三次元プリンタ(3D printer)による細胞組織印刷生成技術
下記の記事が出ている。
The 3D-printed TUMOURS that could help doctors develop more effective cancer treatments
Daily Mail: 11 April, 2014
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2602652/The-3D-printed-TUMOURS-help-doctors-develop-effective-cancer-treatments.html
今後,分子生物学の世界は,生体細胞がもつ遺伝子複製機能を使った細胞増殖から三次元プリンタを用いた任意のアミノ酸配列の立体生成へと急激に変化する可能性があると考える。生命が本来もつ制約を一切無視した「任意のアミノ酸配列の人工生成」がその基本だ。このことは,昨年書いて公表した幾つかの論文の中でも示したとおりだ。
その結果,非常に安価に全人類を抹殺可能な生物兵器を簡単に製造できてしまう時代に突入したことになる。核戦争の脅威は既に遠い過去のものだ。これからの世界における真の脅威は,「バイオ戦」になるに違いない。
世界各国の諜報機関は既にそのように考えているようだ。だからこそ,あるプロジェクトが大規模に進められているわけなのだが,そのことについてはまだ詳論する時期ではない。理解能力のあるごく少数の知人にのみ私見を披露しているのだが,現在のところ反対論は全くない。誰もが完全に承服せざるを得ない理論だからだ。
(余談)
私がこれまで論文等で指摘してきた事柄が現実化する速度は私の予想よりもはるかに速いようだ。
ちなみに,私の予想に対しては「空想に過ぎない」との批判を受けることが圧倒的に多い。しかし,その予測があっという間に現実化しても,批判をしたことについて陳謝されたことは一度もない。誰も「自分の頭が悪い」とは思いたくないのだろうと思う。並な人間としては自然な感情なので,ごく普通の反応だろうと思っている。今後もずっとそうだろう。
これに対し,非常に賢い人たちは,私の論文の草稿などを示されただけでみんな青ざめる。あり得る現実的な未来の予測を示しているからだ。しかも,反論がほとんどできないからだ。
結局,どこが違うのかというと,過去の理論の系の範囲内でその展開・応用しかやっていないのか,それとも,過去の理論等を無視して事実を直視し,観察結果に基づいて必要に応じて理論を新たに構築するかの相違がある。
学者がやるべきことは後者であり,前者は職人の仕事だ。
問題は,真に学者である者が書く論文等を査読する者の圧倒的多数が職人であって学者ではないというところにある。
職人には,新たな理論の当否を判断する視覚・能力はもともとないのだが,自分では学者だと自己認識している場合,どうにもならない。
こういうことで悩む人はきっと存在するだろうと思う。
世俗的なことについては,諦念しかないと思っている。
事実が証明してくれる日まで待つ。その間,誰からも評価されなくても,黙々と論文を書き続ける。
そのようにすれば良い。
「他人から評価されたい」という欲望に支配されているから,苦しむことになる。それでは,単なる俗人に過ぎない。
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