« 2014年6月 | トップページ | 2014年8月 »

2014年7月30日 (水曜日)

IO DataのネットワークカメラQwatchにハイジャックされる可能性のある脆弱性

下記の記事が出ている。

 アイ・オーのネットワークカメラ「Qwatch」に脆弱性、覗き見される危険も
 Internet Watch: 2014/7/29
 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20140729_660051.html

 ネットワークカメラ「Qwatch(クウォッチ)」シリーズご愛用のお客様へお知らせ
 IO Data: 2014年7月
 http://www.iodata.jp/support/information/2014/qwatch/

| | コメント (0)

米国:抽象的な文言で構成される特許の有効性に関するAlice v. CLS Bank 連邦最高裁判決とその影響

下記の記事が出ている。

 Supreme Court's new rules on abstract patents hit Apple v. Samsung
 ars technica: July 30, 2014
 http://arstechnica.com/tech-policy/2014/07/supreme-courts-new-rules-on-abstract-patents-hit-apple-v-samsung/

 Supreme Court smashes “do it on a computer” patents in 9-0 opinion
 ars technica: June 20, 2014
 http://arstechnica.com/tech-policy/2014/06/supreme-court-smashes-do-it-on-a-computer-patents-in-9-0-opinion/

| | コメント (0)

イスラエル:ミサイル防衛システムが中国軍によってハックされていた?

下記の記事が出ている。

 Chinese military “hacked” Israel’s Iron Dome
 ars technica: July 30, 2014
 http://arstechnica.com/security/2014/07/chinese-military-hacked-israels-iron-dome/

| | コメント (0)

2014年7月29日 (火曜日)

クラウドサーバを手段として用いるDoS攻撃手法

下記の記事が出ている。

 Hackers seed Amazon cloud with potent denial-of-service bots
 ars technica: July 29, 2014
 http://arstechnica.com/security/2014/07/hackers-seed-amazon-cloud-with-potent-denial-of-service-bots/

外部からの侵入に対する防御だけではどうにもならない時代となっている。社会に重大な影響を与えるサイバー犯罪の中には,経営陣または幹部従業員によって実行されているものが決して少なくない。どんなに有名で信頼されている企業であっても,事情は全く変わらない。

防御手段は簡単で,より被害の少ないアーキテクチャを採用することだ。

クラウドを仮想ではなく物理的に区分された独立のサーバの集合体とした上で,仮想的にクラウドのように見せかけ,仮想的に集中処理をする手法などが考えられる。

この場合は,利用者がアウトソースせずに自己管理したほうがずっと低コストで済むという結果が生じ得るが,それはそれで仕方がない。必要なことをちゃんとやれば,どんな手法を採用してもやはり同程度のコストが発生するので,サービスの選択によるコスト低減効果は基本的に期待しないのが正しい。

クラウドを推進したい者は,「コスト削減」という商業宣伝広告を一切諦め,「自己管理では利用不可能なサービスの合理的な利用」という効用の側面を重視すべきだろうと思う。あとは利用者の判断と選択の問題だ。

| | コメント (0)

警察庁:特殊詐欺に関する情報提供のお願い・振り込め詐欺被害者が現金等を送付した住所の公表について

警察庁のサイトで,下記のとおり公表されている。

 特殊詐欺に関する情報提供のお願い・振り込め詐欺被害者が現金等を送付した住所の公表について
 警察庁:2014年7月25日
 http://www.npa.go.jp/pressrelease/souni/furikome_jyusyo.pdf

| | コメント (0)

2014年7月28日 (月曜日)

芳賀直哉『南方熊楠と神社合祀』

下記の書籍を読んだ。

 芳賀直哉
 南方熊楠と神社合祀
 静岡学術出版 (2011年7月1日)
 ISBN-13: 978-4903859637

良い本だと思う。

この本で紹介されている「わが国の古蹟を保存することは,愛国心を養う上において,また諸般の学術上はなはだ必要のことと思う」との南方熊楠の言葉は,まことにそのとおりだと言うしかない。

なお,南方氏は,おそらく建御名方神の子孫なのではないかと思う。

| | コメント (0)

韓国:インターネット中毒レポート

下記の記事が出ている。

 Love Child review: The human cost of Internet addiction in Korea
 ars technica: July 28, 2014
 http://arstechnica.com/gaming/2014/07/love-child-review-the-human-cost-of-internet-addiction-in-korea/

| | コメント (0)

詐欺メール

下記のメールが届いた。
愚かな・・・
なお,ソースを読むと,Return-Pathの@の前が「support」,@から後が「osirase.asia」となっている。
Fromは虚偽内容となっている。
toは(当然のことながら)私のメールアドレスなのだが,非公開ではないので,何らかの経路で入手したのだろうと思う。
[追記:2014年7月31日]
その後,同じ内容で,Return-Pathの@の前が「support」,@から後が「toiawase.asia」となっているものが届いた。
プロバイダは,犯罪メールのブロックのやり方を根本的に変えるべきだと思う。プロバイダも共犯者の場合にはどうにもならないのだが・・・
なお,しつこく何度も送信する行為は,ストーカー規制法に規定する「つきまとい行為」となる。
*************************************
弊社は調査業務、情報管理及び和解手続き代行等を主とした調査機関でございます。

 本日ご連絡致しましたのは、現在貴方がご契約されている
 インターネット総合コンテンツ提供サービス会社からの通告を放置し、
 利用料金を長期延滞している事に対し、起訴準備期間に入った事を報告致します。
 
 本通知メール到着より、翌営業日(営業時間内)までにご連絡を
 頂けない場合には、ご利用規約に伴い

 ①ご名義人調査開始
 ②各信用情報機関に対して個人情報の登録
  ③法的書類を準備作成の上、法的手続きの開始

 以上の手続きに入らせて頂きますので予めご了承下さい。

尚、法的手続きが開始されますと、管轄裁判所からの呼出状が発行され、執行官立ち会いのもと、
給料、財産や不動産、有価証券等の差押さえを含めた強制執行となりますので、ご注意下さい。


最近、個人情報を悪用する業者の手口も見受けられますので、
 万が一身に覚えのない場合でも、早急にご連絡下さい。


 ※メールでの返答には対応しておりませんのでご了承下さい。


【お問い合わせ先】
株式会社ITデータバンク
顧客管理部 
 担当:石川隆一・小泉麻衣子・工藤貴弘
お問い合わせ番号:03-4434-8553
受付時間:10:00~19:00



| | コメント (7)

2014年7月26日 (土曜日)

光熱費を安くするという電話勧誘詐欺?

電話がかかってきた。

明らかに詐欺と思われる。

諸々の事情を総合して考えると、「イ**ヤ」というスーパーマーケットの顧客情報が大量に漏れ流れ、犯罪組織が利用している可能性がある。

| | コメント (0)

2014年7月25日 (金曜日)

Microsoft IEを使用すると,攻撃者に対して脆弱性要素を教えることになる?

下記の記事が出ている。

 Hackers exploiting Internet Explorer to expose security flaws on a huge scale
 Guardian: 25 July, 2014
 http://www.theguardian.com/technology/2014/jul/25/hackers-exploiting-microsoft-internet-explorer-ie

 Researcher sat on critical IE bugs for THREE YEARS
 Register: 24 July, 2014
 http://www.theregister.co.uk/2014/07/24/vupens_critical_ie_bugs_were_dropped_after_
three_years/

| | コメント (0)

2014年7月24日 (木曜日)

個人データがバルクで取引される場合

データベースの著作物の一部である可能性が極めて高いことは誰でも認識できる。

著作権法違反の罪で処罰可能な事案が存在し得ると考える。

刑事罰までは難しいという事案でも,少なくとも不法行為(民法709条)の過失の存在は容易に認定可能だろう。

個人データを大量に入手する場合には,出所を確認し,その出所であるデータベースの保有者から承諾書を確定日付及び本人確認認証のある書面で獲得しない限り,違法性阻却はないと解するのが妥当だ。

| | コメント (0)

eBayが保有するStubHubの顧客情報を奪い取ったとの容疑で,ロシア人ハッカーなどがスペインとカナダで逮捕されたらしい

下記の記事が出ている。

 StubHub Breach Part of a Coordinated, International Cybercriminal Ring
 infoSecurity: 23 July 2014
 http://www.infosecurity-magazine.com/view/39442/stubhub-breach-part-of-a-coordinated-international-cybercriminal-ring/

| | コメント (0)

iPhoneとiPadにバックドア?

下記の記事が出ている。

 iSpy? Researcher exposes backdoor in iPhones and iPads 
 Naked Security: July 23, 2024
 http://nakedsecurity.sophos.com/2014/07/23/ispy-researcher-exposes-backdoor-in-iphones-and-ipads/

| | コメント (0)

WordPressのプラグインMailPoetにバックドア?

下記の記事が出ている。

 Mass exploit of WordPress plugin backdoors sites running Joomla, Magento too
 ars technica: July 24, 2014
 http://arstechnica.com/security/2014/07/mass-exploit-of-wordpress-plugin-backdoors-sites-running-joomla-magento-too/

| | コメント (0)

2014年7月23日 (水曜日)

イラク:サイバー内戦?

下記の記事が出ている。

 Iraq conflict breeds cyber-war among rival factions
 BBC: 22 July, 2014
 http://www.bbc.com/news/technology-28418951

| | コメント (0)

古代中国の残酷刑

下記のサイトを見つけた。

 中国古代各种残忍酷刑全曝光:绝对让你心惊肉跳
 http://club.xilu.com/emas/msgview-821955-5261241.html

日本の遺跡で発掘される各種石器・銅器・鉄器や人骨等を評価する際に,こういう観点も忘れてはならないのではないかと思う。

普通の社会科で習うレベルの戦争のイメージや刑罰のイメージだけで想像しようとすると,必ず間違う。

常に完全に即物的であることが求められ,一切の感情移入を捨てて観察し考察しなければならない。イデオロギー等も全て排除しなければならない。

なお,このサイトにある図の中で刑を執行している者の頭部にある冠のようなものにも着目すべきだろう。今後,古墳にある埴輪や石像等の評価に影響を与えるかもしれない。

***********************************

(余談)

日本の戦国時代に敗将の家族を全部処刑(斬首)してしまう例があるが,これは,古代中国における「夷三族」の刑と同一のものとも思われ,非常に興味深い。

「夷三族」の刑は、『晋書』にしばしば登場する。

| | コメント (0)

Apple iTime の特許出願

下記の記事が出ている。

 Patent application reveals Apple’s ‘iTime’ smartwatch
 Guardian: 22 July, 2014
 http://www.theguardian.com/technology/2014/jul/22/patent-application-reveals-apples-itime-smartwatch

 Forget the iWatch, Apple's wrist-worn device may be called the iTIME: Apple patent reveals details of gesture-controlled device
 Daily Mail: 22 July, 2014
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2701484/Forget-iWatch-iTIME-Apple-patent-reveals-gesture-controlled-wrist-worn-device-different-name.html

| | コメント (0)

2014年7月22日 (火曜日)

小野妹子

古代の小野氏の祖に,米餅搗大使主という人がいる。

別名を「鏨着大使主」という。

「鏨」は「せ」とも発音する。「着」を「き」または「こ」と発音すると仮定すると,「妹子(せこ)」と同音となる。

「大使主」は「おおきみ」と読むのが普通だが,私は「王の使者である主」という意味で「おおつかいぬし」と読むべきだろうと思っている。

米餅搗大使主を祀る神社として,小野神社(滋賀県大津市小野)がある。

同神社では,「天足彦国押人命(あまたらしひこくにおしひとのみこと)」も祭神として祀っている。

「天足彦」を「聖徳太子という名で執政した者」だと仮定した場合,「天足彦国押人」は,「聖徳太子の国政を補佐した者」という意味にもとれる。

また,「押」は,忍(押)系の人であることをも示すものと考える。

古代の人の名は二重・三重にうまく組み合わされて使われていることがある。

単なる空想・語呂合わせに過ぎないと笑われるかもしれない。語彙に乏しく,柔軟な発想ができない人には死ぬまでわからないことかもしれない。遺伝子または天命のなせるわざなので,いかんともし難い。

**********************************

(余談)

何だか知らないが,今朝は,軍用回転翼機が何度も頭上に飛来する。うるさい。

| | コメント (0)

聖徳太子像

魏晋南北朝時代の服飾史を調べるようになってからいろいろと疑問をもつようになった。

聖徳太子像と呼ばれ伝承されてきた絵画や像などの多くが女性のように見えてしまうのだ。

推古天皇の男装像かもしれないし,3人の比丘尼を理想化したものなのかもしれないが・・・よくわからない。

私見としては,「聖徳太子」という名で執政した誰かが存在したことは間違いないだろうと思う。

しかし,聖徳太子は実名ではなく現代流に言えば敬称(尊称)のようなものだ。

その実名を探すことが肝心だ。

一般に,「厩戸」が本名だとされるが,そうであるかどうかもよくわからない。仮に「厩戸」が実名だと仮定した場合,この名は,「うまこ」と読める。

「大化の改新」により蘇我氏が滅亡したことが後世の正史編纂の際の基本路線に深刻な影響を与えることになったのではないかと推測する。

日本の古代史では,物理的には同一の人間でありながら,史書や系図の上では別人として別の名で出てくることがしばしばあるし,同一人であることが明らかな者でも別名を多数もっていることが普通にある。このことは現代でも同じだ。

これは,血のつながりがなくても養子等により同系の者として扱うという日本の伝統とも深くかかわっていることではないかと思う。

過日,遺伝子解析の結果よりも民法上の推定を優先すべしとの最高裁判決が出されたが,この判決は,科学によって真実を発掘されてしまうことを恐れる復古派が多数派を形成してしまったことによる虚構の判決だろうと思っている。多数意見には法理論は全くない。自己が属する氏族の権威を守ろうとする情念と支配欲のみである。

**********************************

(余談)

古来なされてきた養子による問題の解決という方法は,実は非常に現代的で合理的なやり方だったと思っている。

要するに,実力主義・能力主義だ。

ただ,「名」を大事にする社会なので名目を整えるために養子制度が必要だった。

そして,建前がしっかりしていれば誰も文句を言わないという文化は,ある意味で非常に優れている。

名実ともに優れていれば最善なのだが,現実にはそういうわけにはいかないことが多い。

名と実をバランスさせることのできる古代からの知恵の一つと言えるだろう。

最近の浅薄な「能力主義」なる主張云々をみていると,いろいろと思うことがある。

**********************************

(余談2)

「蘇我馬子」と先代旧事本紀にある「物部馬古」とは同一人物であるとの説があり,私もそうなのだろうと思う。

蘇我氏と物部氏とが争い,物部守屋を殺して滅亡させたということになっているが,「蘇我」も「物部」も本当の氏ではなく,強いて言えば,いずれも広義での「秦」であろうと思われる。「秦」は,通常,「はた」と読まれるが,私は異なる意見を持っている。「はた」は訓読みの一つであることに間違いないのだけれども,本来の読み方ではない。「しん」が正しく,「秦族」が「神族」となる。

「蘇我」は系統を重視した呼称(別名)であり,「物部」は兵部という機能面を重視した呼称(別名)だと思われる。

「物部馬古」の冠位は,「大華上」とされるが,これは,「王である華夏の頂点に立つ者」ということを意味し,律令制時代以降の冠位とは本質的に全く異なるものだと考える。

| | コメント (0)

送り付け商法

下記の記事が出ている。

 頼んでもないのに無修正アダルトDVDが届き60万円請求される
 リアルライブ:2014年07月21日
 http://npn.co.jp/article/detail/70344181/

 送り付け商法で730万円売り上げ 特定商取引法違反で男4人逮捕
 産経ニュース:2014.6.26
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140626/crm14062616360015-n1.htm

警察庁や経産省の対応が正しくないのでこの種の事件が続発するのだと考えている。

この種の事案は,基本的には,刑法に規定する詐欺罪または恐喝罪または強要罪に該当する。特定商取引法によってではなく刑法によって対応すべきである。

したがって,被害者は,原則として,告訴するのが正しい対応となる。警察庁のホームページでも,「勝手に送り付けられた品物を証拠として添えて告訴してください」と明記すべきだと考える。

検察庁と警察庁は,この種の事案については,告訴があればそれを必ず受理し,捜査を開始するように全国の警察に通達を出すべきだ。無論,証拠不十分の事案もあるだろう。その場合には,嫌疑なし等として不起訴処分とすれば足りる。

ただし,この種の事案に限らず,一般に,告訴・告発をしても受理されないことがしばしばある。正しく法解釈のできない担当者や仕事をしたくない担当者にあたってしまった場合には必然的にそうなる。

しかし,行政機能を正常に機能させることができる状態にするのが人事というものなので,もしそれができないというのであれば,内閣総理大臣としては,法務大臣を更迭すべきだろうと思う。

なお,世間にはとんでもなく悪い奴がいくらでも存在し,適法に購入したのだけれども代金を支払いたくないために「送り付けられた」と主張する者もいるだろう。その場合には,そのような行為もまた別の犯罪を構成するので,適切に対応すれば良い。

問題は,そのいずれであるかを的確・迅速に判断できるだけの十分な能力をもった人材を確保するということに尽きる。能力主義に徹底すべきだろう。

| | コメント (0)

2014年7月21日 (月曜日)

eDNA-ネット上の行動パターンの解析によりコンピュータ利用者の飲酒や性生活の仔細まで判明する時代になった?

下記の記事が出ている。

 How your electronic DNA could be the secure login of the future
 Guardian: 18 July, 2014
 http://www.theguardian.com/technology/2014/jul/18/how-your-electronic-dna-could-be-the-secure-login-of-the-future

| | コメント (0)

2014年7月19日 (土曜日)

ランサムウェアの脅威が更に増大?

下記の記事が出ている。

 IT Pros Report Surge in Concern About Ransomware
 eSecurity Planet: July 18, 2014
 http://www.esecurityplanet.com/malware/it-pros-report-surge-in-concerns-about-ransomware.html

[追記:2014年7月21日]

関連記事を追加する。

 Critroni Ransomware Makes Its Way into the Wild
 infoSecurity: 20 July, 2014
 http://www.infosecurity-magazine.com/view/39389/critroni-ransomware-makes-its-way-into-the-wild/

| | コメント (0)

2014年7月18日 (金曜日)

中国製スキャナに潜むマルウェアにより機密情報を奪う新たなサイバー攻撃-Zombie Zero

下記の記事が出ている。

 How a Scanner Infected Corporate Systems and Stole Data: Beware Trojan Peripherals
 Forbes: July 10, 2014
 http://www.forbes.com/sites/kurtmarko/2014/07/10/trojan-hardware-spreads-apts/

 Malware hidden in Chinese inventory scanners targeted logistics, shipping firms
 PC World: July 10, 2014
 http://www.pcworld.com/article/2453100/malware-hidden-in-chinese-inventory-scanners-targeted-logistics-shipping-firms.html

| | コメント (0)

Ciscoの普及型ルータに重大なセキュリティホール?

下記の記事が出ている。

 Cisco warns of big remote management hole in tiny routers
 Naked Security: July 17, 2014
 http://nakedsecurity.sophos.com/2014/07/17/cisco-warns-of-big-remote-management-hole-in-tiny-routers/

[追記:2014年7月21日]

関連記事を追加する。

 Cisco Patches Critical Flaw in a Slew of Home Gateways
 infoSecurity: 19 July, 2014
 http://www.infosecurity-magazine.com/view/39388/cisco-patches-critical-flaw-in-a-slew-of-home-gateways/

| | コメント (0)

マレーシア航空の旅客機がロシア・ウクライナ上空で撃墜されたらしい

下記の記事が出ている。

 Malaysian airliner downed in Ukraine war zone, 295 dead
 REUTERS: July 17, 2014
 http://www.reuters.com/article/2014/07/17/us-ukraine-crisis-airplane-idUSKBN0FM22N20140717

ロシア領土内からウクライナ上空を飛行する大型機を撃墜するミサイルを発射してウクライナ領内の親ロシア派をロシアが支援しているのかもしれない。

問題は,対空ミサイルの自動識別システムがいい加減なものかもしれないということだ。軍用機と民間機の識別ができない可能性が非常に高い。

また,航空会社の危機管理能力にも重大な疑問がある。人災の可能性がある。ロシアと中国の対空ミサイル等は,破壊力においては非常に優れているけれども,その品質管理と自動制御システムの性能はかなり杜撰で,ときどき自爆事故のようなトラブルが発生していることは世界中の専門家が既に何度も指摘していることだ。つまり,戦時でなくとも中国上空やロシア上空を飛行することは,かなり高い確率で死を覚悟の上でなされるべきことになる。そういうことを承知の上で飛行経路を設定しているのだろうから,航空会社は常に100パーセントの損害賠償責任を負うべきだろうと考える。

ただし,航空会社の経営者がこのような意見を認めるはずがないので(認めると,ビジネスモデルそれ自体が破綻し,直ちに倒産に直結することになる。),旅行客が採ることのできる最善の防衛策としては,目いっぱいに掛け捨ての生命保険をかけておくということくらいしかない。

今後,イスラム勢力との緊張関係が高まる可能性もあり,彼らもロシア製や中国製の高性能対空ミサイルを保有しているので,同じようなことが世界中で発生する可能性は否定されない。

世界を旅することは死への旅立となり得る時代に入った。

[追記:2014年7月18日14:48]

関連記事を追加する。

 「民間機なのは100%間違いない」 ウクライナ情報機関、武装勢力の通話を公開
 J-CASTニュース:2014/7/18
 http://www.j-cast.com/2014/07/18210888.html?p=all

通話内容が捏造でないとすれば,新ロ派勢力による撃墜ということになる。約1万メートルの上空を飛行中の旅客機だったので,普通の対空兵器では撃墜は無理で,高性能レーダにより標的をロックオンするタイプのミサイル兵器を使用しなければ撃墜できない。

[追記:2014年7月19日]

関連記事を追加する。

 How US satellites pinpointed source of missile that shot down airliner
 ars technica: July 19, 2014
 http://arstechnica.com/tech-policy/2014/07/how-us-satellites-pinpointed-source-of-missile-that-shot-down-airliner/

 MH17 hit by missile from rebel-held Ukraine - Obama
 BBC: 18 July, 2014
 http://www.bbc.com/news/world-europe-28378388

 How flight MH17 was obliterated in just 12 seconds: BUK missile system carrying 150lbs of explosives fired at doomed Malaysian flight with 95% accuracy
 Daily Mail: 18 July, 2014
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2697068/How-MH17-obliterated-just-12-seconds-BUK-missile-carrying-150lbs-explosives-fired-doomed-Malaysian-flight-95-accuracy.html

なお,下記の記事も出ている。

 「完全で独立した調査」要求=意図的撃墜と非難-マレーシア機墜落で国連安保理
 時事通信:2014年7月19日
 http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2014071800543

この記事によれば,ロシアの代表は,「領空における民間機の安全を保証するのがその国の責任だ」と主張しているようだ。領空における民間機の安全を保障するためには親ロシア派を物理的に完全に抹殺してウクライナの実効支配を回復するしかないから,ロシア代表は,「さっさと皆殺しにしろ」と求めていることになりそうだが・・・

| | コメント (0)

Googleの無人自動車はテロリストのための強力な武器となり得る危険なものだとFBIが指摘

下記の記事が出ている。

 FBI: Google's driverless cars could be lethal weapons
 BBC: 17 July, 2014
 http://www.bbc.com/news/technology-28344219

私見によれば,全てのドローンがそうなので,ドローンが普及している国であればあるほどドローンハイジャックによる悲惨な未来が待っているということができる。

これらのことについても「サイバー犯罪の研究(五)」で触れた。

ロボットの利用は,特殊用途だけに限定すべきだと考える。

************************************

(余談)

部分的なロボットの開発も急ピッチで進められている。

人工的な指,手,腕,足などがそうだし,心臓ペースメーカなども同じ類型に属するものだと考えることができる。

これらはいずれも理論的にはハイジャック可能なので,それを装着した者の意思とは全く無関係な動作をすることがあり得る。装置のハイジャックによる殺人も当然に可能だろう。

| | コメント (0)

21世紀の偵察機

下記の記事が出ている。

 Flying spies: Surveillance planes after the Cold War
 BBC: 17 July, 2014
 http://www.bbc.com/future/story/20140716-flying-spies-of-the-21st-century

| | コメント (0)

Facebookなどのソーシャルメディアは軍(諜報機関)の監視用ツールか?

下記の記事が出ている。

 Air Force research: How to use social media to control people like drones
 ars technica: July 17, 2014
 http://arstechnica.com/information-technology/2014/07/air-force-research-how-to-use-social-media-to-control-people-like-drones/

もちろんそうだと思う。

もし私が軍司令官なら,当然,そのようにする。

特にFacebookは利用者とその関係者の個人データをどんどん集めて自動的に名寄せしてくれる便利なシステムなので,監視用ツールとしては最適だ。このことはLINEやTwitterなどでも基本的に変わらない。

だから,私は,SNSを使用しない。

自分自身は世界中の諜報機関等から24時間常時監視されているので,どうやっても逃れることができないと諦めている。しかし,私の知人や友人まで自動的に巻き添えにすることはできない。

| | コメント (2)

ロシアのハッカーはどのようにしてNASDAQのサーバをハックしたのか?

下記の記事が出ている。

 How elite hackers (almost) stole the NASDAQ
 ars technica: July 18, 2014
 http://arstechnica.com/security/2014/07/how-elite-hackers-almost-stole-the-nasdaq/

| | コメント (0)

2014年7月17日 (木曜日)

倭堕髻

日本の古墳から出土する埴輪の髪型や衣装には非常に変わったものがある。

現代の日本では似たものがなく,中国の少数民族にもない。

古代中国の遺物の中に何かヒントはないかと探し続けている。

エジプトに源流のあるものではないかと推定されるものがいくつか見つかり,検討中。おそらく,遅くとも魏の時代にはシルクロード経由でエジプトの工人がやってきていたのではないかと推定している。服飾だけではなく,例えば,陳の王墓のプランは,全体としてエジプトやギリシアの影響を受けているように思う。

魏晋南北朝(特に南朝)の貴婦人像や菩薩像の頭部にしばしばみられる大きな冠のようなものは,古代エジプトの王冠の形状と酷似している。

関連する王朝としては,プトレマイオス朝エジプトを想定すべきだろう。プトレマイオスはアレキサンドロスの将軍の一人で,大王の死後,エジプトでプトレマイオス朝を建て,アレキサンドロスの伝記(東征伝)を書いた。曹操の魏は,非常にインターナショナルな国家で,クシャン朝との密接な交流があったとされている。仏教(ヒンヅー教)の国だったと推定される。クシャン朝は,アレキサンドロスが中央アジアを征服して入植した都市国家群の後裔だろうと推定する見解があり,私見も同意見だ。アレキサンドロスの征服政策は,古代中国における「屯田」による支配形式と非常によく似ている。

クシャン朝が支配範囲を拡大する中で,ギリシアの神々とヒンヅーの神々との接触が発生し,密教の諸菩薩や諸神将のイメージが形成され,古代中国においてその完成をみることになったのではないかとも考えられる。その内容の大半は現代の中国には残されていない(特に文化大革命の際には残存していた文化の大半が破壊され,関係者が抹殺され,その歴史が完全に消去されてしまった。)。しかし,古代中国における仏教(ヒンヅー教)の教義や関連文物の重要部分の圧倒的多数が古代の日本国に渡来し,姿を変えながらも現在まで伝承されている。いわば生きた文化化石とでも言うべきもので,世界的にも極めて貴重な文化資産ということになるのだろうと思う。

これとは別に,日本の古墳等の出土埴輪の中には婦人の非常に奇妙な髪型を示す埴輪が何種類かあり,きっと部族的な特徴を示すものだろうと思ってきた。

最近,やっとヒントらしきものにたどりつくことができた。

それは,北魏(鮮卑族)の婦人にみられる「倭堕髻」という名のヘアスタイルだ。この「倭堕髻」は,現代の学者がつけた名ではなく,当時の命名らしい。

非常に興味深い。

ちなみに「倭堕」の読みは不明だ。「ホータン」だろうか?それとも「ワタ」だろうか?

**********************************

漢代北方民族の女性の髪形の中に,日本の神社の巫女の髪型とそっくりのものがある。ほとんど同じと言ってよい。

この髪型は,垂髻,垂云髻,椎髻と同じ類型に入れることが可能ではないかと思う。

漢代の馬王堆古墳出土の舞俑にもそのようなものが含まれている。

これまた非常に興味深い。

**********************************

古代の神様の復元図等でよく見られる垂挂髻は,元は中国の女性の髪型の一種だったようだ。天照大神は,そのような髪に結い,完全武装した上で,素戔嗚神の前に立ちはだかったとある。

神様ではないが,聖徳太子像の髪型も何となく古代中国の女性の髪型の一種のように見える。

**********************************

古代の契丹族の服飾には古代日本の服飾と似たようなものが見つかることがあるが,古代女真族の服飾との類似性はかなり希薄ではないかと思う。

なお,契丹族の出自は不明だが,鮮卑族の後裔とする見解が有力なようだ。

**********************************

かくして,薬草の神様である少彦名神となった古代の「誰か」を探す旅は終盤に入った。ほぼ確信めいたものが形成されつつある。

これを確定することなしには,日本国の全学問の基礎を正しく確立することができない。現在の日本国の学問の多くは,脆い砂丘の上に立つ楼閣に過ぎない。楼閣それ自体がいかに壮麗であるとしても,ちょっとしたことで倒壊し,全崩壊する可能性が極めて高い。

日本国の全ての学者は,「常識」や「通説」を疑うという学者本来の使命を思い出すべきだ。

しかし,暗記中心で単純再生産マシーンとしての職業教員を生産するための手段である「過程博士」というシステムでは,真に才能のある例外的な人を除いては,あるべき研究者を育てることは不可能だ。単なるコピー的な大量生産装置に過ぎない。そこで生産される研究者もコピーする能力しかもっていない。最初からそのようなものとして培養されてきたからだ。廃止し,旧に復するべきだと考える。各分野にいおいて,「博士」は100年に1人くらいで良い。真に才能のある者は,それくらいの確率でしか発生しない。そもそも遺伝子の組み合わせと突然変異の確率問題なので,教育と訓練によって解決できる課題ではない。教育者は,真に才能のある者を見出し,支援し,触媒としてい機能するくらいのことしかできない。

| | コメント (0)

最高裁:推定と擬制の相違を否定した事例

下記の記事が出ている。

 父子関係、DNAで覆せず=「婚姻中は夫の子」で初判断-血縁なくても認定・最高裁
 時事通信:2014/07/17
 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2014071700561

遺伝子による系統判断という科学的真理を一切否定する魔女狩り的判決と言える。

さすがに裁判官出身の白木判事と金築判事は、反対意見。両氏とも立派な裁判官だ。個人的に面識があり,個性は強く,見解の当否について異論のある部分もないではないが,私は信頼している。

それはさておき,一般に,「推定」は確たる立証があれば覆すことができるというのが法律学上の公理の一つだ。遺伝子解析よりも精度の高い証明方法はちょっとなさそうなのに,それでも覆せないとなると,事実上,反証は一切許さないと判決をしたのと同じことになる。法治主義に完全に反する。

しかしながら,とにもかくにもこういう判決が出た以上,全ての法律用語辞典は書き換えられなければならないことになった。

すなわち,「推定」は「覆すことができない」。したがって,「推定」と「見做す」とを区別することもできない。

司法試験の出題において,推定と擬制の相違を問う問題を出すこともできなくなる。

また,刑事裁判においてDNA鑑定を証拠とすることができない。更に,個人識別において,遺伝子要素を用いてはならない。虚偽であろうと間違いであろうと何でもかまわず,戸籍に記載された文字だけを頼りに判断すべしというのが今回の最高裁判決のご託宣ということになる。

私も大学ではそのように教えることにしよう。 

元裁判官として,あまりにも情けない判決としか言いようがないのだけれど,判決は判決だ。

日本国は確実に腐食しつつある。

(余談)

裁判官も神ではなく人の子なので,間違うことはある。

最高裁判事全員が間違ってしまった事例は(冤罪事件の歴史をみれば明明白白のとおり)いくらでもある。

それゆえ,私は,既出の論文等において判決の無効論を主張してきた。最高裁判決については,先例としての拘束力をもたないというかたちで解釈論を展開している。

(余談2)

嫡出子と非嫡出子との相違を差別と解する見解との整合性も検討を要する。

なぜなら,法律上推定される子と推定されない子との間で差を設けることが差別となり得るからだ。

同じ手法によって解析された結果として,推定される子と推定されない子のどちらについても99.99パーセントの確率で親子関係が認められる場合,相違は,戸籍の記載だけということになる。にもかかわらず,事実ではなく戸籍に記された文字を尊重すべきかどうかという価値判断になる。

他方で,今後は,遺伝子の相違に着目した微細な治療方法がどんどん増えてくると考えられる。その場合,医療の分野では戸籍記載を完全に無視して事実を直視した治療をしなければ医療過誤事件が発生しかねない。そういうことも考えなければならない。

(余談3)

病院等において新生児の取り違えなどの過誤が発生し,別人の子を自分の子と思って育ててしまっていたことが後に判明するという事例が少なからず存在する。このような事例でも決め手になるのは遺伝子解析だ。このような事例では,戸籍訂正等の手続きにより対応している場合がある。しかし,今回の最高裁判決は,このような事案についても深刻な影響を及ぼす危険性がかなりあると考えられる。

他方で,戸籍上では親子関係が認められなくても遺伝子上では親子関係のある者については,当然,相続権を認めてしかるべきだと考える。戸籍上の記載は,単なる符号に過ぎないので,事実を優先すべきだからだ。このことは,大災害等により戸籍記録が全て消滅してしまったらどうなるか(あるいは,可能性としてはほとんどないかもしれないが,戸籍制度が廃止されたらどうなるか)というようなことを想定してみると明らかだと思われる。そのような場合には,遺伝子鑑定により親子関係等を決定するしかない。すると,民法上の親子関係の推定規定とは全く無関係に,遺伝子上の親子関係の確認を求める訴えを考える必要があり,その訴えの利益を肯定すべきことになる。異論は多いと思われるが,ミクロ的にではなく,マクロ的に全ての法制度を整合的に維持しようとするのであれば,私見が最も正しい。ミクロ的な視野・考察能力しかない者(キャパに欠ける者)には「思考可能性がない」という意味で理解不可能なことかもしれないが・・・

| | コメント (0)

株式会社MCMのちらし広告

帰宅したら,妻から,「こんなのが入ってたよ」と渡された紙が1枚。

「毎月お支払いのネット料金がお安くできます」と書いてあった。

会社の名前は「株式会社MCM」。しかし,それしか書いていない。本店所在地の記載はない。

申し込みの電話番号だけは書いてある。

 0120(984)011

しかし・・・

私なら絶対に申し込まない。

というわけで,またまたサンプル収集に成功という次第。標本として大事に保管しようと思う。

| | コメント (0)

MicrosoftがEUの「忘れ去られる権利(right to be forgotten)」の要請に応じる準備

下記の記事が出ている。

 Microsoft starts taking EU 'right to be forgotten' requests
 REUTERS: July 16, 2014
 http://www.reuters.com/article/2014/07/16/us-eu-privacy-microsoft-idUSKBN0FL2NX20140716

日本国では,名簿業者が存在するので,この要請を実現することは不可能だ。では,名簿業者を壊滅させることが可能かというと,これまた不可能だ。

かくして,日本国の法制は,EUの個人データ保護指令の枠組みとコンパチブルではないということに確定する。

結果的に,日本国とEU間での貿易・交流に重大な支障が発生することになる。

しかし,名簿業者を撲滅することが不可能である以上,最悪の結果を回避する方法がない。

| | コメント (2)

韓国:日本国の国家主権を否定か?

下記の記事が出ている。

 韓国、「日本の了解必要」に反発 在日米軍出動で
 共同通信:2014年7月16日
 http://www.47news.jp/CN/201407/CN2014071601001860.html

私は自民党の支持者ではない。首相の支持者でもない。しかし,韓国が問題としている首相答弁に問題はないと考える。主権国家である以上,仮にそれが建前に過ぎないとしても,当然述べることを述べたのに過ぎないと判断する。このことについて,米国も何ら問題としていない。

韓国が反発するのは,要するに,日本国の国家主権を認めていないということに尽きるのだろうと思う。

国家の自主独立は,現在の国連を中心とする世界秩序では当然の前提だ。

それが世界の秩序だということを理解したくないのなら,韓国は,国連を脱退すべきだと思う。

なお,そのような国のようなので,日本国の企業は適切・妥当にリスク評価を行い,基本的には全資産を撤収してしまうのが望ましいと考える。

(余談)

米国軍司令部も警戒を強めたほうが良いと考える。

韓国の大統領は,米軍を自分が指揮できると勘違いしているフシがある。仮にそうだとして,駐留米軍に対し,「中華人民共和国人民解放軍に編入する」との命令を下す危険性が全くないとは言えない。そのような命令が下されることは非現実的なことかもしれないが,米軍用の重要な物資や情報を中国に横流しすることはこれまでもあったし(←公式にはハックされた,あるいは,個人的な犯罪としてそのような結果になったということになっている。),これからもあるだろう。要注意としか言いようがない。

| | コメント (0)

Googleの戦闘支援用犬型ロボットが実用化?

下記の記事が出ている。

 Semper Fi, boy: Google's robot dog 'Cujo' goes on patrol with the Marines as it carries up to 400lbs of their kit and weapons
 Daily Mail: 15 July, 2014
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2692328/Here-Cujo-Marines-let-Google-owned-Big-Dog-robot-live-military-trial.html

| | コメント (0)

良いパスワードと良くないパスワード

下記の記事が出ている。

 Mathematics makes strong case that “snoopy2” can be just fine as a password
 ars technica: July 17, 2014
 http://arstechnica.com/security/2014/07/mathematics-makes-strong-case-that-snoopy2-can-be-just-fine-as-a-password/

| | コメント (0)

米国:タリバンと関係を有するとされるサイバー聖戦実行者である者に対し,拘禁刑12年6月の判決

下記の記事が出ている。

 British cyber-jihadist Babar Ahmad jailed in US
 BBC: 16 July, 2014
 http://www.bbc.com/news/uk-28335976

| | コメント (0)

女性を裸にして楽しむことしか考えられない下品な人々

女優は脱がなければならない,あるいは性交シーンを演じなければ一人前ではない・・・といった観念から逃れられない下品な人々が支配的である限り,日本の映画業界に未来はない。

きちんとした舞台芸術では,裸になることなどないけれど,それでもしっかりと男女の情愛を表現することができるし,逆にそれができなければ一人前の俳優さんではない。

裸を見たければストリップ劇場に行けば良いし,女性を裸にしたければストリップ劇場の興行主になれば良いと思う。

誤解を避けるために付言しておくと,ストリップは,生きた裸体を素材とする芸術の一種として理解することが可能なので,そのような意味においては,それ自体として,決して下品な職業だとは思っていない。下品だと考えるかどうかは,文化や価値観の相違に基づく。

大事なことは,何でもかんでも混同し,同一視してしまうことはいけないということだ。まして,自分が特定の女優の裸を見たいという下劣な欲望を持っている者が,その欲望を合理化するために「裸にならなければ一人前ではない」といった映画評論等を書くことについては,私は,評論でも何でもなく,単なるスケベに過ぎないと思っている。

ここでも誤解を避けるために付言しておくと,「スケベであること」それ自体は,人類の繁殖のために不可欠なことなので,悪いことだとは全く思っていない。全ての結婚は,文化人類学的には「社会が特定個人のスケベを公認するための社会的儀礼の一種」として考察することが可能だ。

ただし,TPOをわきまえないといけない。それをわきまえないと,セクハラやストーカー行為その他で問題となり,人生を誤ることもあり得る。

日本では,ハレとケを巧みに使い分けることによって,自己矛盾しがちな性の文化を上手にコントロールし,社会的に破綻をもたらすことのないようにしてきた。そのことも正確に理解すべきだろうと思っている。

| | コメント (0)

2014年7月16日 (水曜日)

SSDの寿命

先日,あるところでSSDの寿命について話題になった。

正直に言うとあまり興味がなくて調べていなかった(笑)。

そこで,ちょっと調べてみた。

下記の記事を見つけた。

 Intel・SamsungなどのSSDがどれぐらいの寿命なのか長期間の耐久テストで判明
 Gigazine: 2014年6月18日
 http://gigazine.net/news/20140618-ssd-endurance-experiment/

なかなか興味深い。

| | コメント (0)

インド:ハッキングの嵐?

下記の記事が出ている。

 9,174 Indian Websites Hacked till May: IT Minister
 NDTV: July 15, 2014
 http://www.ndtv.com/article/india/9-174-indian-websites-hacked-till-may-it-minister-558900

イスラム対ヒンヅーというリスク要素が存在することは否定できない。

中東情勢がどこまで波及することになるのか・・・現実を冷静かつ注意深く観察し続けなければならない。

| | コメント (0)

Cyberlawブログのアクセス総数が200万アクセス超

このサイトの単独のアクセス総数が200万アクセスを超えた。

もちろんロボットによる巡回もあるので,人間が200万回アクセスしたということにはならず,形式的な数値に過ぎないのだが,それにしてもこんな地味な話題のサイトにアクセスがあるとは・・・

このブログは,自分の研究用素材メモを一般公開しているだけのもので,論文でも公式文書でも何でもなく,基本的に唯我独尊という姿勢でやっている。かなり自己主張の強い記事もある。

にもかかわらず読者があるということは,とてもありがたいことだと思う。

ただ,このブログは,メモなので,引用・参照している他のニュース記事等の信頼性評価はしていない。過去には,私の記事を単純にパクって「特ダネ」として報道し,大失敗をした新聞記者もいる。

私のブログを「ネタさがしツール」として使うのは各人の自由だけれども,ソース(オリジナル)にアクセスして内容を吟味し,各自で信頼性評価をしてからそれぞれの用途に使うという当たり前のやり方で使ってほしいと思う。

また,私のブログ記事をほぼそのまま他の論説や学位論文等に転用するのはやめてほしい。私のブログは,公開サイトなので,マッチングの方法によりコピペが簡単に見破られるようになっている。著作権侵害云々を論ずる以前の問題で,極めて愚かな行動だと思う。

そういうわけで,私は,へたくそでもミスタイプが混じっていても,日々,コツコツと手入力でこのブログを書き続ける。

| | コメント (2)

CNETのWebサイトがロシア人ハッカーグループにハックされたらしい

下記の記事が出ている。

 CNET website and 1 million passwords compromised by Russian hacker group
 Naked Security: July 15, 2014
 http://nakedsecurity.sophos.com/2014/07/15/cnet-website-and-1-million-passwords-compromised-by-russian-hacker-group/

 CNET attacked by Russian hacker group
 BBC: 15 July, 2014
 http://www.bbc.com/news/technology-28289975

| | コメント (0)

英国諜報機関GCHQのサイバースパイ技法のリストがネット上で暴露されてしまったらしい

下記の記事が出ている。

 GCHQ leak lists UK cyber-spies' hacking tools
 BBC: 15 July, 2014
 http://www.bbc.com/news/technology-28306819

 GCHQ’s “Chinese menu” of tools spreads disinformation across Internet
 ars technica: July 16, 2014
 http://arstechnica.com/security/2014/07/ghcqs-chinese-menu-of-tools-spread-disinformation-across-internet/

| | コメント (0)

2014年7月15日 (火曜日)

セキュリティとプライバシーの越境問題

下記の記事が出ている。

 Obama administration says the world’s servers are ours
 ars technica: July 15, 2014
 http://arstechnica.com/tech-policy/2014/07/obama-administration-says-the-worlds-servers-are-ours/

こういう問題があることは最初からわかっていたので,サイバー犯罪条約が締結された。

それを主導したのは米国だ。

そもそも産業のグローバル化を推進したのも米国だ。

誰も彼もが記憶回路に障害があるらしく,昨日の自分の行動を覚えていない。

あるいは,このことを根拠に法制面等でも更に米国による支配を進めるという意思表明なのかもしれない。

所詮,世界は理想によってではなく,露骨な実力によって支配されているので,強いほうに従うしかない。

ちなみに,私は,国防上の理由等により,物理サーバを国外に置くことには反対してきた。

もちろん,コストが上昇する。しかし,そのコスト支出は国防費の一部だと考えるべきで,ビジネスベースだけで物事を考えるのはよろしくない。しかし,日本の国防がしっかりしていると非常に困る国々が現実に存在しているし,その手先のような人々が日本国内に多数存在するので,なかなか難しい・・・

| | コメント (0)

Raspberryの改良型PiコンピュータB+

下記の記事が出ている。

 Redesign for barebones Raspberry Pi computer
 BBC: 14 July, 2014
 http://www.bbc.com/news/technology-28263659

| | コメント (0)

ビデオリサーチが録画視聴率の調査

下記の記事が出ている。

 録画視聴率を初公表=ビデオリサーチ
 時事通信:2014/07/14
 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014071400858

ビデオリサーチの個人情報保護方針は「個人情報の利用は、本人に同意を得た利用目的の範囲内とします」と規定しているが,今回の調査について個別に同意をとったという事実はないようなので,ビデオリサーチとしては今回の統計調査の対象データを個人情報ではないと認識・理解しているのだろうと推測する。

すると,個人利用者が本当に再生したのかどうかが不明な統計結果だという評価にならざるを得ない。例えば,テレビ局と何らかの関連を有する者が意図的に何回も再生し,再生回数の水増しをしているような場合でも全くわからないということになる。

逆にそのような濫用例を排除できているというのであれば,個人識別可能なかたちでサンプルを収集したことになり,同意のない利用という結論にならざるを得ない。

それはさておき,個人の些細な行動まで全部監視されてまでテレビドラマを視聴する価値があるのかどうか,国民は冷静に考えるべき時期に来ていると思う。実際問題として,駄作ばかりだ。芸術作品と言えるものは滅多にない。人生の貴重な時間をそんなくだらないものを視聴するために浪費するのはやめたほうが良い。要するに,テレビ娯楽をやめてしまうのが一番だ。

(余談)

個人データの利用停止を求められた場合,法解釈論としては様々な問題があり得る。仮に利用停止をしたとすると,先になされた統計結果は,後発的に根拠の一部を喪失することになる。したがって,個人データに関するものである限り,統計結果は「暫定値」と明記して公表すべきもので,確定値を出すことは法の適正な執行の観点から,理論的には「あり得ないこと」だという前提で全ての運用を構築し直すのがベターだと思われる。

また,数値計算を重視するタイプの経営学や経済学では,前提とするデータが浮動的なものであり確定値は存在し得ないという前提でものごとを考えたほうが安全ではないかと思う。

| | コメント (0)

2014年7月14日 (月曜日)

Guardian破壊命令・・・が存在したとの事実がリークされたらしい

下記の記事が出ている。

 E-mails show NSA monitored destruction of Snowden data at The Guardian
 ars technica: July 14, 2014
 http://arstechnica.com/tech-policy/2014/07/emails-show-nsa-monitored-destruction-of-snowden-data-at-the-guardian/

*****************************

(余談)

かつて「SDガンダム」というものがあって,割と好きだった。

「ガンダム破壊命令」というのを思い出してしまった。しょうもないネタだった(笑)。

| | コメント (0)

2014年7月13日 (日曜日)

米国:Boeing等の軍事産業の機密情報を奪ったとの容疑で,中国人を起訴

下記の記事が出ている。

 US alleges Chinese hacked military firms
 Press TV: July 12, 2014
 http://www.presstv.ir/detail/2014/07/12/371018/us-alleges-chinese-hacked-military-firms/

 China national charged in hacking plot to steal US military data
 BBC: 12 July, 2014
 http://www.bbc.com/news/world-asia-china-28276511

| | コメント (0)

女性限定または男性限定の学校

平等主義を採らない者または区別主義者であれば(その見解の当否はともかくとして)論理それ自体に矛盾はない。

ところが,平等主義を強く標榜する者でありながら,女性限定または男性限定の学校を設ける者があるとすれば,その者は,自分の言動(論理)に何ら矛盾を感じないのだろうか。何も矛盾を感じないとすれば,それは真の平等主義者ではない。

限定とすることなく,平等とすべきだろう。

なお,「今後は女性中心の時代になる。」との意見もある。一般国民がそのように述べるのであれば,それは,思想信条の自由・表現の自由の範囲内に含まれるかもしれない。しかし,国家機関の構成員がそのように述べる場合には,露骨に憲法違反行為となる。「女性中心」では憲法の定める男女平等の原則に真っ向から反対してしまうことになるからだ。公務員には憲法順守義務があり,憲法の定めに反する言動は許されない。

「女性中心」であっても「男性中心」であってもならない。平等でなければならないのだ。

このような小学生でもわかる簡単な原理を理解できない者は,日本語の文字を読んで理解する能力に欠けていることになるわけで,国政の担当者としては適切ではない。

| | コメント (0)

Gameover ZeusマルウェアとCryptolockerマルウェアがまた流行中?

下記の記事が出ている。

 Gameover Zeus returns: thieving malware rises a month after police action
 Guardian: 11 July, 2014
 http://www.theguardian.com/technology/2014/jul/11/gameover-zeus-criminal-malware-police-hacking

 Crooks Seek Revival of ‘Gameover Zeus’ Botnet
 Krebs on Security: July 10, 2014
 http://krebsonsecurity.com/2014/07/crooks-seek-rivival-of-gameover-zeus-botnet/

| | コメント (0)

堀部政男・新保史生・野村 至『OECDプライバシーガイドライン - 30年の進化と未来』

新保先生から下記の書籍の寄贈を受けた。丁寧に読んだので,やっと読み終えた。

 堀部政男・新保史生・野村 至
 OECDプライバシーガイドライン - 30年の進化と未来
 JIPDEC (2014/5/23)
 ISBN-13: 978-4890780334

有用な書籍だと思う。

今後の個人情報保護法の改正について考える上でも非常に参考になる。

************************************

(余談)

私自身は,現在の改正議論では「あまりにもなまぬるすぎる」と思っているだが,為政者には為政者の考えがあるのだろう。仲間を苦境に陥れることはできないという現実的かつ政治的な要請もある。

「理想は常に実現されない」というのが世間というものなので,どんな改正をやっても必ず不満が残る。

しかし,悪い点を少しでも改良することそれ自体には意味があると思う。

私見としては,どう考えても「なまぬるい」と思っているので,現行法を完全に廃棄して最初からつくりなおしたほうが良いと思っている。しかし,多数意見になることはあり得ない。

現実的な立法活動には一切関与しないことにしている。ヒントを求めてくる人がいても,適当なことを言って追い払うようにしている。

| | コメント (0)

遠山美都男『日本古代史の読み方 456-785』

昨日,たまたま駅の書店でみつけ,購入して読んでみた。

 遠山美都男
 日本古代史の読み方 456-785
 中経出版 (2013/10/31)
 ISBN-13: 978-4046000262

雑誌・歴史読本に連載されていたものを1冊にまとめたもののようだ。

遠山美都男氏の著作は,基本的に『日本書紀』について虚構説をベースとしているので,その見解に対して批判的な立場からは評価できない書籍ということになるかもしれない。

しかし,どのような見解であっても,完全に全部ダメという見解は少ないし,完全に全部素晴らしい見解というものもない。そもそもタイムマシンが存在しないので,全ては乏しい史料からの推論(事実認定)という思考作用の結果として生まれる主観的な産物でしかあり得ない。このことは,私自身が推論している古代の場合でも全く同じことだ。

そういう前提で,注意しながら読んでみると,非常によく史料研究がなされていることは間違いないと思う。ただ,史料は証拠の一種であり,かつ,その意味内容が証拠価値を有するものなので,どうしても主観的評価の相違によって史料としての意味付けが異なってしまうという結果になっているのに過ぎないのだと思う。

これらのことは,現代の裁判官が書く判決でも全く同じことだ。

考古学上の発見などが次第に蓄積されてきており,戦前及びGHQ統治時代には思想統制の目的で禁書または危険思想として廃棄されてしまったような書籍・資料が再発見された再評価される時代となってきたので,今後,日本の古代史はどんどん書き換えられることになるだろう。

ただ,ある部分については政治的限界はある。

それは,古代ではなくまさに現時点での真の統治そのものの根幹にかかわる部分だからだ。しかも,それは,例えば,政府に反対している左翼系の人々でさえ本当は支配者側に回っている場合があるというような具合に極めて複雑怪奇なものなので,ものごとについて思索する場合に単純化しすぎる傾向のある人にとっては厄介な社会的障害の一つであるかもしれない。

所詮,社会というものは,支配者と被支配者との複雑な組み合わせて構成されており,この構図が消滅することはあり得ない。

そこらへんのことをよく考えながら,奇妙かつ幼児的な理想論や観念論に依拠して演繹的にものごとを考えるのではなく,時間がかかっても地道に帰納的にものごとを整理して評価し直すという態度のほうが正しいのではないかと常に思っている。

| | コメント (0)

脳の中の「欲望」の棲家

下記の記事が出ている。

 The brain on porn: Researchers find sex addicts get the same high as a drug addict getting a hit
 Daily Mail: 11 July,2014
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2689464/Pornography-gives-sex-addicts-high-DRUGS-isnt-addictive.html

ある程度まで他人の情動を遠隔操作することのできる時代に入ったと思われる。

「自由意思」はない。

法学上の責任能力に関する基礎理論は,完全に廃棄と再構築を求められている。

| | コメント (0)

中国:AppleのiPhoneは,国防の観点からすると,中国の敵?

下記の記事が出ている。

 Apple iPhone a danger to China national security: state media
 REUTERS: July 12, 2014
 http://www.reuters.com/article/2014/07/12/us-apple-china-idUSKBN0FH0FV20140712

相対的な問題だと思う。

もし中国政府が米国と友好的であれば,このような議論は起きない。

議論が起きるということは,米国と交戦する準備ができたということを意味するのかもしれない。

そのような準備をせざるを得ないほど,国内政治的には末期症状的で,中国共産党による支配が崩壊し,(例えば軍閥による露骨な割拠,あるいは,習氏を皇帝とする新王朝の樹立など)次の統治形態へと移行する前夜であることを示す兆候だと考えることも,あながち荒唐無稽ではないと考える。

| | コメント (0)

米国:Amazonで「phony negative」なレビューを掲載している者について,個人データを開示するよう命ずる決定

下記の記事が出ている。

 Judge orders unmasking of Amazon.com “negative” reviewers
 ars technica: July 12, 2014
 http://arstechnica.com/tech-policy/2014/07/judge-orders-unmasking-of-amazon-com-negative-reviewers/

意図的に虚偽内容のネガティブキャンペーンを行えば,業務妨害罪が成立することがあり得るので,そのことから考えれば当たり前の決定ということになるかもしれない。

ただ,何が虚偽で何が真実であるかは・・・単なる多数決で決定されてしまうことがある。例えば,ガリレオがその典型例だ。真理を述べていても悪魔として抑圧されてしまうことがある。

裁判官は,基本的に,真理の探究者ではないので,たとえそれが真理とは異なるものだとしても,証拠上の多数決(優越)に基づいて判断を示すしかない。

それゆえ,なかなか難しい問題がある。

| | コメント (0)

宮内則雄(茂木和平監修)『新説 日本人の苗字とその起源-縄文人・弥生人のあだ名としての苗字』

Amazonから届いた下記の書籍が届いたので読んでみた。

 宮内則雄(茂木和平監修)
 新説 日本人の苗字とその起源-縄文人・弥生人のあだ名としての苗字
 批評社 (2011/01/25)
 ISBN-13: 978-4826505383

茂木和平氏の『埼玉苗字辞典』をベースとしている。

 http://homepage1.nifty.com/joichi/

基本的には,通説に従い,朝鮮半島からの渡来説を前提にした考察結果なので,古名を朝鮮語で解釈するという手法が採られている。この朝鮮語なるものがやや面倒で,魏晋南北朝のころの古代中国東北部周辺に主流であった語とほぼ同一の語群と考えるかどうかで相当異なった解釈結果が出てくるだろうと思う。

学問の自由はあるので,一つの解釈としてはとても参考になる。特に注目して読んだのは,古代の阿部氏の「阿」を朝鮮語ではどのように解するべきかというあたりだった。この本の主張に従えば,漢語の「我」と同じような意味だということになるだろうと思う。また,「倭人」も「阿人」となり,「倭国」も「阿国」ということになるという論理的帰結になる。「阿部氏の国」という意味か・・・ちなみに,魏の曹操の幼名は「阿満」だ。

古代の阿部氏は,秦族と同義なので,秦族の宗家ということになるのかもしれない。後に,秦氏は,東日本中心の支族と西日本中心の支族とに分かれるが,これは,天孫降臨の際の国譲りと大いに関係がありそうだ。

なお,この本では,主に東日本にある「苗字」(←「氏」ではない)を中心にして論じている。

西日本で同じような研究をしたくても,いわゆる差別問題が非常に大きな社会問題として存在しており,なかなか難しい状況が発生することを想定しなければならない。西日本は厄介なところだ。

東日本(特に北部)では富が集中するような巨大都市が発達しなかったので(江戸でさえ,徳川家康がやってくるまでは寒村に過ぎなかった。家康は千代田村を現在の茨城県に全員移住させた上で,その地に江戸城を築造したのだが,千代田村の現在の農業従事者人口等を調べてみれば,当時の千代田村の規模や様子をある程度まで推定することができるだろう。ちなみに,「千代田」という名は非常に意味深な名前だと思う。),差別問題がないとはいわないが,西日本とは社会環境が全く異なる。西日本しか知らない人々は,そういうことを全く理解できないことが少なくないようだし,その逆もまたしかりなので,まず見解の一致をみることを期待できない。それゆえ,賢い人はこの問題を絶対に話題にしない。

おそらく,そういうことを考慮した上での研究成果ということなのだろう。

しかし,古代からの流れを論述しているので,結局,日本全土と朝鮮半島の古代史を論述している。

読んでみて「これは違うのではないか?」と思う部分も多々あったが,まあとにかくよく調べており,一般論としても「広く多様な見解を知ること」は非常に重要なことなので,その意味で勉強になった。

| | コメント (0)

2014年7月12日 (土曜日)

オムロンがJR東乗降客調査のために撮影した個人データを目的外利用か?

下記の記事が出ている。

 オムロン、利用客映像を無断流用 JR東の4駅
 共同通信:2014年7月12日
 http://www.47news.jp/CN/201407/CN2014071201001372.html

報道されているとおりの事実があったかどうかはまだ流動的な部分がある。

仮に事実だとすれば,主務大臣(国土交通大臣?)の動静に注目すべきだと考える。

もし注意処分程度の甘い対応しかしないとすれば,要するに,政府は個人情報保護にはあまり興味がないということを実証したことになるだろう。

以下はあくまでも一般論。

現行の個人情報保護法には直罰規定がない。それは,行政監督のほうが合理的な対応を可能とするからだと通説は説明している。

私は,通説の見解は間違いだと思っているのだが,それはさておき,通説に立脚する学者は,「主務大臣が可能な限り厳しい行政処分をする必要がある」と主張すべきだと思う。

もしそのように主張しないのであるなら,要するに,「何もしない」という「ことなかれ主義者」であることを自ら実証するのと同じだとの批判を受けても何も返答できなくなってしまうのではなかろうか。

[追記:2014年7月13日]

JRが信用を回復するための方法は一つしかないと考える。

それは,オムロン及び関連企業との関係を完全に断ち切り,今後一切契約(委託)しないこととし,かつ,これまで支払った代金等を全額損害賠償金として取り戻すべきだ。そして,厳正な審査基準と契約条件を設定し直した上で,研究委託業者を再選定するか,または,自社内でセンサー技術の研究を進めることだと思う。それくらい厳しい姿勢で臨まないと,以前あったSuicaのデータ流用事件のこともあるし,国民の批判と猜疑心がおさまることはないだろうと思う。

また,主務大臣としても,そのように行政指導をするのでなければ,結局,「役人もグルだ」との批判をかわすことは不可能だろうと思う。厳正に対処してもらいたい。

| | コメント (0)

情報セキュリティ政策会議「サイバーセキュリティ2014」

内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)のサイトで,下記の資料が公表されている。

 サイバーセキュリティ2014
 情報セキュリティ政策会議:2014年7月10日
 http://www.nisc.go.jp/active/kihon/pdf/cs2014.pdf

| | コメント (0)

ブラジル:電子決済のマルウェア感染が深刻

下記の記事が出ている。

 Boleto Malware Hits Brazil Payment System
 eSecurity Planet: July 10, 2014
 http://www.esecurityplanet.com/malware/boleto-malware-hits-brazil-payment-system.html

| | コメント (0)

スーダン:諜報機関のサーバがハックされたらしい

下記の記事が出ている。

 Hackers have attacked a Sudanese website close to the country’s powerful security apparatus
 First Post: 11 July, 2014
 http://tech.firstpost.com/news-analysis/security-linked-website-hacked-sudan-227224.html

| | コメント (0)

三次元プリンタ(3D Printer)を用いた細胞工学技術

下記の記事が出ている。

 3D printing used to control stem cell differentiation
 ars technica: July 11,2014
 http://arstechnica.com/science/2014/07/3d-printing-used-to-control-stem-cell-differentiation/

更に技術が進歩すれば,任意の化学物質,有機物,遺伝子,細胞を人工的に立体印刷して製造することが可能となる。そのような技術を応用すれば,任意の臓器や生物を製造することができるようにもなる。その結果,現在の汎用幹細胞を増殖する方法や現行の遺伝子組み換え技術等は,相対的に,その有用性を喪失することになるだろう。

以上の諸点については,「サイバー犯罪の研究(五)」で問題点を指摘しておいた。

人類が滅亡する日は近い。

| | コメント (0)

2014年7月11日 (金曜日)

米国:DuPontの営業秘密を盗み出し,中国の攀鋼集団(Pangang Group)に対して売り渡した56歳の男に拘禁刑15年の判決

下記の記事が出ている。

 US man sentenced for selling DuPont secrets to China
 BBC: 10 July, 2014
 http://www.bbc.com/news/world-asia-china-28258454

| | コメント (0)

思念コントロール型Google Glassアプリ

下記の記事が出ている。

 Google Glass app gives users TELEKINETIC powers: Software lets you take photos and share them online using just thought
 Daily Mail: 10 July, 2013
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2687205/Google-Glass-app-gives-users-TELEKINETIC-powers-Software-lets-photos-share-online-power-thought.html

| | コメント (0)

ドイツ:CIAのスパイを排除?

下記の記事が出ている。

 Germany expels CIA official in US spy row
 BBC: 10 July, 2014
 http://www.bbc.com/news/world-europe-28243933

[追記:2014年7月12日]

関連記事を追加する。

 German suspect was in contact with State Department not U.S. spies: officials
 REUTERS: July 11, 2014
 http://www.reuters.com/article/2014/07/12/us-germany-usa-spying-diplomat-idUSKBN0FG2C820140712

| | コメント (0)

米国:FTCが,Amazonの児童向けアプリ販売のやり方に対してダメ出し

下記の記事が出ている。

 FTC sues Amazon over children’s in-app purchases
 Washington Post: July 10, 2014
 http://www.washingtonpost.com/blogs/the-switch/wp/2014/07/10/ftc-sues-amazon-over-childrens-in-app-purchases/

| | コメント (0)

今後のM&Aではサイバーセキュリティ評価の重要性が高まる?

下記の記事が出ている。

 Cybersecurity Review Should Be a Core Part of M&A Deals
 infoSecurity: 10 July, 2014
 http://www.infosecurity-magazine.com/view/39238/cybersecurity-review-should-be-a-core-part-of-ma-deals/

情報セキュリティのレベルが高いか低いかによって企業そのものや企業が提供する役務の評価が異なり,通常は情報セキュリティの高さに正比例するという理屈は,誰にでも理解することのできるものだと思う。このことは拙著『電子署名法』(リックテレコム)の中でも述べたことなので繰り返さない。

| | コメント (0)

警察庁:犯罪統計資料(平成26年1~6月分)

警察庁のサイトで,下記の統計資料が公表されている。

 犯罪統計資料(平成26年1~6月分)
 警察庁:2014年07月11日
 http://www.npa.go.jp/toukei/keiji35/hanzai.htm

| | コメント (0)

2014年7月10日 (木曜日)

米国:連邦政府の職員に関するデータベースが中国から深刻なサイバー攻撃を受けたらしい

下記の記事が出ている。

 Chinese Hackers Pursue Key Data on U.S. Workers
 New York Times: July 9, 2014
 http://www.nytimes.com/2014/07/10/world/asia/chinese-hackers-pursue-key-data-on-us-workers.html

 Chinese Hackers Broke Into US Database Of Employees With Top-Secret Security Clearances
 Business Insider: July 9, 2014
 http://www.businessinsider.com/r-chinese-hackers-pursue-key-data-on-us-workers-nyt-2014-09

| | コメント (0)

中国:Siri関連特許訴訟でApple敗訴の判決

下記の記事が出ている。

 Apple suffers Siri patent case defeat in China
 BBC: 9 July 2014
 http://www.bbc.com/news/technology-28226582

| | コメント (0)

米国:警察のヘリがヘリ型ドローンを追跡し,操縦者2名を逮捕!

下記の記事が出ている。

 Police helicopter was chasing our drone, arrested men say
 ars technica: July 10, 2014
 http://arstechnica.com/tech-policy/2014/07/police-helicopter-was-chasing-our-drone-arrested-men-say/

逮捕された者らが操縦していたのは,単なる玩具だったと思われる。テロリストではない。

しかし,玩具を使用できる場所は限定されている。例えば,公道でラジコンのレーシングカーを走行させることは許されないのと同様,他の施設等の管理・運用の妨げとなったり航空機の運航に支障を発生させるようなドローンの飛行は許されない。ごく普通の法解釈だと思う。

とはいえ,日本の法制に再検討を要する部分が多数あることもまた事実だ。これらの点については,「サイバー犯罪の研究(五)」でも論じた。

| | コメント (0)

2014年7月 9日 (水曜日)

ベネッセで非常に大規模な個人データの流出

下記の記事が出ている。

 警視庁が捜査 グループ社員以外の犯行か 副会長ら引責辞任の意向 
 産経ニュース:2014.7.9
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140709/crm14070919410019-n1.htm

顧客でなくなった学童等の個人データをいつまでも保有しているからこういうことになる。契約終了と同時に全部廃棄していれば,このような大規模な事故が発生する余地がなかった。

しかし,現実は異なる。

これまで何度も書いたことなので繰り返さないが,まともな企業であるというのであれば,保有する個人データの分量を1件でも減少させるために最大の努力を尽くすべきだと思う。そのほうが,結果的に,利益の増大につながる。妙な個人データ商売コンサルタントの口車に乗ってはいけない。

(追記1)

このように可能な限り個人データが存在しない状況を個人の権利として構成すると,デジタル情報化されない権利となる。『ネットワーク社会の文化と法』(日本評論社,1997)で提唱した。EUの「忘れ去られる権利(right to be forgotten)」は,「デジタル情報化されない権利」の一部だと考えている。「デジタル情報化されない権利」は,既存の個人データに対する消去請求権以上のものを含んでいる。

なお,「忘れ去られる権利」は,個人データを含む情報システムについてのみ成立する権利だ。生きた人間が記憶している個人情報については適用されない。もし適用されるとすると,記憶している人間に対する著しい人格権侵害となるので,許されない。

(追記2)

今後の立法政策としては,郵便や電子メールによる商業宣伝広告や訪問販売の類を原則として禁止することが明らかに正しい。欧州では,原則として禁止となっているが,それによって困ることはほとんどないし,不安心理を煽るようなタイプのビジネスを抑制する効果がある。このことは,これまでも何度も主張してきた・・・が,「バカではないか」と言われ続けている。バカなのだろう(笑)。

[追記:2014年7月10日]

関連記事を追加する。

 子どもや保護者の個人情報約760万件の漏洩を確認、最大2070万件 - ベネッセ
 Security NEXT: 2014/07/09
 http://www.security-next.com/050300

[追記:2014年7月11日]

関連記事を追加する。

 ジャストシステム株がストップ安、ベネッセの情報流用か
 REUTERS: 2014年7月10日
 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0FF04V20140710

ジャストシステムは,認識の有無を問わず,違法に流通した個人データの集合である以上は全部廃棄し,かつ,これまで当該個人データに基づいてダイレクトメールを出した相手に対して一律1万円程度の賠償金を支払うべきだと考える。そのようにすれば巨額の損失を計上しなければならないことになるが,そのような損失を生じた原因は,名簿業者にあるので,名簿業者に対して損害賠償請求をすることによって穴埋めすべきだろう(ただし,過失相殺となる可能性が高い。)。更に,もし名簿業者が損害賠償すべきとする判決が確定したときは,当該名簿業者は,情報の提供者に対して損害賠償請求をすることによってその損失を埋めるべきだと考える。このようにすると,誰も情報を提供しなくなり,名簿業という業態が成り立たなくなるかもしれないけれども,それで良い。あるべき社会が合理的に実現されるだけのことだ。

[追記:2014年7月15日]

関連記事を追加する。

 「金が欲しくてやった」=聴取の派遣社員-ベネッセ情報広範囲流出か・警視庁
 時事通信:2014/07/15
 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2014071500051

[追記:2014年7月18日]

関連記事を追加する。

 派遣SEの39歳男を逮捕 警視庁 「借金があった」
 産経ニュース: 2014.7.17
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140717/crm14071714190011-n1.htm

 システム開発のリーダー格=信頼され顧客情報閲覧権限—松崎容疑者・ベネッセ漏えい
 Wall Street Journal: 2014年7月18日
 http://jp.wsj.com/news/articles/JJ10142306312981123551817314390281097021547

[追記:2014年7月19日]

関連記事を追加する。

 ECC、データ使用のDM発送約2万件と発表
 産経ニュース: 2014.7.18
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140718/crm14071819070015-n1.htm

[追記:2014年7月22日23:22]

関連記事を追加する。

 ベネッセ通販データも業者に流出 元SEが持ち出しか
 共同通信:2014年7月22日
 http://www.47news.jp/CN/201407/CN2014072201002083.html

私見のとおりに法改正していれば、こういうことは発生しなかったかもしれない。

遺伝子が異なる人々には全く理解できないことかもしれないが・・・

[追記:2014年8月9日7:32]

関連記事を追加する。

 ジャストシステム、名簿業者から購入したベネッセ顧客リストを削除
 Security NEXT: 2014/08/08
 http://www.security-next.com/051145

[追記:2014年9月11日]

関連記事を追加する。

 売却されたベネッセ顧客情報は約3504万件 - コピー禁止が新型スマホで機能せず
 Security NEXT: 2014/09/10
 http://www.security-next.com/051964

[追記:2014年12月5日]

関連記事を追加する。

 ベネッセ情報漏えい:被害の顧客ら損害賠償求め集団訴訟へ
 毎日新聞: 2014年12月3日
 http://mainichi.jp/select/news/20141204k0000m040053000c.html

 ベネッセ情報流出で集団提訴へ=「被害者の会」結成
 時事通信:2014年12月3日
 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014120300806

| | コメント (0)

ビル管理システムに対するポートスキャン?

下記の記事が出ている。

 【制御システム】ビル管理システムを探索する不審パケットが発生中 - 従来とは異なる手法
 Security Next: 2014/07/07
 http://www.security-next.com/050187

Windows XPベースのところでは特にリスクが増大していると考えるべきだろうと思う。

| | コメント (0)

総務省:株式会社Peaceに対する特定電子メール法違反に係る措置命令の実施

下記のとおり,公示されている。

 株式会社Peaceに対する特定電子メール法違反に係る措置命令の実施
 総務省:2014年7月1日
 http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban08_02000142.html

| | コメント (0)

個人データの所在地・・・

下記の記事が出ている。

 Physical Location of Data Will Be Irrelevant By 2020
 eSecurity Planet: July 8, 2014
 http://www.esecurityplanet.com/network-security/physical-location-of-data-will-be-irrelevant-by-2020.html

 Gartner Says the Physical Location of Data Will Become Increasingly Irrelevant in Post-Snowden Era
 Gartner: July 2, 2014
 http://www.gartner.com/newsroom/id/2787417

『機動戦士ガンダム』シリーズに出てくる観念で比喩的に表現すると,国境内での国家法の適用しか考えることのできない者は,重力に縛られそのような状況での発送しかできない旧人類だということになるのかもしれない。

| | コメント (3)

指輪型の文字読み取り装置

下記の記事が出ている。

 At a touch, gadget can read to the blind: Ring-like device says words aloud as it is scanned over a block of text
 Daily Mail: 8 July, 2014
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2685234/At-touch-gadget-read-blind-Ring-like-device-says-words-aloud-scanned-block-text.html

このタイプのスパイ用小型機器類は既に存在し,実装・配備されているのだろうと推定する。

| | コメント (0)

中国の諜報機関の関心が米国から中東に変化?

下記の記事が出ている。

 Chinese cyberspies have hacked Middle East experts at major U.S. think tanks
 Washington Post: July 7, 2014
 http://www.washingtonpost.com/blogs/the-switch/wp/2014/07/07/chinese-cyberspies-have-hacked-middle-east-experts-at-major-u-s-think-tanks/

 Chinese hackers turned focus to U.S. experts on Iraq - security firm
 REUTERS: July 8, 2014
 http://in.reuters.com/article/2014/07/08/china-usa-cybercrime-idINKBN0FD0OI20140708

 China's 'Deep Panda' crew targets Middle East policy wonks - report
 Register: 8 July, 2014
 http://www.theregister.co.uk/2014/07/08/chinese_cyber_spies_target_iraq_policy_wonks/

| | コメント (0)

2014年7月 8日 (火曜日)

米国:小売店チェーンのシステムをハックして顧客のクレジットカード情報などを大量に奪ったとの容疑で,30歳のロシア人男性が逮捕されたらしい

下記の記事が出ている。

 U.S. arrests Russian in hacking of retail systems
 REUTERS: July 7, 2014
 http://www.reuters.com/article/2014/07/07/us-usa-cybersecurity-arrest-idUSKBN0FC25920140707

| | コメント (0)

米国:NSAは無差別・無限定に大量の通信傍受を実施?

下記の記事が出ている。

 In NSA-intercepted data, those not targeted far outnumber the foreigners who are
 Washington Post: July 5, 2014
 http://www.washingtonpost.com/world/national-security/in-nsa-intercepted-data-those-not-targeted-far-outnumber-the-foreigners-who-are/2014/07/05/8139adf8-045a-11e4-8572-4b1b969b6322_story.html

 New Snowden leak: Of 160,000 intercepted messages, only 10% from official targets
 ars technica: July 8, 2014
 http://arstechnica.com/tech-policy/2014/07/new-snowden-leak-of-160000-intercepted-messages-only-10-from-offical-targets/

| | コメント (0)

無線(Wifi)で管理されるLED照明器具の脆弱性

下記の記事が出ている。

 Crypto weakness in smart LED lightbulbs exposes Wi-Fi passwords
 ars technica: July 8, 2014
 http://arstechnica.com/security/2014/07/crypto-weakness-in-smart-led-lightbulbs-exposes-wi-fi-passwords/

 For the Internet of Things, Even a Connected Lightbulb is a Threat
 infoSecurity: 7 July, 2014
 http://www.infosecurity-magazine.com/view/39194/for-the-internet-of-things-even-a-connected-lightbulb-is-a-threat/

[追記:2016年11月5日]

関連記事を追加する。

 Why Light Bulbs May Be the Next Hacker Target
 New York Times: November 3, 2016
 http://www.nytimes.com/2016/11/03/technology/why-light-bulbs-may-be-the-next-hacker-target.html

| | コメント (0)

2014年7月 7日 (月曜日)

近未来の戦闘機

下記の記事が出ている。

 Fighter planes which split in two like 'Transformers' and self-healing aircraft are set to revolutionise air warfare by 2040
 Daily Mail: 6 July, 2014
 http://www.dailymail.co.uk/news/article-2682295/Fighter-planes-split-two-like-Transformers-self-healing-aircraft-set-revolutionise-air-warfare-2040.html

| | コメント (0)

2014年7月 6日 (日曜日)

スーパーウイルス

下記の記事が出ている。

 日本の「狂った」教授、スーパーウイルスを作製、人類に抵抗力は全くない
 新華ニュース:2014年7月4日
 http://www.xinhuaxia.jp/social/39907

 全人類絶滅のスーパーウイルス、誕生
 Gizmodo: 2014年7月5日
 http://www.gizmodo.jp/2014/07/post_14929.html

※ ずっと前からこのブログでも書いているとおり,既に核兵器の時代は終わった。生物化学兵器による完全殲滅戦の時代だ。大陸間弾道弾も必要としない。防御手段はない。これらの点については,「サイバー犯罪の研究(五)」でも示唆した。

| | コメント (0)

皮下に埋め込み,リモートで薬剤を投与するための小型装置

下記の記事が出ている。

 The hi-tech contraceptive implant with a remote control: System can dispense birth control drugs for 16 YEARS - and let women conceive at the press of a button
 Daily Mail: 4 July, 2014
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2681175/The-contraceptive-implant-remote-control-System-dispense-birth-control-drugs-16-YEARS.html

定期的に薬剤投与が必要な患者などに対し,体内で投与するための装置のようだ。

リモート操作可能なところから,このような装置に対するハッキングによる殺人が現実のものとなるだろうと考える。

| | コメント (0)

ロシア:インターネット上の通信に対する監視を強化

下記の記事が出ている。

 Russian MPs back law on internet data storage
 BBC: 5 July, 2014
 http://www.bbc.com/news/world-europe-28173513

 Russia's latest internet law proposal - anti-NSA, or pro-FSB?
 Naked SEcurity: July 4, 2014
 http://nakedsecurity.sophos.com/2014/07/04/russias-latest-internet-law-proposal-anti-nsa-or-pro-fsb/

| | コメント (0)

2014年7月 5日 (土曜日)

CosmicDukeマルウェア

下記の記事が出ている。

 CosmicDuke Combines Infamous Malware to Harvest User Data
 infoSecurity: 4 July, 2014
 http://www.infosecurity-magazine.com/view/39172/cosmicduke-combines-infamous-malware-to-harvest-user-data/

 So which miscreants wrote the CosmicDuke info-slurping nasty?
 Register: 4 July, 2014
 http://www.theregister.co.uk/2014/07/04/cosmicduke_linked_to_anti_nato_gov_attacks_
fsecure/

| | コメント (0)

米国:連邦政府が,NSAによる通信傍受行為は適法行為だとの判断

下記の記事が出ている。

 Shocking! Obama's privacy board OKs massive NSA surveillance
 ars technica: July 3, 2014
 http://arstechnica.com/tech-policy/2014/07/shocking-obamas-privacy-board-oks-massive-nsa-surveillance/

 NSA's internet surveillance program is constitutional, Obama's panel of experts insists
 RT: July 2, 2014
 http://rt.com/usa/169980-fisa-702-privacy-review/

| | コメント (0)

2014年7月 4日 (金曜日)

英国の最新鋭空母?

下記の記事が出ている。

 HMS flipping enormous! Taller than Nelson's Column. Wider than the M25. Longer than four Jumbos. The Ocean-going colossus relaunching the Royal Navy today
 Daily Mail: 3 July,2014
 http://www.dailymail.co.uk/news/article-2679893/A-glimpse-Royal-Navys-future-Britains-biggest-warship-pictured-air-official-naming-The-Queen.html

たぶん,最新鋭なのだろうと思う。

しかし,十分な護衛艦隊が存在しないので,単独で大きな作戦行動をとることができないだろうと思う。

| | コメント (0)

EUの「忘れ去られる権利」判決を受け,Googleにリンク削除申請が殺到

下記の記事が出ている。

 グーグル「忘れられる権利」要請7万件超、大手メディアにも影響
 AFP BB: 2014年7月4日
 http://www.afpbb.com/articles/-/3019660

 Google right to be forgotten 'to get messy' after BBC story disappears
 CNET: July 3, 2014
 http://www.cnet.com/news/google-right-to-be-forgotten-is-going-to-get-messy-after-bbc-story-disappears/

 EU official slams Google for following the EU court’s own ‘right to be forgotten’ ruling
 BGR: July 3, 2014
 http://bgr.com/2014/07/03/google-right-to-be-forgotten-european-commission/

しかし,ビッグデータの中には残っている。

削除すると,ビッグデータのモデルそれ自体が崩壊しなけないので削除できない。

次のEU司法裁判所の判決は,きっと,ビッグデータの破壊命令になることだろう。

論理の必然というものだ。

| | コメント (0)

近未来におけるインターネットの最大の脅威は・・・政府と大企業?

下記の記事が出ている。

 Researchers asked 1,400 experts to describe the biggest threats to the Web. Here’s what they said.
 Washington Post: July 3, 2014
 http://www.washingtonpost.com/blogs/the-switch/wp/2014/07/03/researchers-asked-1400-experts-to-describe-the-biggest-threats-to-the-web-heres-what-they-said/

国連の世界人権宣言を改正し,「デジタル情報化されない権利」を明記しなければダメだ。

しかし,そうはならないだろう。

なぜなら,国連は,人々の代表が集まる国際機関ではなく,各国政府の代表が集まる国際機関だからだ。

| | コメント (0)

完全自動操縦型トラック

下記の記事が出ている。

 The TRUCK that can drive itself: Mercedes shows off self driving system for freight vehicles - and say they will be on roads within 15 years
 Daily Mail: 3 July, 2014
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2680057/The-TRUCK-drive-Mercedes-shows-self-driving-freight-vehicles.html

タクシー,トラック、バスなどの運転手の職がロボットに奪われてしまう日はかなり近い。

| | コメント (0)

米国:レストランなどでクレジットカード決済をするためのPOS端末装置へのハッキングにより,更に深刻な被害が発生するおそれがあるとの指摘

下記の記事が出ている。

 Remote access breach via POS system sparks yet more consumer data leak fears
 Naked Security: July 3, 2014
 http://nakedsecurity.sophos.com/2014/07/03/remote-access-breach-via-pos-system-sparks-yet-more-consumer-data-leak-fears/

 POS vendor notifies restaurants of possible payment card breach
 SC Magazine: July 1, 2014
 http://www.scmagazine.com/pos-vendor-notifies-restaurants-of-possible-payment-card-breach/article/358966/

| | コメント (0)

NSAはどのようにしてTorによる通信を解析しているのか?

下記の記事が出ている。

 New report says the NSA is checking who visits Tor's website
 Verge: July 3, 2014
 http://www.theverge.com/2014/7/3/5868159/new-report-says-the-nsa-is-checking-who-visits-tors-website

 XKeyscore exposed: How NSA tracks all German Tor users as 'extremists'
 RT: July 3, 2014
 http://rt.com/news/170208-nsa-spies-tor-users/

 Report: Rare leaked NSA source code reveals Tor servers targeted
 ars technica: July 4,2014
 http://arstechnica.com/tech-policy/2014/07/report-rare-leaked-nsa-source-code-reveals-tor-servers-targeted/

| | コメント (0)

2014年7月 3日 (木曜日)

謝罪会見の涙

まあ・・・何というべきか,いろいろ出てくるものだと感心する。

ところで,「ウソ泣き」だという見解をしばしば目にする。

私は,ウソとは即断できない場合があるのではないかと考える。「みんな誰でも同じことやってるのに,どうして自分だけ責められるんだ~~?」という悔し涙もあり得るからだ。

| | コメント (2)

米国:Amazonを退職後Google Cloudのために仕事をしている元従業員に対し,競業避止義務違反を理由に,Amazonが訴訟を提起

下記の記事が出ている。

 Amazon sues ex-employee who went to work for Google Cloud
 ars technica: July 3, 2014
 http://arstechnica.com/tech-policy/2014/07/amazon-sues-ex-employee-who-went-to-work-for-google-cloud/

| | コメント (0)

米国,英国,オランダ及び韓国のプロバイダが共同して,英国諜報機関GCHQに対する訴訟を提起

下記の記事が出ている。

 ISPs take legal action against GCHQ
 BBC: 2 July, 2014
 http://www.bbc.com/news/technology-28106815

 ISPs take GCHQ to court in UK over mass surveillance
 Guardian: 2 July, 2014
 http://www.theguardian.com/world/2014/jul/02/isp-gchq-mass-surveillance-privacy-court-claim

| | コメント (0)

2014年7月 2日 (水曜日)

米国:連邦最高裁が,ネット上の商業宣伝広告と関連する特許について見直しをすべきとの判断

下記の記事が出ている。

 Supreme Court orders top patent court to re-think patent on online ads, again
 ars technica: July 2, 2014
 http://arstechnica.com/tech-policy/2014/07/supreme-court-orders-top-patent-court-to-re-think-patent-on-online-ads-again/

| | コメント (0)

2014年7月 1日 (火曜日)

米国:Cybersecurity Information Sharing Act (CISA)の支持者に対してAnonymousがサイバー攻撃?

下記の記事が出ている。

 Anonymous threatens supporters of Cybersecurity Information Sharing Act
 CBR: 30 June, 2014
 http://www.cbronline.com/news/security/anonymous-threatens-supporters-of-cybersecurity-information-sharing-act-4306457

| | コメント (0)

韓国:オンラインバンキング利用者を狙うAndroidスマートフォンのマルウェア

下記の記事が出ている。

 Android malware targets South Korean online banking customers
 PC World: June 26, 2014
 http://www.pcworld.com/article/2401480/android-malware-targets-south-korean-online-banking-customers.html

| | コメント (0)

Bladabindi-JenxcusマルウェアとNo-IP.comとの関係

下記の記事が出ている。

 Millions of dynamic DNS users suffer after Microsoft seizes No-IP domains
 ars technica: July 1, 2014
 http://arstechnica.com/security/2014/06/millions-of-dymanic-dns-users-suffer-after-microsoft-seizes-no-ip-domains/

 Microsoft's crusade against malware advances to Kuwait, Algeria
 PC World: June 30, 2014
 http://www.pcworld.com/article/2449600/microsofts-crusade-against-malware-advances-to-kuwait-algeria.html

| | コメント (0)

« 2014年6月 | トップページ | 2014年8月 »