security/fbi-dhs-warn-of-surge-in-insider-threats-from-disgruntled-employees.html
「情報共有」は,共有する者全員が「裏切らない」ということを当然の前提にしている。
しかし,現実は異なる。
「裏切る」可能性が常にあることを前提に,共有すべきものと共有すべきでないものとを厳しく峻別することが大事だということも言うまでもないことだ。
なお,裏切り者の中で特に重視すべきなのは組織のトップや経営陣だ。現代の組織論においては,経営トップを監視する仕組みが基本的に存在しないので,どうにもならない。
一般に,統制の主体による犯罪行為については,内部統制によって規律することが原理的に不可能なので,事後的な対処として,死刑や全財産没収刑等を含むウルトラ厳罰主義で対応するしかないと考えられる。
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