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2014年1月21日 (火曜日)

古代丹波(丹後)が栄えたころ

当時の海水面が現在よりも20メートル高いと仮定してシミュレーションしてみた。

 http://cyberlaw.la.coocan.jp/Documents/map6.jpg

「なるほど~~」と,つい声を出してしまった。

現在では山地になってしまっている主用な弥生遺跡等が,全部巨大な天然の港湾に面して並んでいる。古墳や古い神社などもぜんぶそうだ。この地域は,多数の大型軍船を操る水軍を主力とする古代氏族にとっては非常に有用な軍事基地だったのに違いない。

ただ,問題が見つかった。

天橋立のところにある籠神社が水没してしまうのだ。

仮説は2つあり得る。1つは,籠神社は元はもっと高い場所にあったものが後世に現在の地に移築されたという仮説,もう1つは海水面がもっと低かったかもしれないという仮説だ。

そこでいろいろとやってみたところ,海水面が現在よりも13メートル高いくらいの場合には大丈夫だということがわかった。

 http://cyberlaw.la.coocan.jp/Documents/map7.jpg

この場合,籠神社は,現在の厳島神社と同じように海に鳥居を立て,軍船からすぐに参拝できるような桟橋をもった施設だったことになる。

厳島神社にゆかりの平氏は瀬戸内の水軍を主体とする氏族なので,そのような氏族は,みな,海に大鳥居がそびえたち,大型船を桟橋につけてそのまま神社に参拝できるような構造をもっていたのではないかという仮説も成立可能だ。

そこで,現在よりも海水面が13メートル高かったという前提で伊勢神宮のあたりをシミュレートしてみた。見事にそのようになった。

 http://cyberlaw.la.coocan.jp/Documents/map8.jpg

実は,海水面が20メートル高い状態のほうがより適切な状況になる。

論理が転倒しているとの批判を受けるかもしれないが,私は,籠神社が元はもっと高い場所にあったのではないかと思う。

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