常世嶋
丹後国風土記逸文に「遷座于丹波國,于時,大寶元年辛丑三月己亥,當國地震。三月不己。此嶋一夜,蒼茫變而成海。漸饞嶋中之高山二峰與立。神岩出海上。今號常世嶋。亦俗稱男嶋‧女嶋。每嶋有神祠。所祭者,彥火名命與日子郎女神也。在當國風土記。」とある。
古代にも恐るべき巨大地震があったらしい。歴史家は「大宝大地震」と呼んでいる。
この丹後国風土記逸文にある「常世嶋(常世島)」について,若狭湾の沖にある大島と小島(冠島と沓島)のことだとするのが通説だと思われる。なお,当時の海水面は現在よりも5~10メートル程度高かったと推定するのが妥当だろう。
この常世嶋も少彦名神と関係のあるところらしく,丹後風土記残欠にはその旨の記載がある。
丹後の地名資料編:冠島・沓島
http://www.geocities.jp/k_saito_site/doc/tango/kanmurism.html
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