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2013年12月23日 (月曜日)

山形明郷『卑弥呼の正体-虚構の楼閣に立つ「邪馬台」国 』

いろいろと書籍を読み進むうちに古代地名について疑問点が多く出てきたので,思い切って全く別系統の書籍を読んでみた。

 卑弥呼の正体-虚構の楼閣に立つ「邪馬台」国
 山形明郷
 三五館 (2010/5/21)
 ISBN-13: 978-4883205011

結論部分については留保するが,文献資料の読み方としてはこれまで読んだどの類書よりも納得度が高く,現時点でベストと言える書籍だと思う。

また,朝鮮半島の地名の中には日本国による朝鮮統治時代に日本人の学者によって満州あたりの地名を勝手にもってきて命名されたものがあり,それに依拠して歴史学を構築してきたとして,津田左右吉や白鳥庫吉を批判する部分は,まことにそのとおりだと思う。

実は,この本のことについては最近まで全然知らなかった。この本とは無関係に中国の史書の記述の重要性を認識し,順次読み漁っているところだったので,とても参考になった。

この本の著者と是非ともお会いして意見交換をしたいものだと思ったのだが,既に他界されているらしい。残念だ。

さて,この本によっても解決できない謎と疑問が山積している。それらを一つ一つ解決し,遠いゴールをめざす歩みを進めようと思う。

最終的には科学的な知見による裏付けが必要となるので,遺伝子解析の準備も着々と進めている。

[追記:2014年5月10日]

この書籍の結論については随分と批判がある。

しかし,「邪馬台国はなかった」という説は,外の著名な研究者が既に公表したことがある。

私も「なかったかもしれない」と考えることがある。虚構の一部だという意味だ。

国譲りを国際的な視野でシンクロさせてみると,そのようになる。

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