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2014年6月 7日 (土曜日)

暗号化された電子メールを使用している特許法律事務所は少ないとの調査結果

下記の記事が出ている。

 Just 22 Percent of Law Firms Use Encrypted Email
 eSecurity Planet: June 6, 2014
 http://www.esecurityplanet.com/network-security/just-22-percent-of-law-firms-use-encrypted-email.html

一般に,電子署名や暗号化メールを用いている法律事務所は非常に少ないのではないかと思う。

経費の問題もあることはあるが,そもそもその重要性を認識することのできない弁護士が圧倒的に多い。サイバー法に全く無関心な弁護士が圧倒的多数であるという事実がそのことを証明していると思う。

このことは,機密情報の保護という観点からすると,社会的な意味で深刻な脆弱性要素の一つになっていると思われる。

もっとも,軍による諜報機関の活動に対しては何をやっても無力で,その意味では機密を守ることはできず,インターネット上では機密性は保証されない。しかし,他の民間企業等への機密漏洩を阻止することは可能な範囲内にある。

特許法律事務所では,とりわけその必要性が高いと考えられる。

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