« NSAは,外国の代理人をしている米国法律事務所も通信傍受していた? | トップページ | EU:ドイツのメルケル首相が,米国等から通信傍受されない安全な欧州ネットの構築の必要性を主張 »

2014年2月16日 (日曜日)

なぜ難しいのか・・・

下記の記事が出ている。

 『007』のボンドも震えた「水の危機」 早期法案成立で中国の“侵略”を阻止せよ
 産経ニュース:2014.2.16
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140216/plc14021612000003-n1.htm

原因については,この記事の論旨に賛成しない。

センセイ方の感度が鈍いからなのではない。

多種多様な利害がからんでいるからに決まっている。

「カイゼン」という手法では解決できない課題がここにもある。

***********************************

(余談)

学者をやっていると論文の査読という仕事をすることがある。

論文といっても投稿条件が様々なので,投稿条件に即して査読をしなければならない。

投稿条件として「新規性」がある場合が厄介だ。

先日,S先生とこのことで意見交換をした。

S先生と基本的に意見が一致したことは,現在のシステムでは「新規性」の判定ができないということだった。

そもそも,既存の学説体系を是認した上でそれを改善することが「新規」だと判断するような訓練を受けた学者ばかりが存在するところでは,既存の学問が全く存在しない課題について判断する能力を最初から持たないし,理解することさえできない。

基本的には「カイゼン」だけでものごとを考えるからそうなる。

全部破壊して再構築するということを知らないのだ。

破壊と言っても「観念」の破壊なので,誰かを殺傷するということではない。

しかし,ここでもまた多種多様な利害がからんでいるから,誰がやってもどうにもならない面はある。

既存の「観念」を破壊されると困る人々が余りにも多すぎるのだ。

世間というものは面倒なものだ。

というわけで,私は,依然として自ら孤立して考究する道を歩み続ける。

他人からの評価を気にするから苦しくなるので,全く気にしなければ良いのだ。

他人からの評価を気にする心理は,要するに,相対値でのみものごとを考えるというクセに起因している。ここでもまた「カイゼン」思考だ。

絶対値で考えれば良い。しかも,座標軸は自分で決める。

|

« NSAは,外国の代理人をしている米国法律事務所も通信傍受していた? | トップページ | EU:ドイツのメルケル首相が,米国等から通信傍受されない安全な欧州ネットの構築の必要性を主張 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« NSAは,外国の代理人をしている米国法律事務所も通信傍受していた? | トップページ | EU:ドイツのメルケル首相が,米国等から通信傍受されない安全な欧州ネットの構築の必要性を主張 »