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2014年5月 5日 (月曜日)

平等原則

下記の記事が出ている。

 取り調べ可視化、性犯罪は除外を…被害者支援側
 Yomiuri Online: 2014年05月05日
 http://www.yomiuri.co.jp/national/20140503-OYT1T50139.html?from=ycont_top_txt

新聞記事なので正確性が担保されているとは限らないが,仮にこの記事のとおりだとすれば,おかしな意見だと思う。

可視化は,真実は無罪であるのに冤罪で有罪となる者を防ぐための手法の1つだ。つまり,そのような事件では,被害者と称する者は最初から被害者ではない。つまり,保護されるべき利益を全くもたないどころか,逆に無辜の者を罪に陥れようとする犯罪者なのだ。

もっとも,有罪判決が確定した後には別の考慮が必要となるが,これは現在でも同じことで,適正な管理が求められる。とは言っても,何十年か後に冤罪として再審無罪となることもあるので,保管期間が短ければ短いほうが良いというわけでもない。

他方で,これまでもあったこととしては,取調べ内容をベラベラと口外してしまう捜査官やら何やらがいくられでもいるし,新聞記者もそれを求めて,取材の自由の正当な範囲を超えて,あの手この手で迫ってくるので,むしろそちらのほうに対する対処のほうが重要だと考える。

現代社会は,とても難しい。

悩むことが多い。

しかし,結論としては,他人からの視線や評価を一切気にせず,タフに生きるという選択肢しか残されていないのではないかと思う。プライバシーゼロ社会での生存確率は,そのような意味でのタフさと正比例することになるだろう。

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