夏井高人「情報財-法概念としての意義」
下記の論文が刊行された。
夏井高人
「情報財-法概念としての意義」
明治大学社会科学研究所紀要52巻2号
2014年3月31日
目次構成は,次のとおり。
1 はじめに
2 日本国における法解釈論上の用例
(1) 日本国政府機関
(2) 学説
(a) 情報の非排他性(情報財の非競合性)の理論
(b) 経済的・財産的価値のある情報を情報財としてとらえる見解
(c) 知的財産権一般を情報財とする見解
(d) 主として営業秘密を情報財とする見解
(e) 主として著作物を含むコンテンツのネット配信を情報財とする見解
3 情報財の財産権としての法的保護
(1) 着眼点
(2) 構成要素に関する検討
(a) 情報それ自体の財産価値に主眼のある権利であること
(b) 民事上の法的保護の対象としての適格を有する財産権であること
(c) データの存在形態に影響されないこと
(3) 小括-「情報財」の必須要素
4 今後の検討課題
(1) 電子的財産権
(2) 電子的役務提供
(3) 個人データ
5 結語
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