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2014年8月 3日 (日曜日)

筑紫島

単純に、「築四島」または「築支島」ではないかと考えるようになってきた。

『古事記』には「次生、筑紫島。此島亦、身一而、有面四。面毎有名。故、筑紫国謂、白日別。豊国、言、豊日別。肥国、言、建日向日豊久士比泥別。熊曾国、言、建日別。」とある。

「面」とは,現代でも「方面軍」などの語に用いられており,「地区」を意味する。

筑紫国の白日別は「白の王の分け地」、豊国の豊日別は「豊の王の分け地」、肥国の建日向日豊久士比泥別は「建(大王家)の日向王の豊櫛姫の分け地」、熊曾国(実は阿蘇国)は「建(大王家)の分け地」と解釈し得る。

白の王は、新羅の王、晋の王、秦の王などを考えることができる(山城国を邪馬城国と考えると、白を城として考えることも不可能ではない。)。

すると,九州全土を網羅していない。

いろんな本を読んでいると,最初から残地が少しもない状態で九州全域が完全に網羅されているという前提で考えている人が多すぎるように思う。

しかし,天孫降臨前には,天孫族の支配はなかったのだし,大国主神の国引きや神武東征等によって領土が拡大したことになっているのだし,まして,国生み時点での表現なので,九州の大部分の土地が『古事記』にある「四面」のいずれにも属さない土地だったとしても,少しも不思議はない。

先入観を全部取り払い,高天原(天竺)から倭国にやってきた人々がどのように侵略してその領土を拡張したのかを考えてみるとよい。

白地図を少しずつ塗っていくような作業となる。

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ここでは「日」を「国」として解釈している部分がある。

すなわち、略字の一種として理解している。

同様に考えると,「大日様信仰」として知られる「大日」は「大国」であり得ることになる。

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