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2014年2月23日 (日曜日)

米国:韓国人学者が発表した偽のヒト幹細胞に基づく特許を米国特許商標庁(USPTO)が認めていたことが発覚

下記の記事が出ている。

 Disgraced Scientist Granted U.S. Patent for Work Found to be Fraudulent
 New York Times: February 14, 2014
 http://www.nytimes.com/2014/02/15/science/disgraced-scientist-granted-us-patent-for-work-found-to-be-fraudulent.html

 USPTO issues patent for fraudulent stem cell procedure
 ars technica: February 23, 2014
 http://arstechnica.com/science/2014/02/uspto-issues-patent-for-fraudulent-stem-cell-procedure/

問題の幹細胞が偽(捏造)であることは,既に世界中で完全に証明されている(ただし,韓国内では,偽ではないとされ,当該の学者(黄禹錫)に対する評価が異なる。)。

特許審査官,法学者,裁判官,弁護士等が,無知・無教養のゆえに,類似の無効原因を有する特許が存在していることを見過ごしている例は,日本国内で有効なものとされている現行特許の中にもかなり多数あることを既に発見している。

特許に限らず,学説や判例等の中にも(大前提についての認識・理解が完全に間違っているという意味で)無効なものが多数ある。

逐一論証していたのではいくら時間があっても足りないので,錯誤や錯覚が生ずる基本的パターンの中で主要なものを幾つか抽出し,同種の錯誤や錯覚を避けるための基本的な方法を提示すべく,今後も可能な限り論文を書き続けようと思う。

法情報学の基本的な任務の1つだと考える。

所与の前提を「全て正しい」と仮定しなければ成立しないようなタイプの情報検索学は,学それ自体として無効だと考える。

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