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2014年2月 4日 (火曜日)

カナダ:Bell Canadaのサーバがハックされ,Bellのネット課金システム利用者のアカウントやクレジットカード情報(約2万2000人分)などが奪われたらしい

下記の記事が出ている。

 Bell Canada Hacked by NullCrew
 infoSecurity: 3 February, 2014
 http://www.infosecurity-magazine.com/view/36733/bell-canada-hacked-by-nullcrew/

クラウドを用いた課金システムのアウトソースがますます盛んになるだろうから,ポイントを絞った集中的なサイバー攻撃や内部犯行が更に増加することが必至となる。

問題は,小規模な個別ネット決済システムに対する攻撃と異なり,大規模なクラウド型課金処理サービスでは,内部犯行やサイバー攻撃が成功すると,一挙にとんでもない分量のデータがまるごと奪われてしまい世界経済にかなり大きな打撃を与えてしまうということだ。

リスク管理としては,小規模な課金サービスだけを許容し,大規模な課金サービスを禁止するということしかないように思うが,昨今の世界経済の動向を見ているとそれは無理なことだろうと思う。

腐敗と汚職を防止する効果的な方法はない。特に経営トップが「悪」である場合にはどうにもならない。

結局,世界経済全体が壊滅的かつ復活不可能な程度の打撃を受けるまで,どうにもならないと諦めるしかない。

しかし,いつかきっとそういう日が来る。

観念的な価値(株式その他の投資,金融商品など,物体の財産的評価額)を基盤として「金持ち」だとされている人々は,その時点で全て滅びる。

給与途謂うものも,本当は,「将来も一定額が支払われるだろう」という期待のようなものに過ぎないので,実は財産ではない。心情の一種に過ぎない。だから,労働者というものも滅びる。

生き残るのは,本来的な生産手段すなわち耕地を保有している自作農だけだろうと思う。

自衛のために武装した自作農が豪族となり,中世からやり直しということになるのではないかと予想している。

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