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2014年5月21日 (水曜日)

イタリア:虚偽情報に基づく不正な顧客誘導の疑いで,ホテル予約サイトTrip Advisor,Expedia,Booking.comに対する捜査

下記の記事が出ている。

 Trip Advisor 'fake reviews' investigated in Italy
 BBC: 20, 2014
 http://www.bbc.com/news/technology-27486870

同様の疑いのあるサイトは日本でも多数存在するが,監督官庁や警察等が動くことは基本的にない。そのような事業者にとってはパラダイスかもしれない。

なお,プログラムによる自動解析・自動レーティングを用いている場合,「作為がないのだから欺瞞行為には当たらない」との見解が多い。この点については既に何度も書いたとおり,プログラムの実行結果に不正確なものや間違いが含まれ得ることを認識しつつそのプログラムを実行し運用している場合には,概括的・未必的故意を当然に認定すべきだとするのが私見だ。

つまり,「自動解析ベースのビジネスでは,自動解析の利用に基づいて発生する全ての結果について責任を負う」という法理が最も正しい。

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