少彦名神
蘭の愛好家や薬学関係者等の中では石斛の神としても知られる。
様々な説がある。古記録中の記述も区々になっている。
徹底的に調べてみた。
その結果,たぶん,本来の名は「祚之国彦尊」または「祚国彦尊」だったのだろうと推定するに至った。
「祚」は新羅国に居住していた主要族の名。日本語では「天孫」と訳することもできる。
「蘇民将来」と同一人(または族長が代々この名を襲名した集団の名)とも推定される。「祚民招来」がもともとの名であったのだろう。
日本の歴史学者からはお叱りを頂戴するかもしれない。あくまでも素人の空想ということでご容赦いただきたい。
ちなみに,神域の樹木等に石斛をみることのできる神社の由来がもともとは新羅系であったところが多いという事実と符合する(新羅系神社が多数存在する地域でも,白山を含め日本海側中部以北のように雪深いところでは,冬の間に石斛の茎が雪の重みで脱落したり動物に食べられてしまったりする結果,植栽してもうまくいかなかったものと推定される。)。
[追記:2014年1月7日]
「石斛(shí hú)」や「石蓫(shí zhú)」に含まれる「石」の「shí」という音と「少(shǎo)」という音は,古代の日本人にとっては非常に似た音のように聞こえたかもしれないし,中国の地方によっては近似する発音をしたかもしれない。
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