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2013年12月31日 (火曜日)

米国:新兵器開発のための軍事予算配分を,サイバー兵器(マルウェアなど)からドローンへとシフト?

下記の記事が出ている。

 US military sees more drones, 'cyber weapon' non-proliferation in the future
 Verge: December 27, 2013
 http://www.theverge.com/2013/12/27/5248702/military-drone-roadmap-and-cyber-weapon-non-proliferation-announced

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文化人類学

目下格闘中のテーマの解明のため必要があるので,巫女やシャーマン等についての書籍・論文等もいくつか読んでみた。

当然のことながら,文化人類学からのアプローチが多い。

様々なタイプのものがあるので一概には言えないのだが,そういった論説等の中には,ちょっと疑問に思うものが含まれている。

それは,「少数民族は原始時代からの古い伝承を保存している」という仮説を疑わない者がいるということだ。

もちろん,まさにそういう場合に該当する事例は存在し得るだろう。

しかし,例えば,中国の過去4000年間の歴史を見るだけでも明瞭に理解できるとおり,過去の王朝における王統に属する人々が現時点では少数民族としてひっそりとして暮らしているという例がいくらでもある。

征服者の弾圧により同族の者がほとんどいなくなり,現在では数十人だけになってしまっているところもあるが,伝承では古い王朝の王族の子孫だと自称する部族がある。

さらに文化破壊が進むと自分達の出自を伝える者もいなくなり,習俗が部分的に残されることになる。

これは,原始的な文化なのではなく,かつての王朝文化が廃滅し衰退して,断片的に遺されたものなのだ。

様々な伝承や風俗の中にはそういったものがいくつも含まれている。

巫女やシャーマンの伝承にしてもそうだ。

日本国内でさえ,各地に残る伝承の類はそのような扱いを受けている。つまり,偏見的発想がまだまだ残っている。東京や京都から遠く離れた地にあればこそ,もしかすると古代の大豪族の末裔とその伝承であるかもしれないのに。

おそらく,そのような研究者自身が,「少数民族は蛮族である」という差別的な偏見を強固にもっているために,真実が見えなくなってしまっているのだろうと思う。

これは,「西洋人中心の文化人類学者が残した非西洋人蔑視というある種の精神的ベクトルの遺物」として表現することも可能なものであり,これこそまさに現代学問社会という社会組織を研究のターゲット(フィールド)とする文化人類学の最大のテーマとすべきものではないかと考える。

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どうしてこういう記事になるのか・・・

下記の記事が出ている。

 グーグルの「見えざる手」 重大事件の陰で加速する「巻き添え型」情報拡散
 産経ニュース:2013.12.31
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131231/crm13123112010008-n1.htm

この手の話題については,このブログで何度も提供してきた。

法律論も提供してきた。

過去ログがそれを証明してくれる。

にもかかわらず上記のような記事しか出てこないのが現状だ。記者個人の資質・能力の問題というよりも世間一般のレベルがその程度の低レベルというように理解することにする。

不勉強。それが最大の原因だと思う。

このブログでは,「過去の通説の大半が既に反故にされている」ということを何度も書いてきた。

私の見解に賛同しろとは言わない。

それは各人の自由だ。誰もが思想信条自由と表現の自由をもっている。

しかし,(1)基本的な部分について根本から考え直す,とりわけ(2)大前提となっている部分を完全に洗いなおす,(3)そのために必要がある場合には通説であれ何であれ全て無として考える・・・といったことをしない限り,これまでと同じように,これからも,たった一歩も前に進むことができない。

断言する。

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大滝詠一氏が死去

同じ岩手県出身ということもあって,ファンだった。

「人の価値は,肩書きや経歴だけでは決まらない」ということを自分の人生によって示すことのできた幸福な人の一人だと思う。

ご冥福をお祈りします。

 ミュージシャンの大滝詠一さん死去
 時事通信:2013年12月31日
 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2013123100108

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むかしむかしあるところに

大きくて肥沃なところがあった。

ただし,大きな海をわたっていかなければならないので,あまり知られていなかった。

けれども,ある冒険家が行き着いてみると良いところだったと聞きつけ,本国では冷遇されたり抑圧されたりしていた人々が船に乗り込み,長い航海をしながらその肥沃なところへと旅たった。

途中で海難により死んでしまう者が多数あったが,どうにかこうにかたどりついた人々は小さな村をつくった。

実は原住民が住んでいた。

入植者と原住民とが遭遇し,お互いにびっくりした。

けれども,本国から補給物資が届くはずもない入植者達は原住民と仲良くすることで生き延びることにした。

平和な時代がしばらく続き,双方とも富むようになった。

ところが,それを聞きつけ,本国の国王が領土拡張のために軍隊を送りこむようになった。

入植先が次第に本国のコピーのような国へと成長した。

それを嫌った入植者達は更に奥地へと殖民先を移動したのだが,それにつれて自由な土地を奪われていく原住民との間で軋轢が生じ,しばしば殺し合いとなった。

本国から派遣されていた軍隊は「入植者を救助する」という名目で強力な武装をした部隊を派遣して原住民を大量に殺戮し,そして,本国のための領土拡張という真の目的を実現し続けた。

そうやって原住民は少数派へと転落し,入植者に隷属するようなかたちになってしまった。

入植者の子孫が増え,豊かな国になった。

そのうち,本国からの支配を嫌い,本国からの完全独立を望む人々が増えた。

・・・・ここらへんまではほぼ相似形になっている。

しかし,そのあとは異なるかもしれない。

ある国では,入植者の子孫と本国から派遣された正規兵との間で激しい戦闘が繰り広げられた後,独立した。しかし,「本国」とその王は,まだ存続している。

ある国では,戦乱の中で本国が消滅し,王家も絶えてしまった。派遣されていた将軍は,戻るべき地を失ってしまったため,自らを王として独立することになった。

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NSAはWindowsのクラッシュレポートも収集

下記の記事が出ている。

 Why NSA spied on inexplicably unencrypted Windows crash reports
 ars technica: December 31, 2013
 http://arstechnica.com/business/2013/12/why-nsa-spied-on-inexplicably-unencrypted-windows-crash-reports/

言うまでもなく,クラッシュ直前のメモリダンプという非常に美味しい情報が含まれている。

おそらく,意図的にクラッシュさせてメモリダンプを吐き出させるという手法も用いているだろうと推測できる。

Microdsoftがそのようなことを知りつつ放置したかどうかについては・・・知らない。

[追記:2014年1月1日]

関連記事を追加する。

 Windows error messages let NSA spy on people: Crash reports are a 'neat way' of gaining access to machines, claims report
 Daily Mail: 31 December, 2013
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2531601/Windows-error-messages-let-NSA-spy-people-Crash-reports-neat-way-gaining-access-machines-claims-report.html

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数学的方法に関する特許権保護強化の圧力

下記の記事が出ている。

 Trade deal threatens New Zealand software patent ban
 ZDNet: December 30, 2013
 http://www.zdnet.com/trade-deal-threatens-new-zealand-software-patent-ban-7000024673/

日本国もTPPに参加している以上,無関係ではいられない。

ビッグデータの解析結果サービスを提供する企業は,例外なく,もろに影響を受けることになるだろう。

生物の世界における遺伝子特許の場合と同じようなタイプの問題がある。

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『梁書』にある倭の出自

『梁書』の倭国伝によると,「倭」は,「太伯の後裔」だと自称していたらしい。

 『梁書』倭国伝
 http://members3.jcom.home.ne.jp/sadabe/kanbun/wakoku-kanbun4-ryosho.htm

 魏略(逸文5) 翰苑 卷三十
 http://www001.upp.so-net.ne.jp/dassai/gishi/gimonfolda/gimonn08.htm

「太伯」とは,呂尚(太公望)を指す。

呂尚の出自については謎が多く,『史記』でも断定を避け,複数の異なる伝説を収録するのにとどめている。

その伝説の1つに,呂尚は東方の海岸地帯に住んでいたというものがある。この海岸地帯とは「呉」のあたりだと解する見解が多数だが,私は山東省のあたりではないかと思っている(ここでもまた,当時の海水面が現在よりも10メートル以上高く,したがって海岸線が現在よりもずっと内陸部にあり,かつ,気候区分も異なっていたという事実を念頭に置いて考えるべきだ。日本国では縄文時代~弥生時代の海岸線の推定が結構進んでいるけれども,日本だけがそのような状況にあったとは到底考えられず,中国でも同じだったと推定できるので,現在の海抜10メートル未満の地点は全て海として地図を塗りつぶしてから考えてみると様々なヒントがわいてくる。)。

他方,呂尚は,おそらく,本草(薬草)の知識に長け,それを用いた呪術や医療等に優れた部族を配下にもつ氏族集団であり,それゆえに周の知遇を受けたのだろうと推測する。「太公望」として釣の神様のように尊敬されているのは,それゆえだろうと思う。単なる漁民やスポーツフィッシングのようなものとして考えるのは明らかに間違いで,「本草」の中に含まれる薬物原料としての魚類を非常に巧みに扱うことができたということを意味するのだろう。

ところで,『神農本草経』を読むと,同書で触れている本草の原産地は主として北魏の領域にあったと解され,特に現在の山東省一帯の地域のもつ意味は重要ではないかと思う。

孔子と魯の国とは密接な関係にある。その魯の国は山東半島に近く,その山東半島にある臨淄(淄博)周辺に「朱崖」という地名が点々と残存している。魯の国には古い「礼」が残されていたという。この「礼」に基づく儀式や祭礼等のために各種薬草が用いられたことはほぼ間違いない。ここでいう薬草とは,中国語でいう「本草」のことを指し,植物である草木だけではなく,動物,魚類,鉱物等も含まれる。「薬草」や「本草」という名前だけで植物に限定されると即断してはならない。その「本草」における鉱物には,もちろん水銀(朱)も含まれる。

あくまでも空想に過ぎないが,呂尚の氏族集団と徐福の氏族集団とは同一であるか,または,極めて近い関係にあり,そして,彼らの一部が現在の朝鮮半島や済州島に移住して「倭人」となり,更にその一部が南下して日本国に移住したと推測するのが妥当なのではないかと思う。秦氏が中国系であることはほぼ間違いがないので,もしかすると秦氏がそれに該当するのではないかと思う。すなわち,秦氏は奴国王であったかもしれない。北九州や山陰地方日本海岸あたりに上陸した渡来人達は,その後,弥生人として縄文人をあっという間に圧倒してしまうことになる。縄文人は赤色の色素として酸化鉄(べんがら)を主に用いていたが,弥生人は硫化水銀(朱,丹,辰砂)を主に用いていたことが知られている。

彼らがシンボルとして用いた八本の旗は,おそらく朱色だったのだろうと空想している。ちなみに,「八」がシンボル的な意味をもつことは古今世界各地に存在する現象だが,七支刀も七枝のように見えて実は柄を含めると八になる。大元の部分は枝とならないので大将の軍旗は柄であり,支族の軍旗が七本であり,それを象徴的に刀剣として鋳込むと七支刀になるという解釈だ(石上神宮(もともとは御祚神宮または御蘇神宮または御磯神宮または御機神宮または御勢神宮または伊勢神宮だったかもしれない。)の「六叉の鉾」では,絵が氏族の主である王(女性の巫女であることもあり得る。いずれの場合でも,武官ではなく神そのものである。幾つかの例外を除き,王は自ら軍を統制せず,武官である将軍に任せていたと考えられる。このことが少彦名の神を理解する上でも重要だと思われる。その伝統は,現在でも御神輿の中の隠された御神体とその御神輿をかつぐための労力を提供する大勢の屈強な若者という関係で残されている。),中央の幹の部分が王の軍事組織の頂点である将軍の属する支族,それに六支族が従属するという解釈になる。柄の部分は朽ちて失われてしまっているが,当時は,金銀で装飾され絢爛たる光彩を放っていたのに違いない。)。

ところで,古記録によれば,ずっと古い周の時代に「倭」が薬草を皇帝に献上したとのことだ。

この「倭」について詳しく論じている研究者はあまりいないように思う。あくまでも机上の理屈としては,いくつかの解釈が可能だろう。

1)中国に居住いた人々のことであり,主に沿岸部に住んでいた。短距離の陸路により薬草を献上した。この場合,呂尚の出身氏族と同一または非常に近い関係のある氏族である可能性を肯定できる。

2)朝鮮半島に居住していた人々のことであり,長距離の海路または陸路で薬草を献上した。

3)日本国に住んでいた人々のことであり,非常に長距離の海路で薬草を献上した。この場合,宝来国(須弥山)を日本国と比定することができるかもしれない。

4)もとは1のように中国沿岸部に住んでいたが,周が滅びる前後の戦乱の時代,一族全部が朝鮮半島や日本国に移住したため,中国内からは倭人がいなくなってしまった。この場合,本来の倭人は戦乱や侵略を好まない平和的な人々であったという解釈が可能となる。

以上のほか,様々な仮説が考えられるだろう。

こういうことをいろいろと考えていると,聖徳太子の17条憲法も,本当は仏教の教えの直訳なのではなく,もっと古い時代にルーツをもつものなのだけれども,当時の世界情勢や国内の政治情勢などの関係から,外形上,仏教的な装いでまとめられたものなのではないかと考えてしまう。

  「和(倭)をもって尊しとなす」

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よくわからないのだが

Windoews 7 などには致命的な脆弱性があり,権限なくリモートでシャットダウンさせてしまうことが可能であるように思える。

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米国:ACLUが,NSAによる通信傍受の詳細を明らかにすることを求め,情報公開請求の訴えを提起

下記の記事が出ている。

 ACLU sues for details of U.S. surveillance under executive order
 REUTERS: December 30, 2013
 http://www.reuters.com/article/2013/12/30/us-usa-security-aclu-idUSBRE9BQ0DA20131230

請求が認められることはかなり困難ではないかと思われるが,今後の動向に注目すべきだ。

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ATMの端末システムはUSBメモリスティックを用いて容易にマルウェア感染可能

下記の記事が出ている。

 Cash machines robbed with infected USB sticks
 BBC: 30 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25550512

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旗鉾

香取市に「旗鉾」というところがある。

古くは「白鉾」だったらしい。もともとは「秦鉾」または「幡鉾」だったかもしれない。

いかにも古代遺跡がいっぱいありそうな地名なのだが・・・

ところで,このあたりではときどき地震が起きる。

古代においても大きな地震が起きたらしく,香取神宮には「要石」という巨大な石が埋めてある。地震が起きないように抑えているので要石(かなめいし)なのだという。同じような「要石」は鹿島神宮にもある。

もしかすると・・・ではないかと思ったりする。

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2013年12月30日 (月曜日)

朱崖

通説は,「朱崖」を海南島付近のこととしている。典拠は漢書地理志にある。正確には,大陸の南端・海南島に向かう広東省雷州半島あたりを朱崖とするらしい。

しかし,実は,山東省に「朱崖」という地名がある。

 山东省潍坊市寿光市田柳镇朱崖村
 http://www.yigecun.com/cityfild/showcun.aspx?id=0CA272A90DE37D51

私は,古い時代に倭人と比較して論じられた朱崖とは,この山東省の朱崖あるいは朱崖から済州島あたりに移住した人々のことを指すのではないかと思っている。

そもそも朱崖とは水銀(朱)と関係のある地名であり,丹薬を扱う人々であったのかもしれない。

私は,山東省と倭人との関係に着目している。

後代の史書等において「朱崖」を海南島とする注釈がついたのは,単に古代の記憶が失われ,本来の「朱崖」の地が分からなくなってしまったので,海南島付近である「朱崖」と混同されてしまったからなのではないかと思う。

[追記:2014年1月1日]

隠岐国(島根県隠岐郡知夫村の西海岸)に赤壁というところがある。

酸化鉄であるため朱ではない。

しかし,「隠岐」は,もともとは「大きい」であったかもしれない。つまり,隠岐国は大国となる。

この地にある赤壁がもし水銀によるものであるとすれば朱崖となったはずだが・・・

単なる空想に過ぎないので,専門家からは笑われるに違いない。

ただ,後漢書が編纂されていた当時,朱崖の本来の意味が忘れられ,他方では,海南島付近の朱崖だけが公式記録に残されていた場合,妙な混同が生ずることはあり得ると考える。

ちなみに,三国志で有名な「赤壁」の地は,本来は朱崖であったかもしれない。

赤壁の比定地は数箇所あるけれども,いずれも湖南省長沙市と比較的近い。その長沙市で発掘された馬王堆古墳の墳墓には大量の水銀(朱)が用いられていたことがよく知られている。その鉱山(おそらく露天掘り)が長沙市の近くにあったはずで,それがそもそもの赤壁という地名の由来だったかもしれず,そのような朱の採掘・精製にかかわった人々のことを朱崖と呼んだのかもしれない。

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三菱東京UFJ銀行を装う新手のフィッシング?

下記の記事が出ている。

 「三菱東京UFJ銀行」装うフィッシング攻撃に注意 - 11月とは異なる手口
 Security Next: 2013年12月27日
 http://www.security-next.com/045482

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HP Autonomy Ultraseekの脆弱性

下記の記事が出ている。

 検索エンジン「HP Autonomy Ultraseek」にXSSの脆弱性
 Security Next: 2013年12月27日
 http://www.security-next.com/045498

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スペイン:世界中のサイトをハックしクレジットカード情報を奪い取り巨額の利益を得ていたとの容疑で,8名の者が逮捕されたらしい

下記の記事が出ている。

 Spain arrests eight over global bank cyber heists
 REUTERS: December 29, 2013
 http://www.reuters.com/article/2013/12/29/us-spain-arrests-cybercrime-idUSBRE9BS0A220131229

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『後漢書』の「倭」

楽浪郡の所在地に関して,現在の北朝鮮大同江周辺にある漢代遺跡をどう考えるかによりだいぶ様子が異なる。

 3.楽浪郡と日本列島
 http://inoues.net/study/rakuroh3.html

楽浪郡の中心都市と呼べるようなものは発見されていないし,発掘時に遺物の捏造等が行われている可能性もあるので,何とも言いようがない。

ただ,考えるヒントとしては,大同江の河口部周辺地域は,その大部分が当時は海だったということだ。現在陸地になっているところを前提にものごとを考えると間違ってしまう。このことは,遼東半島の西部にある営口の河口付近も当時は海だったということを念頭に置かないと間違ってしまうということと同じだ。また,このことは,日本国でも同様で,当時,現在の大阪付近の大部分は海の底だったし,難波の宮は半島部の先端に位置していて,外洋から攻め来るかもしれない仮想敵に備えるための軍事要塞としての意味合いが大きかったと思われる。私が住む茨城県の石岡市にはかつて常陸の国の国府があった。そのあたりまで海だったと思われる。その近隣の入舟・出舟という地域に舟塚山古墳という大きな前方後円墳がある。築造当時は島または半島の先端部であり,周囲の大部分は海だっと思われる。ここでもまた,墳墓であると同時に軍事要塞的な意味合いが大きかったのだろう。少なくとも外洋からの仮想敵の襲来をいち早く発見できる場所ではある。舟塚の意味は不明とされているが,日本書紀にある「枯野船(加羅の船)」のような大型軍船に乗って移住してきた氏族の王がおり,王の死に臨みその船(またはその廃船の船材)を焼いて弔ったことにちなむのではないかと思う。

とりあえず,楽浪郡と関係する役人等が居住していた可能性が高いという前提で考えてみると,この地より南の地域にはめぼしい漢代遺跡がほとんどないことから推測して,大同江の河口域周辺地域(主に鴨緑江と大同江の間の地域)が帯方郡であり,後に百済が圧迫されて西方の遼東半島付近から移転してきた土地でもあるということになるのではないかと思う。有名な「白村江」の所在地は,たぶん,鴨緑江か大同江のいずれかの河口付近だったのだろうと思う。想像だが,赤壁の戦と似たような激しい戦闘があったに違いない。新羅と倭・百済軍の戦闘は存在せず,唐の水陸両軍からなる大軍と倭・百済軍との戦闘が四~五回重ねられ,結局,倭・百済軍が敗北して多くの将兵が捕虜になったと中国の史書にあるから,そのような戦闘だったのだろう。

以上の仮説を前提にすると,『魏志倭人伝』の当時,帯方郡から船出をするためには大同江を下るところから始まると想定することは可能だ。

『魏志倭人伝』では,帯方郡から海岸沿いに進むと「韓」に至ることになっている。その先に「狗邪韓国」があることになっているので,私見では,この「韓」とは「狗邪韓国」とは別の部族集団の居住地のことを指し(※ あるいは,単純に漢の支配地の南限を示しているだけなのかもしれない。つまり,「そこから先は韓=古代倭人の土地という意味になる。),所在地としては現在の北朝鮮・黄海道南部付近に該当するのではないかと思う。そして,そして水路を南進し更に東進すると,「狗邪韓国」に至ることになる。「其の北限」とあるのは倭国の北限の地が「狗邪韓国」であるという意味であり,「狗邪韓国」とは伽耶国を意味したのではないかと思う。

そこから先がいわゆる邪馬台国論争の直接の対象地域で,たぶん,対馬→壱岐→松浦→糸島・・・となることについては余り異論がない。つまり,「倭国」は現在の日本国の所在地にあることになる(より正確には,現在の日本国の所在地は倭人の住む地域に含まれていたことになる。)。

しかし,そこから先は議論が分かれている。

仮に畿内説を前提とする場合,「不弥国」→「投馬国」→「邪馬台(壱)国」の行程距離からすると,いったん日本海へ出て出雲(投馬国)→若狭湾に上陸し,そのあとは陸路というのが正しそうなのだが,いかんせん方位が合わない。瀬戸内海とりわけ淡路島周辺が聖域であると同時に仮想敵国の軍艦の侵入を防ぐために真の経路(瀬戸内海航路)を隠す必要があり,あえて遠回りのわかりにくい行程で案内したということも考えられる。しかし,いずれにしても空想の域を出ない。

さて,『後漢書』は,漢が滅びた後だいぶたってから,南朝宋の時代に范曄(398年~445年)によってまとめられたものとされている。

他方,『魏志倭人伝』が含まれている『三国志』は280年ころにまとめられたものとされている。

したがって,時代が前後してしまうことになるのだけれども,『後漢書』は,『魏志倭人伝』を参照しながら書かれた可能性があるという奇妙な関係にたっている。そしてまた,『後漢書』のほうが,倭国の所在地に関して,より正確な方位を示しているかもしれないということにもなる。実際,その記述をみると,宋と倭国及び関連諸国との間でかなり頻繁な交通があったことが推測されるから,より正確な知識に基づいて作成されたものと考えることが可能だ。

さて,『後漢書』にある「倭国」の位置は,「韓」の南東大海の中にあり,倭国の西北界は倭国から七千里海を隔てた「拘邪韓国」であるとされている。「拘邪韓国」は「狗邪韓国」と同じで伽耶国のことだろうと思う。

すると,ここでもまた「倭国」は,現在の日本国の所在地にあることになる。

加えて,『後漢書』では,「倭国」の中国から観た方位は会稽・東冶の東方とされているが,その方角にはまさに日本国の九州が所在している。おそらく,この航路での交通が存在していたのだろうと思う。

そして,「倭国」の近くには「朱崖」というところがあったことになっている。では,『神農本草教』とも深い関係のある「朱崖」とはいったいどこにあったのか・・・?

通説では,海南島のことだとされている。しかし・・・

私は,「朱崖」とは,現在の朝鮮半島にあった倭人居住地域の中のどこかを指すものであるか,または,九州南端~南西諸島の古代台湾系海洋民族が支配していた地域のことを指すのではないかと考えている。根拠を示せと迫られそうなので,単なる空想としておく(笑)。

その他,徐福伝説との関連で,「夷洲」と「澶洲」という地域があったことになっている。通説は,沖縄あたりのことを指すとしている。

しかし,私は,もしかすると,現在の朝鮮半島南部や済州島のことかもしれないと考えている。ただし,これまた根拠を示せと迫られそうなので,単なる空想としておく(笑)。

ちなみに,秦氏は徐福の子孫であり,かつ,現在の朝鮮半島の倭人とは徐福のような渡来中国人の子孫であって,古代に日本国にやってきたのだとの説が結構あちこちにある。

時代を下って,『宋書』では,「倭国は高句麗の南東海中」にあるというから,やはり,「倭国」とは,現在の日本国の所在地にある国であることになる。ただし,ここでは,倭国の方位を示すために高句麗の名を基点として記述しているだけのことであると解されるので,高句麗が満州~朝鮮半島北部の日本海側まで全部実効支配していたという保証はない。

そして,『宋書』では,倭の大王が,「倭」,「百済」,「新羅」,「任那」を軍事的に統帥する「安東大将軍・倭国王」に任じられていたということになっている。つまり,日本国と朝鮮半島の両方の地域を支配する王が日本国にいたということになる。これは,私見ではなく,中国の史書が,宋の皇帝が行った事績の1つとしてそのように記録し,公式に証明していることなのだから否定しようがない。

更に時代を下って,『新唐書』には,「日本国はかつての倭の奴国である」との記述がある。

結局,日本国の九州北部あたりにあった奴国が軍事的に優勢となって東征し,唐の時代のころには畿内に王権を確立して大国となり,「邪馬台」は「やまと」という地名として残されることになったと解釈するのが正しそうだ。

単なる空想に過ぎないが,「やまと」は,もともとは「やはと」または「やはた」であったかもしれない。

そして,奴国は,もともと現在の朝鮮半島にいた倭人の一部が南下し移住してきた地域のひとつだったと推定されることから,そのような歴史的由来のゆえに,「安東大将軍・倭国王」であったのだろうと思う。

いずれにしても,長い時代の間に人々の主な居住地が移動し,国家権力の主体となる勢力の所在場所も変動したであろうから,そのような前提でものごとを考えないといけない。国家等が古代から現在まで同一の地理的場所に存在しており,その名前も現在のものと完全に一緒だと考えるのは,明らかに危険だ。

***********************************

(雑感)

方位に関して,もし太陽の出る場所を基準に東西南北を測定していたと仮定すると,大同江付近と日本国とでは緯度が相当に異なるから,『魏志倭人伝』の使者が方位を誤解して記録した可能性はある。

私はそういう方面の専門家ではない。

どなたでも良いので,緯度・経度の相違と移動時間を加算した季節変化等を考慮した上で,太陽の出る位置または太陽の沈む位置から方位を計算した場合,『魏志倭人伝』の使者が東方と南方を錯覚した可能性があるかどうかについて,科学的に検証可能な実証的な研究をしてもらいたいものだと思う。

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NSAがDell,Cisco,Huaweiなどの機器類にバックドアを構築し,精密に通信傍受?

下記の記事が出ている。

 New Leaks Detail How The NSA’s ‘TAO’ And ‘ANT’ Units Spy On Devices, Global Networks
 Tech Crunch: December 29, 2013
 http://techcrunch.com/2013/12/29/nsa-leaks-spiegel-tao-ant-units/

 Inside TAO: Documents Reveal Top NSA Hacking Unit
 Spiegel: December 29, 2013
 http://www.spiegel.de/international/world/the-nsa-uses-powerful-toolbox-in-effort-to-spy-on-global-networks-a-940969.html

 Shopping for Spy Gear: Catalog Advertises NSA Toolbox
 Spiegel: December 29, 2013
 http://www.spiegel.de/international/world/catalog-reveals-nsa-has-back-doors-for-numerous-devices-a-940994.html

 NSA reportedly intercepting laptops purchased online to install spy malware
 Verge: December 29, 2013
 http://www.theverge.com/2013/12/29/5253226/nsa-cia-fbi-laptop-usb-plant-spy

 NSA 'hacking unit' infiltrates computers around the world – report
 Guardian: 29 December, 2013
 http://www.theguardian.com/world/2013/dec/29/der-spiegel-nsa-hacking-unit-tao

[追記:2013年12月31日]

関連記事を追加する。

 The NSA seems to really enjoy exploiting high profile tech companies
 Washington Post: December 30, 2013
 http://www.washingtonpost.com/blogs/the-switch/wp/2013/12/30/the-nsa-seems-to-really-enjoy-exploiting-high-profile-tech-companies/

 Spy catalog leak: How NSA owns PCs, phones, routers, hard disks 'at speed of light'
 Register: 31 December, 2013
 http://www.theregister.co.uk/2013/12/31/nsa_weapons_catalogue_promises_pwnage_at_
the_speed_of_light/

[追記:2014年1月1日]

関連記事を追加する。

 Your USB cable, the spy: Inside the NSA’s catalog of surveillance magic
 ars technica: December 31, 2013
 http://arstechnica.com/information-technology/2013/12/inside-the-nsas-leaked-catalog-of-surveillance-magic/

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英国:BBCのサーバに対してサイバー攻撃の試み?

下記の記事が出ている。

 Exclusive: Hacker took over BBC server, tried to 'sell' access on Christmas Day
 REUTERS: December 29, 2013
 http://www.reuters.com/article/2013/12/29/us-bbc-cyberattack-idUSBRE9BS06K20131229

 BBC server taken over by Russian hacker at Christmas
 Guardian: 29 December, 2013
 http://www.theguardian.com/technology/2013/dec/29/bbc-server-hacked-at-christmas

[追記:2013年12月31日]

関連記事を追加する。

 BBC computer server 'was controlled' by Russian hacker
 BBC: 30 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25547738

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百済三書

『百済記』,『百済新撰』及び『百済本記』を併せて百済三書というらしい。

通説によれば,現在では失われてしまったということになっている。しかし,私は,日本国内のどこかに写本(完本)が存在しているだろうと思っている。

百済三書の内容は,逸文として『日本書紀』の中に散見される。

巻一九欽明天皇では,当時における百済・新羅・高句麗・伽耶・日本の間の国際関係がかなり具体的に書いてあり,『百済本記』が何度も引用されている。

百済滅亡時に日本国に亡命した百済の王族や高官などがそうした書物を大量にもってきたのだろう。あるいは,それ以前の時代に日本国の天皇に献上されたものかもしれない。厳しい国際情勢の中にあって百済の正当性を示すためにこれらの書物が編纂されたことは疑いなく,唐や日本国に写本を献上することによって自らの正当性を訴えるということは十分あり得たことだと思う。

散逸したとされている『神農本草教』が日本国の仁和寺に保管されており,比較的最近,それを参考にしながら,中国でも『神農本草教』の復元が行われ,出版されたのだが,これも似たような事例ということができるかもしれない。

百済三書は,復元可能なものかもしれないと思う。

さて,欽明天皇の時代,朝鮮半島~満州付近の情勢はめまぐるしく変化していたようだ。現代における固定的な首都という物的装置をもった「国家」のようなものを考えるとわかりにく部分が多いけれども,「国家」それ自体が「全体として移動することが可能な存在」だという前提で読むと,非常にわかりやすい。

欽明天皇二三年春正月のところには,任那滅亡の状況が描かれており,新羅を「西羌」と表現している。蛮族として侮蔑する趣旨であろうと思われるが,典拠は中国の史書にもあり,要するに北方遊牧民のようなものだとの認識があったものと考えられる。極悪非道・暴虐の限りを尽くしたことが描かれておりまさに悪魔の所業のように読める。

しかし,任那滅亡に至るまでの記述の中で,伽耶国内ではその構成国間で離反・融合などが繰り返されていたことが示されている。そのことから,残虐の限りを尽くしたのは,新羅だけではなく,新羅に寝返った他の伽耶国構成国の一部だった可能性も否定できないのではないかと思う(ただし,日本国の朝廷としては,その事実を知っていたとしても,将来の国際情勢の変化等を慎重に考慮した上で,あえて伏せ,新羅の単独行為として表現したとも考えられる。あるいは,『日本書紀』編纂時点において,裏切り者の子孫が日本国内の有力豪族として存在しており,そのことを配慮して曖昧な表現にしたとも考えられる。)。

一般に,もともと様々な民族が混在する社会として構成されていた地域だと推定される。現代において存在しているような主権国家や国際関係を前提にものごとを考えていては駄目なので,なかなか難しい。現代においてさえ,アフリカ諸国の悲惨な内戦等を普通の「国家」という観点で考えたのでは駄目で,移動可能な部族の集合体として「国」というものを理解しないといけない。

ところが,新羅滅亡時には,同じことを新羅自身が味わっている。

新羅滅亡の際には,大量の難民が日本国に押し寄せた。日本国に逃れることができたのは,日本国内にコネのある親日的な部族だけだったろうと推定される。朝鮮半島に残っていた新羅民は,一人残らず惨殺されて悲惨な最後を迎えたことになっているから,まさに因果応報というものだろう。韓国の歴史学者の中には新羅からの継続性を重視する者もいる。そのような者に限って極端に反日的だ。しかし,新羅の極悪非道を承継した種族を自認するようなものだから,やめたほうがよいと考える。自己矛盾の極みと言える。

その後の朝鮮半島では,モンゴル系諸族が進出して今日に至っている。したがって,倭人からはじまる古代朝鮮半島の国家史は新羅滅亡によって終わったのであり,それ以降の時代における朝鮮半島の国家史との間には完全な断絶があると断定せざるを得ない。

ただし,新羅滅亡時に朝鮮半島に居住していた者が文字通り一人残らず死滅したと考えることはできない。やはり,日本国を裏切って新羅についた旧伽耶諸国構成国の中には唐に寝返ったところが多数あったはずだ。そうやって時代の情勢にすばやく反応し,常に強国になびくということで生き延びてきた種族が存在するはずだ。

同じことは,高麗と元との関係でもみられる。基本的には同族なので,そうなりやすかったのだろう。

そういうあたりから考えてみると,もし現代の日本国が極めて強大な国家になった場合,当然,強大な日本国になびくことになるだろう。そうなると最も脅威を感ずるのは,他ならぬ中国に違いない。仮想敵国と国境を接することなく,上手に緩衝地帯を設けながら国際関係をマネジメントすることができなくなる。

ところで,欽明天皇二三年秋七月のところには,新羅の使者が日本国にやってきたが,その使者は日本国に到着してから新羅により任那が滅亡させられたとの事実を初めて知り,新羅が日本国に背いたことを恥じ,新羅に帰国せず,日本国にとどまったとある。真相は,その使者が新羅に帰国すれば親日派の者として粛清されてしまう可能性を考慮し,日本国が新羅からかくまってやったということだったのではないかと想像する。

それにしても,任那滅亡から半年以上経過した時点の事柄になるので,新羅から日本国に至るためには半年以上の日数を要したということになる(新羅による任那攻撃開始前の時点で新羅を出発したとすればおよそ1年くらいかかる行程だったかもしれない。)。

これはかなり奇妙なことだと思う。

いろいろと考えてみると,新羅もまた多民族国家であり併合した諸国(諸部族)の中には親日的なところもあっただろうから,もしかすると,任那の滅亡後に,そうした親日派の部族が日本国との関係を完全に断ち切らないようにするため,やってきたということなのかもしれない。

津田左右吉だけではなく,『日本書紀』の信頼性を疑問視する学者は,多いというよりもむしろ圧倒的多数なのではないかと思う。

しかし,火のないところに煙はたたない。

もちろん,朝廷にとって不都合な出来事については改ざんや隠滅もあったはずだ。しかし,それだからと言って全部が虚偽であるとは言えない。

学者たる者は,虚偽である部分と真実である部分とを明確に分けて考察すべきだ。少なくとも,そのように考察しようとする努力をすべきだと思う。

自戒の念をこめて。

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2013年12月29日 (日曜日)

なぜ航空機内でのモバイル利用制限が緩和されることになったのか?

下記の記事が出ている。

 Snowden leak journo leaks next leak: NSA, GCHQ dying to snoop on your gadgets mid-flight
 Register: 27 December, 2013
 http://www.theregister.co.uk/2013/12/27/greenwald_30c3/

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世界中の無線通信会社がSIMの脆弱性を解消する努力を怠ったためにNSAによる通信傍受が容易になった?

下記の記事が出ている。

 Mobile carriers failed to use tech fixes to thwart spying: expert
 REUTERS: December 27, 2013
 http://www.reuters.com/article/2013/12/27/us-mobile-cybersecurity-idUSBRE9BQ0IC20131227

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遣渤海使

日本国が新羅と緊張関係にあった時代,遣渤海使により日本国と渤海国との間に交流があったことは歴史上の事実だとされている。

そのような事実があったという前提で考えてみると,当時,緊張関係にあった新羅の支配地を経由する陸路を用いることはできなかったと考えるのが妥当だ。

もしそうだとすると,新羅の水軍に妨害されることなく渤海国と交通できる海上の航路が存在していたことになる。あるいは,当時の新羅には有効に戦闘可能な大型軍船がなかったと考えることも可能だろう。

他方で,新羅が内陸国であり,伽耶国経由で陸路により行き着く国だったとしたら,別の考えも成立可能となる。

当時のことについてはわからないことが多すぎるのであまり断定的なことは言えないが,1つの仮説としては,遣渤海使による日本国と渤海国との交流があった当時における新羅の所在位置は,現在の通説が考えているところとは異なるかもしれないということが連想される。

おそらく,新羅は,唐により鴨緑江以南の地を冊封された735年以前の時期には,現在考えられているよりもずっと北方に所在していたのではないかと思われる。

一般に,「国家の所在地は移動しない」という前提でものごとを考えるのは危ないかもしれない。

もともとモンゴルの人々と同じように移動する種族であり,移動した先の場所が新たな国になるというような状況が古い時代にはあったのではないかと思う。

固定された領土のようなものが必要なのは耕地という土地を安全に確保・維持しなければならない農耕を主体とする種族であり,騎馬民族や遊牧民のような人々には最初から固定された領土のようなものは必要がないということもできる。

このことは中国を攻撃して「元」を建国した当時のモンゴル帝国における「国」のあり方のようなものを考えてみると,理解できることだ。

なお,山形明郷『卑弥呼の正体』では,新羅の「鶏林」とは,「吉林」と同義だとの見解が提供されている。

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生体認証技術は通常予想されている以上に脆弱

下記の記事が出ている。

 Reading Your Palm for Security's Sake
 New York Times: December 28, 2013
 http://www.nytimes.com/2013/12/29/business/reading-your-palm-for-securitys-sake.html

私は最初からそのように言っている。

やっと世間的に認識されてきたということなのだろう。

なお,生体要素による認証の識別力にはかなり厳しい限界があることについては,松本・齋藤・町村編『電子商取引法』(勁草書房)の第3章で詳論したとおりだ。

生体認証を過信し過ぎると,大変なしっぺ返しを受けることになる。

要は確率論の一種に過ぎないので,一定頻度で失敗が必ず発生する。だから,法律論としては,私が提唱している「免罪符理論」しか生き残ることができない。

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三次元プリンタ(3D Printer)を用いた調理

下記の記事が出ている。

 The future of cooking? PRINT your dinner: Don't scoff - but now 3D printers can make food
 Daily Mail: 27 December, 2013
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2530195/The-future-cooking-PRINT-dinner-Dont-scoff-3D-printers-make-food.html

本当に実用化すれば,外食産業の中でも簡易な食品しか提供していないところは壊滅してしまう可能性が高い。

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米国:電光掲示式道路標示版はハックされまくり

下記の記事が出ている。

 Hacked Digital Road Signs Make Us Smile
 Car Buzz: December 27, 2013
 http://www.carbuzz.com/news/2013/12/27/Hacked-Digital-Road-Signs-Make-Us-Smile-7717816/

汎用品の電子部品と一般公衆回線経由の通信で安くあげるのは,もうやめにしたらどうかと思う。

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伽耶国はどこにあったのか

諸説あるが,通説は,百済と新羅が朝鮮半島に所在していたという前提で,朝鮮半島南端付近の地域がそれに該当すると理解している。

具体的な比定地に関しては,異なる説が濫立していると言ってよい。

ところで,以前このブログでも書いた山形明郷『卑弥呼の正体』で示されている説,すなわち,もともと古代における「朝鮮」とは遼陽を中心とした満州(中国東北部)一帯のことを指し,現在の朝鮮半島には存在せず,また,百済は遼東半島付近にあったとの説に従うとどういうことになるだろうか?

日本書紀において伽耶国と新羅を隔てていた大きな河川とは,漢江または鴨緑江を指すことになるのかもしれない(正確には高句麗との国境ということになるとも考えられる。)。新羅の本拠地は,現在の北朝鮮にある清津のあたりだったのではないかと推測可能だ。その後,新羅が拡大し,いわゆる統一新羅が成立することになるのだが,その間,相当長い間,伽耶国は存続し続けていたと思われる。その歴史は統一新羅及びその後の高麗国によって消去され,または改ざんされてしまったと考えるのが妥当だ。

そうでなければ,壱岐の島経由で朝鮮半島と日本との交通(海路)を確保することはできなかったと思われる。当時は,丸木舟のような原始的な舟ではなく,古代中国の軍船のような巨大な木造艦船による交通が頻繁に行われていたと推定される。それを阻む国の戦闘用艦船が停泊する港がすぐ近くにある場合,そのような交通には重大な支障が生じたと考えられる。日露戦争当時のロシア帝国ウラジオストック艦隊所属戦闘艦船の役割を考え,類推してみれば良い。

伽耶国の一部である安羅の政治状況については微妙なのだが,これは,後に百済が中国に圧迫されて遼東半島から南東方面に移動し,現在の北朝鮮の平城付近に移動したことに伴うものではないかと思われる。

つまり,現在の韓国のほぼ全域が伽耶国(倭国)であるということになる。

伽耶国は,品質の良い鉄の産地であると一般に考えられている。鉄器の国だ。では,その鉄を採掘した鉱山(または砂鉄産地)は韓国南部地域の一体どこにあるというのだろうか?

北朝鮮は,鉄や石炭など莫大な埋蔵量を誇る有用鉱物資源の宝庫として知られている。これが古代朝鮮を考えるための重要なヒントになると思う。

以上を前提とすると,金達寿のいう「新羅系」とは,実は伽耶系(倭人系)の一部であったということにならざるを得ない。ただし,統一新羅~統一新羅滅亡以降の歴史がごちゃごちゃになってしまっていることから,正確には,古い時代には伽耶系(倭人系)の一部であったとするのが良いかもしれない。

「伽耶」は日本語ではその後「韓」または「唐」と表記されるようになった。これは,非常に長い期間にわたる国際情勢の変化を見据えての対処というもので,とくに「唐」を「から」と読ませるに至った主要な原因は大宝律令体制の確立にあると考えている。

現在の多数の神社(建物や御神体)にある「韓」の字は,もともとは「伽耶」だったのだろうと思う。

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2013年12月28日 (土曜日)

警察庁:振り込め詐欺被害者が現金等を送付した住所の公表について(平成25年12月26日現在 №91)

警察庁のサイトで,下記の資料が公開されている。

 振り込め詐欺被害者が現金等を送付した住所の公表について(平成25年12月26日現在 №91)
 警察庁:2013年12月26日
 http://www.npa.go.jp/pressrelease/souni/furikome_jyusyo.pdf

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botネットによるクロスサイトDDoS攻撃が増加?

下記の記事が出ている。

 A quick look at a (new?) cross-platform DDoS botnet
 CERT Polska: December, 2013
 http://www.cert.pl/news/7849/langswitch_lang/en

 Nuevo malware DDoS
 CIO: 27 December, 2013
 http://cioperu.pe/articulo/14841/nuevo-malware-ddos/

同様のリフレクション攻撃等については,日本でも増加しているらしく,警察庁等では警戒を強めている。

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PC用セキュリティソフトの防御率比較

下記の記事が出ている。

 Heads-Up: Your Malware Protection Could Be Out-Dated And Ineffective
 Forbes: December 27, 2013
 http://www.forbes.com/sites/davealtavilla/2013/12/27/heads-up-your-malware-protection-could-be-out-dated-and-ineffective/

Forbesが引用している報告書は下記のところにある。

 Home Anti-Virus Protection
 OCTOBER - DECEMBER 2013
 Dennis Technology Labs
 http://dennistechnologylabs.com/reports/s/a-m/2013/DTL_2013_Q4_Home.1.pdf

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内政干渉

第二次世界大戦後の日本人は我慢強くなったのではないかと思う。

そうしなければ,国家が存続できないということを知ったからだ。

自国の政治体制や主要な宗教などについて他国から口出しされれば,それを喜ぶ為政者はいないだろうと思う。

大昔のように英国の国教会をバチカンが批判したら,大変な騒ぎになるだろう。

米国がフランスのカトリックを批判しても同じだ。

中国は,チベット問題やウイグル問題について,他国が口出しすることは内政干渉だと明言している。

しかし,日本国の政府は,同じような意味で内政干渉に該当しそうな出来事があってもじっと我慢してきた。

世界中でこれ以上おとなしい国家はない。

今後もきっとそうだろうと思う。

そうしなければ生き残れないということを知っているからだ。

にもかかわらず,なぜ日本国だけが批判されるのか。

それは,極めて単純に,単なる「人種差別」なのだろうと思う。

これは,もちろん国連憲章等の基本的な国際合意に明確に違反するものだと言える。

それでも日本政府は,今後もこれまでどおり我慢し続けるべきだと思う。

そうしなければ生き残ることができない。

私は,どの政党の支持者でもないが,日本国の国民であるので,日本国政府には,忍耐を期待したい。

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天皇旗

全く別の調べものをしていてたまたま知った。不勉強にして,これまで正確なことを知らなかった。恥ずかしい。

赤地に金菊花文様であり,色は異なるが全体として日章旗と似ている。

ところで,過去の日本においては,社会主義者や共産主義者が弾圧されてきた歴史がある。そのシンボルは,赤い旗(紅旗)だった。

日本の特殊警察等が社会主義者等を徹底的に弾圧した深層心理には,その思想がどうのこうのという前に,天皇陛下の御旗の類似品を振りかざすことは不敬の極みであり,決して許されることではないというような気持ちがあったのではないかと思った。

明治時代に制定された大日本帝国陸軍の各種軍旗は,天皇旗をデフォルメした形式のものが用いられており,いずれも赤地に金菊花文様の旗だ。

旭日旗ではない。

ちなみに,赤い旗を天皇の旗とすることは明治時代に制定された法令に基づくものであるので,社会主義国家の国旗として紅旗または赤旗が制定されるよりずっと古いことであり,大日本帝国が社会主義諸国の国旗を模倣したというようなことは歴史的にあり得ないことだ・・・ということは言うまでもない。

**********************************

菊花の図案は,唐からもたらされた竹,梅,蘭,菊などの古典園芸文化に由来するもので,平安時代に確定されたものだというのが定説だ。

私が興味をもつのは,日本では,貴族階級や武士階級だけではなく町民も家紋をもっていること,そして,その中には植物を図案化したものが非常に多いことだ。

家紋という概念が成立する前に,特定の種類の植物を氏族のシンボルとする伝統のようなものがあったのかもしれない。

古代倭人の国である伽耶国と植物の「萱」との関係について指摘する研究者は決して少なくない。

私の素人的な想像としては,弥生時代において柱や桁があり萱葺きの屋根をもつ家屋を建てることができたのは相当有力な渡来人系豪族だけだったと思われるから,もしかすると,伽耶国から移住してきた人々の住む家のことを指す言葉が,萱葺き建築の普及とともに当初の意味を失い,葺くための植物である萱(葦)のことを指すようになったのではないかとも考えたりする。

あまりにも古い時代のことなので,証明しようがないのだが・・・

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米国:NSAによる大規模通信傍受はテロとの闘いのために必要であり合憲であるとの判断

下記の記事が出ている。

 U.S. judge says NSA phone surveillance is lawful
 REUTERS: December 27, 2013
 http://www.reuters.com/article/2013/12/27/us-usa-security-aclu-idUSBRE9BQ0DA20131227

先日,逆の結論を示す判断が別の裁判所で示されている。

面倒な問題なのだが,ある図を書いて考えると問題の本質を簡単に理解することができる。明治大学法科大学院の授業では,その図を示して解説しているのだが,受講学生がその図の重要性をどこまで認識・理解したかについてはわからない。

[追記:2013年12月29日]

関連記事を追加する。

 The most Kafkaesque paragraph from today's NSA ruling
 Washington Post: December 27, 2013
 http://www.washingtonpost.com/blogs/the-switch/wp/2013/12/27/the-most-kafkaesque-paragraph-from-todays-nsa-ruling/

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2013年12月27日 (金曜日)

SamsungのKnoxに深刻な脆弱性

下記の記事が出ている。

 Israeli Researcher Claims Samsung's Knox Is Vulnerable to Malware
 News Factor: December 26, 2013
 http://www.newsfactor.com/news/Is-Samsung-s-Knox-Open-to-Malware-/story.xhtml?story_id=1220047IA45K

 Samsung KNOX Security System Vulnerable To Hacking
 redOrbit: December 25, 2013
 http://www.redorbit.com/news/technology/1113035342/samsung-knox-flaw-discovered-1225113/

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Dogecoinがハックされたらしい

下記の記事が出ている。

 Dogecoin Wallets Hacked, Much Coins Stolen
 readwrite: December 26, 2013
 http://readwrite.com/2013/12/26/dogecoin-hacked-millions-of-coins-stolen

[追記:2014年5月14日]

関連記事を追加する。

 Attack on Dogecoin vault prompts shutdown
 BBC: 13 May, 2014
 http://www.bbc.com/news/technology-27391568

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甲午農民戦争(東学党の乱)?

下記の記事が出ている。

 韓国・朴槿恵政権、報道攻撃で支持率急落 弱点突く左派系メディア
 産経ニュース: 2013.12.27
 http://sankei.jp.msn.com/world/news/131227/kor13122721000003-n1.htm

早く気づかないと大変なことになりそうだ。

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大宝律令の影響

数週間前のことだが,暗くなってから自宅のある市の駅に帰り着き,駅の近くの駐車場のところまで歩いている間に,目下とりくんでいる法学上の課題を解く鍵が大宝律令にあることに気づいた。

「どうにか論文にすることができそうだ」と思いながら自分の車の後ろのほうを回って運転席のところまで行こうとしたら,車止めにつま先をひっかけて転倒してしまった。

ひどく痛く,目から火花が飛び散るような感じ。

しばらくの間,そのままぼ~~~っとしていた。考え事をしながら夜道を歩くものじゃないと痛感した。

気づくと,すぐ近くの公園の東屋で若いカップルが熱々に抱き合っているのが見えた。もしかすると痴漢だと思われたかもしれない(笑)。

幸い骨折はなく,数週間で快癒した。

その間,仮説が単なる思い付きに過ぎないのか,それとも論証可能な理屈となるのかを検討すべく,何十冊もの古典を読み漁っていた。

目下,ターゲットを絞った上で,『神農本草経』,『本草綱目』,『医心方』,『大同類聚方』,『東醫寶鑑』などと格闘中。

つらつら思うのだが,日本の学問には堅牢で健全なブリッジが必要だ。

日本ではあまりにもタコツボ(←丸山真男の説)が多すぎる。日本国の後進性のゆえにそうなのだろうと思う。『旧唐書』,『新唐書』,『宋史』などをじっくりと読んでいるとその感を深める。

ただし,正しくブリッジを構築すると,現在あるようなスタイルの学術会議や学会(学術団体)の多くは破綻をきたしてしまうことだろう。

そういうものなのだ。

・・・というわけで,現状を打開するためのキーワードは,大宝律令ということになる。

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オンラインゲームをするとインターネット中毒になる?

下記の記事が出ている。

 Are you hooked on the internet? Regular surfers can exhibit symptoms usually seen in DRUG ADDICTS
 Daily Mail: 24 December, 2013
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2528908/Regular-internet-surfers-exhibit-symptoms-usually-seen-DRUG-ADDICTS.html

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Netflixで問題発生

下記の記事が出ている。

 Netflix is suffering an outage affecting users in the US, Canada and Latin America
 TNW: December 27, 2013
 http://thenextweb.com/insider/2013/12/27/netflix-is-suffering-an-outage-that-is-affecting-users-in-the-us-and-latin-america/

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米国:各州でドローン(無人航空機)の開発・導入熱が高まる-オクラホマ州がリード?

下記の記事が出ている。

 Oklahoma's drones – the next generation
 Guardian: 26 December, 2013
 http://www.theguardian.com/world/2013/dec/26/oklahoma-drone-next-generation-faa

問題は多数ある。

1)基本的にプライバシーがゼロになる

2)ドローン及びドローン搭載の各種兵器を武器とするテロ攻撃の脅威が高まる

3)誰も航空管制できない

4)ドローンのサイバーハイジャッキングが横行する

5)ドローンの墜落や衝突等に伴う人身事故,建造物損壊事故,送電線断裂事故その他の重要インフラの破壊事故等が多発する

6)ドローン撃墜用電磁波砲の技術開発が促進され,ドローン以外の電子機器類に対するサイバー攻撃にも用いられるようになる

7)以上の組み合わせまたは応用

[追記:2013年12月31日]

関連記事を追加する。

 F.A.A. Picks Diverse Sites To Carry Out Drone Tests
 New York Times: December 30, 2013
 http://www.nytimes.com/2013/12/31/us/politics/us-names-domestic-test-sites-for-drone-aircraft.html

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2013年12月26日 (木曜日)

ドスパラ通販サイトで不正アクセス

下記の記事が出ている。

 ドスパラ通販サイトに不正アクセス、顧客情報が漏洩か
 Security Next: 2013年12月24日
 http://www.security-next.com/045379

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The Philosophy of Biology - A Companion for Educators

Amazonに注文していた下記の書籍が届いたので早速読んでみた。

 The Philosophy of Biology - A Companion for Educators
 Kampourakis, Kostas (Ed.)
 Springer (2013/7/1)
 ISBN 978-94-007-6537-5
 http://www.springer.com/philosophy/epistemology+and+philosophy+of+science/book/
978-94-007-6536-8

植物学の知識がなくてもこの書籍に収められている諸論考を読み進むうちに自然と身についてしまうし,文章は比較的平易なものが多いので,法学研究者でも比較的容易に読みこなすことができるだろう。

法哲学に興味のある者には必読の一冊となるのではないかと思う。

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台湾:Appleが違法に価格拘束をしていたとして公正取引委員会が制裁金

下記の記事が出ている。

 Taiwan fines Apple $666K over iPhone pricing
 CNET: December 25, 2013
 http://news.cnet.com/8301-1035_3-57616283-94/taiwan-fines-apple-$666k-over-iphone-pricing/

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ドローン(無人航空機)のシルエット図鑑

下記の記事が出ている。

 21st century bird watching: Drone guide lets sky gazers spot flying military robots using their silhouettes
 Daily Mail: 24 December, 2013
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2528902/21st-century-bird-watching-Drone-guide-lets-sky-gazers-spot-flying-military-robots-silhouettes.html

21世紀のバードウォッチング・・・だそうだ。笑えない。

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Bitcoin ポーカーゲームサイトがハックされたらしい

下記の記事が出ている。

 Bitcoin Poker Site Hacked
 eSecurity Planet: December 24, 2013
 http://www.esecurityplanet.com/network-security/bitcoin-poker-site-hacked.html

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バイドゥIMEはスパイウェアの一種か?

下記の記事が出ている。

 入力情報を無断で送信 中国製の日本語ソフト 漏えい注意呼び掛け
 産経ニュース: 2013.12.26
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131226/crm13122610160001-n1.htm

 百度のIME、中国製の日本語入力ソフトが入力情報を無断送信 パスワードなども
 Huffignton Post: 2013年12月26日
 http://www.huffingtonpost.jp/2013/12/25/baidu-ime_n_4502142.html

 バイドゥが見解発表、「利用規約に同意した場合のみ」……Simejiについては「実装バグ」
 RBB: 2013年12月26日
 http://www.rbbtoday.com/article/2013/12/26/115377.html

 Japan warns of security risk in language input software
 ZDNet: December 26, 2013
 http://www.zdnet.com/japan-warns-of-security-risk-in-language-input-software-7000024639/

[追記:2013年12月27日]

関連記事を追加する。

 一部「日本語入力ソフト」に機密情報漏洩のおそれ、政府が注意喚起
 Security Next: 2013/12/26
 http://www.security-next.com/045454

[追記:2013年12月28日]

関連記事を追加する。

 バイドゥが一連の報道に再度反論、改めて見解示す
 まいなびにゅーす: 2013年12月28日
 http://news.nifty.com/cs/technology/mobiledetail/mycom-20131228-20131228018/1.htm

百度の説明のとおりとすれば,外形的行為それ自体としては景品表示法に抵触する行為ということになりそうなのだが,無償のサービス(役務提供)であることから同法の適用はないと考えるのが妥当だろう。

ここにも日本のサイバー法制の重大欠陥の1つがある。

利益を優先し,私人の権利を軽視してきたツケがまわっている。

何しろ,一般私人だけではなく機密性の高い業務に従事する企業人や公務員も同じ電子的な道具を使っているからだ。

機密性の問題を論じる場合,プライバシーだけに限定するような議論が多すぎる。冷静に再考したほうが良い。

私は,「機密性」を統一的にとらえるというごく当たり前の手法で法解釈論を重ねてきたし,その研究成果を明治大学法学部の紀要である法律論叢で連載中の「サイバー犯罪の研究」の中に織り込んで,少しずつ公表してきた。

[このブログ内の関連記事]

 よくわからないのだが
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-877c.html

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Genomics of Plant Genetic Resources: Volume 1. Managing, sequencing and mining genetic resources

Amazonに注文していた下記の書籍が届いたので,早速読んでみた。

 Genomics of Plant Genetic Resources: Volume 1. Managing, sequencing and mining genetic resources
 Roberto Tuberosa, Andreas Graner, Emile Frison (ed.)
 November 19, 2013
 Springer
 ISBN-13: 978-9400775718

非常に面白い。

法学上の真の意味での本質的な部分に踏み込んだ論説はないが,この書籍の性質上やむを得ないところだろう。

とはいえ,この分野に関する研究者にとって必備の一冊となることだろう。

来年春にVolume 2が刊行される予定となっているので,とても楽しみにしている。

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警察庁:特殊詐欺の認知・検挙状況等について(平成25年1月~11月)

警察庁のサイトで,下記の統計結果が公表されている。

 特殊詐欺の認知・検挙状況等について(平成25年1月~11月)
 警察庁:2013年12月20日
 http://www.npa.go.jp/sousa/souni/hurikomesagi_toukei.pdf

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スマートフォン用アプリSnapchatに重大な問題

下記の記事が出ている。

 Researchers publish Snapchat code allowing phone number matching after exploit disclosures ignored
 ZZDNet: December 25, 2013
 http://www.zdnet.com/researchers-publish-snapchat-code-allowing-phone-number-matching-after-exploit-disclosures-ignored-7000024629/

[追記:2013年12月28日]

関連記事を追加する。

 Privacy lenses pointed at Snapchat for making phone number searches too easy
 Naked Security: December 27, 2013
 http://nakedsecurity.sophos.com/2013/12/27/privacy-lenses-pointed-at-snapchat-for-making-phone-number-searches-too-easy/

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2013年12月25日 (水曜日)

ドローン(無人航空機)で不動産物件の物色?

下記の記事が出ている。

 Still Unconvinced, Home Buyer? Check Out the View From the Drone
 New York Times: December 23, 2013
 http://www.nytimes.com/2013/12/24/nyregion/still-unconvinced-home-buyer-check-out-the-view-from-the-drone.html

この記事のヘリ型ドローンは適法な使用例といえるかもしれないが,同じことを強盗団や窃盗団などが違法に実行することは十分に予想できる。

私のように無資産の人間にはあまり関係ないことだ。しかし,資産家は,小型飛行体による強盗・窃盗準備行為に対する防御を考えないといけないことになるだろう。

セキュリティ会社も各種ドローンに対する対応を考えるべきだろうと思う。従来の警備方法では極めて簡単にすり抜けられてしまう。

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スロベニア:Mariposa botnetのソフトウェアを製造した27歳の者に対し,拘禁刑5年の判決

下記の記事が出ている。

 Mariposa botnet 'mastermind' jailed in Slovenia
 BBC: 24 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25506016

 Creator of massive ‘Mariposa’ botnet software sentenced to five years in prison
 Venture Beat: December 24, 2013
 http://venturebeat.com/2013/12/24/mariposa-botnet-software-jail-slovenia/

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Cryptolockerランサムウェアは25万台のPCを汚染している?

下記の記事が出ている。

 Cryptolocker ransomware has 'infected about 250,000 PCs'
 BBC: 24 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25506020

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2013年12月24日 (火曜日)

Snowden氏は,現時点でもNSAのために働いている?

下記の記事が出ている。

 Snowden: 'I am still working for the NSA ... to improve it'
 Register: 24 December, 2013
 http://www.theregister.co.uk/2013/12/24/snowden_mission_accomplished/

 Edward Snowden, after months of NSA revelations, says his mission's accomplished
 Washington Post: December 24, 2013
 http://www.washingtonpost.com/world/national-security/edward-snowden-after-months-of-nsa-revelations-says-his-missions-accomplished/2013/12/23/49fc36de-6c1c-11e3-a523-fe73f0ff6b8d_story.html

[追記:2013年12月26日]

関連記事を追加する。

 Edward Snowden Christmas message: End mass surveillance
 BBC: 25 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/world-us-canada-25516081

[追記:2013年12月27日]

関連記事を追加する。

 Snowden sometimes rational, sometimes hysterical
 ZDNet: December 26, 2013
 http://www.zdnet.com/snowden-sometimes-rational-sometimes-hysterical-7000024636/

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「東海」はどこにあったのか?

たぶん,黄海の奥,遼東半島の東側のあたり,すなわち鴨緑江沖にある西朝鮮湾(Korean Bay)付近の海域を指す。

古代三韓国が遼東半島周辺にあると考える以上,そうならざるを得ない。

この問題は,やはり,楽浪郡の所在位置を確定する作業を経なければ解決できない。

韓国政府は,日本の戦前の皇国史観をでたらめだと言って批判している。

議論はあるが,韓国政府の主張する前提でものごとを考えてみれば,やはり,古代朝鮮は遼東半島にあったと考える以外にないことになると思う。

皇国史観を前提にしない限り,ソウルやピョンヤンのあたりに古代朝鮮国家(特に百済などの国家)があったとすることはできないからだ。

皮肉なものだと思う。

[このブログ内の関連記事]

 山形明郷『卑弥呼の正体-虚構の楼閣に立つ「邪馬台」国 』
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-7708.html

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遠山美都男『敗者の日本史1 大化改新と蘇我氏』

下記の書籍を読んだ。なかなか面白いと思った。

 遠山美都男
 敗者の日本史1 大化改新と蘇我氏
 吉川弘文館 (2013/11/1)
 ISBN-13: 978-4642064477

***********************************

(余談)

この書籍とは直接の関係のない一般論だが,勉強を重ねるにつれ,「古代の氏族をどうとらえるか」について疑問に思うことが増えてきた。

それは,「当時の有力豪族は,政略結婚等を通じて多重にからみあった連合体を構成していたらしい」という点ではほぼ異論がないのにもかかわらず,氏族の系統としては単独の系統だけを考えている研究者があまりにも多いという点だ。

例えば,始祖が新羅系であっても百済系や高句麗系などの豪族と姻戚関係をもつと,そこから生まれている子孫は,多系統の雑種ということになる。ただ,(政略結婚の本質から)母方からの精神的影響が強いと推定する場合,例えば,同一の親から生まれた子供達の中でも新羅に親和性を有する者,百済に親和性を有する者,高句麗に親和性を有する者など,かなりひどいばらつきが出ることだろう。

しかも,中国の史書によれば,日本国の豪族は何百人もの妻をもっていたらしいとされている。誇張があることをさしひいてもかなり多数の妻との一夫多妻制であった可能性が極めて高い。

そのように異なる系統と思想を有する王子らに対して,当時の新羅,百済,高句麗などがそれぞれ密接な関係をもとうとしてロビー活動をすることは当然の成り行きというものだと思う。

「国力」というものを考えた場合,朝鮮半島~遼東半島の後三国時代には,もちろん中国が随一であるが,海を隔てた海洋中にある日本国は第二の力量をもっていたはずで,朝鮮半島~遼東半島の三国は国境を相互に接しておりしばしば中国からも圧力を受けている関係で経済的に相当疲弊していた可能性が高い。そもそも高緯度地域なので農業に適さず,国力を増強することが非常に難しい。騎馬民族的な侵略国家として成立するのでない限り軍事力も劣ることになると考えられる。そのような騎馬民族国家であったと考えられる鮮卑族でさえ,人口増加に耐えられずに1000名もの漁業者を倭人の国(おそらく現在の韓国に相当する地域)から略取し,強制的に漁業に従事させたと史書に記録があるから,現在の北朝鮮~中国東北部あたりの諸国は,これまで想像されてきたよりも相当貧しい地帯だったと考えるのが妥当だ。日本に仏教を伝えたとされる百済でさえ,裕福で文化的だったのは上流階級だけだったと推定される。

要するに,日本国は,当時既に相当の大国であった可能性が高い。ただ,朝鮮~満州あたりの諸国とは陸続きになっていなかったため,騎馬兵の大群が交戦するといったこともなく,それゆえに実際の存在形態が正確には知られていなかったということなのだろうと思う。

そして,中国東北部~アムール川~朝鮮半島付近は戦乱が続いていたため,既に日本国に渡来して定住していた古い同族を頼って移住しようとコネをつけておくための賄賂等を提供するために来任し挨拶をする者はいくらでもいたことだろう。

そのような複雑な状況の中で,同一の親から生まれた子供達の中にも海の向こうの政治情勢を反映した政治的派閥争いのようなものが生じるのは必然だったと考える。

古代の大きな争乱はこのようにして生じたものと考えるのが妥当だ。主観的には,「あいつが憎い」というようなものが前面に出ていたかもしれない。しかし,その背後では誰かが操っていた可能性が非常に高いと考えるのだ。ぼんぼんの王子にはそんなことを的確・迅速に推察することのできる能力・経験は(ごくわずかの例外を除いては)ないと考える。このことは中国歴代王朝の歴史をみても言えることで,ぼんぼんに世襲させるとだいたいろくな結果とならず,最悪の場合には国が滅んでしまう。それでも有力豪族の一部は生き残り続ける。中には日本国に集団として移住してきた者なども多数あったろうし,古くは,朝鮮半島の倭人の大半はそのようにして形成された中国系諸古部族の集合体だったのだろうと推定している。それゆえ朝鮮半島南端部にある地域は,小さな氏族が群雄割拠した状態が長く続き,新羅による統一に至るまでは統一国家のようなものが存在しなかった。その新羅さえもが,本当は古代倭人の氏族連合体であったと思われる。

そのような日本国の内外の情勢を冷静に観察していたのは,中国系の非常に高度な教養を有する渡来人及びその子孫(家系)だけだったろうと推定するが,彼らは非常に賢いので,時の情勢の変化に応じて公式の史書を何度も書き換え,その書き換えた産物が現在まで『古事記』や『日本書紀』として伝えられているのだろうと思う。

とにもかくにも,古代を理解するために,現在の一夫一婦制を前提として考えるのではそのことだけで完全に失格だと考える。家族制度とそれを是認するための倫理観は,時代と宗教観によって大きく異なることを認識しなければならない。現在では違法または反倫理的と考えられていることでも,当時では別に普通のことだったのであればそのようなものとして理解すべきで,現在の価値観を過去に押し付け投影してはならない。その意味で,歴史を考察する者は,常に完全に没価値的・即物的であることが求められる。

そういうわけであれこれ考えているのだが,先人の思索の結果を無視することは逆に大きな弊害もあるので,かたっぱしから読んでみている。

その上で,私の研究のために必要な範囲内で,何らかの論文をまとめたいと思っている。私は,考古学者でも歴史学者でもない。また,私の研究は伝統的な意味での考古学でも歴史学でもない。たぶん,全く新しいカテゴリに属する学問体系を構築し続けているのであり,現在の学術各方面の老人達には決して理解することのできない新たな学問世界を創り出しつつあるのだろうと思う。

私は,その時が来るまで待つ。

その時が来るまでは,極めて乏しい資金状況に苦しみながらも,ひたすら臥薪嘗胆。そして,刻苦勉励。

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米国:ビデオストリームコンテンツの閲覧記録を収集することはプライバシー侵害となるとの判断

下記の記事が出ている。

 Hulu must face privacy lawsuit, U.S. judge rules
 REUTERS: December 23, 2013
 http://www.reuters.com/article/2013/12/23/us-hulu-privacy-lawsuit-idUSBRE9BM0OJ20131223

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世界の主要な証券取引所がサイバーセキュリティに関して協調

下記の記事が出ている。

 Global Stock Exchanges Band Together on Cybersecurity Initiative
 infoSecurity: 23 December, 2013
 http://www.infosecurity-magazine.com/view/36234/global-stock-exchanges-band-together-on-cybersecurity-initiative/

別に水をさす意図は全くないが,強力な国家による諜報活動に対しては何をやっても全く無力だ。

世界規模で,政治思想そのものを変えないと駄目かもしれない。

しかし,既に遅すぎる。しかも,世界の中には旧石器時代とあまり変わらない国家が多数並存しており,同じ速度で進化しているわけではない。そうした古代型国家による裸の武力行使に対しては,実は現代型国家は非常に脆い。あっという間に崩壊する。

総じて,世界の脆弱性は極度に高まっているように思う。

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英国:カジノサイトに対してDDoS攻撃をしたとの罪で,ポーランド人プログラマに対し拘禁刑5年の判決

下記の記事が出ている。

 Polish programmers jailed for 5 years for DDoS and cyber-extortion of online casino
 Naked Security: December 23, 2013
 http://nakedsecurity.sophos.com/2013/12/23/polish-programmers-jailed-for-5-years-for-ddos-and-cyber-extortion-of-online-casino/

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最近Googleに買収された日本企業SchaftのロボットがDARPAのロボットコンテンストで優勝

下記の記事が出ている。

 Google's Schaft robot wins Darpa rescue challenge
 BBC: 23 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25493584

 日本のSCHAFTが1位で決勝へ:DARPAロボコン「8つのチャレンジ」
 Wired: 2013年12月24日
 http://wired.jp/2013/12/23/darpa-challenge/

今後,ロボットは信じられないほどの速さで進化することだろう。

とりわけ軍事目的での開発が進み,人間を抹殺するジェノサイドロボットが大量生産される日はかなり近い。

今のうちに楽しめることは楽しんでおいたほうが良い。巨額の財産を遺しても,誰も相続できなくなる。

何しろ相続人となるべき人類が全部抹殺されてしまうことになるのだろうから。

仮に軍事ロボット(殺人兵器)を禁止したところで同じだ。

人類の仕事のほぼ全部をロボットに奪われてしまう。

人類の生存意義それ自体が根底から否定されてしまうことになるのだ。

結局,粗大ゴミとして捨てられることになる。

そこまで極端にはならないとしても,かなり多くの労働が消滅してしまうことだけは避けられない。

人々は何もやることがなくなる。

それゆえ,近未来社会は,動物としてのヒトが直接楽しめる娯楽,すなわち,セックス,麻薬,賭博などを国家が無償で提供し,人々が日々そうした娯楽の中に埋没し,無気力となり,衰弱して死んでいくのを待つような社会になるのではないかと想像している。

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2013年12月23日 (月曜日)

米国:小売チェーン店Target Corpで深刻な顧客データ漏洩事件が発生

下記の記事が出ている。

 Target payment card data theft highlights lagging U.S. security
 REUTERS: December 22, 2013
 http://www.reuters.com/article/2013/12/22/us-target-security-lagging-idUSBRE9BL06X20131222

[追記:2013年12月24日]

関連記事を追加する。

 Lawsuits filed over Target data breach
 UPI: December 23, 2013
 http://www.upi.com/Business_News/2013/12/23/Lawsuits-filed-over-Target-data-breach/UPI-65701387829603/

 The U.S. is the top victim for counterfeit cards
 Examiner: December 23, 2013
 http://www.examiner.com/article/the-u-s-is-the-top-victim-for-counterfeit-cards

 Weak US card security made Target a juicy target
 NBC: December 23, 2013
 http://www.nbcnews.com/technology/weak-us-card-security-made-target-juicy-target-2D11792423?cid=eml_nts_20131223

[追記:2013年12月29日]

関連記事を追加する。

 米ディスカウントストア大手で4000万人分の顧客カード情報流出 盗まれた情報で買い物され被害も続発 
 産経ニュース: 2013.12.29
 http://sankei.jp.msn.com/world/news/131229/amr13122918000003-n1.htm

[追記:2014年1月11日]

関連記事を追加する。

 Target data theft affected 70 million customers
 BBC: 10 January, 2014
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25681013

[追記:2014年1月16日]

関連記事を追加する。

 Point-of-sale malware infecting Target found hiding in plain sight
 ars technica: January 16, 2014
 http://arstechnica.com/security/2014/01/point-of-sale-malware-infecting-target-found-hiding-in-plain-sight/

[追記:2014年1月30日]

関連記事を追加する。

 Target says criminals attacked with credentials stolen from vendor
 REUTERS: January 29, 2014
 http://www.reuters.com/article/2014/01/29/us-target-cyberattack-idUSBREA0S25Z20140129

[追記:2014年2月14日0:02]

関連記事を追加する。

 Email Attack on Vendor Set Up Breach at Target
 Krebs on Security: February 12, 2014
 http://krebsonsecurity.com/2014/02/email-attack-on-vendor-set-up-breach-at-target/

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韓国軍には銃弾がない?

下記の記事が出ている。

 陸自の銃弾 国連通じて韓国軍に提供へ
 NHK: 2013年12月23日
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131223/k10014044031000.html

謎の多いニュースなのだが・・・

汚職や不正のため,韓国軍保有の銃弾が実際には使い物にならない・・・なんてことがあるのかもしれない。

もし本当にそうだとしたら,北朝鮮に攻め込まれた場合,1週間もしないうちに韓国民全員が機関銃で銃殺刑にするという方法で粛清され,絶滅ということになるんじゃないかと心配してしまう。

もしそのようになった場合,日本の自衛隊とアメリカ軍が前面に出て防戦しなければならなくなるので,日本国民はそれなりの覚悟を決めておいたほうがよいかもしれない。

2000年~1500年ほど前に起きたことが姿を変えて再現されることになるのか・・・?

[追記:2013年12月24日]

関連記事を追加する。

 韓国軍に銃弾1万発提供 南スーダンPKO、人道・緊急性を考慮
 産経ニュース:2013.12.23
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131223/plc13122319140010-n1.htm

スーダンに派遣されている韓国兵のうち銃を装備しているのは約100名と推定されるので,1万発の銃弾を提供しても兵士1名あたりの銃弾数は約100発。これでは数分以内に撃ち尽くしてしまうことになるので,ほぼ絶望的な部隊だということができる。

白兵戦となると,現実には,韓国兵の勝算は高くない。

韓国の経済は,PKOで派遣した自国部隊を見殺しにせざるを得ないくらい疲弊しているものと推定される。兵站を維持することが全くできなくなっている。

外貨準備高も本当は底をついているのだろう。国家レベルで巨大な粉飾が存在する可能性がある。

[追記:2013年12月25日]

関連記事を追加する。

 日韓、支援要請めぐり食い違い
 共同通信:2013年12月24日
 http://www.47news.jp/CN/201312/CN2013122401002700.html

要らないんだったら,自衛隊に銃弾を返却すべきだろう。

要るんだったら,国として日本国政府に御礼をしてからコメントするのが「礼」というものだ。自分の体面ばかり考える思考は,決して「礼」とは言わない。漢字を読めない人に四書五経を読むことを勧めても無理かもしれないが・・・

ともあれ,こういう自己中心的なことばかりやっていると,世界中から疎外され,誰も助けてくれなくなることは不可避と思われる。現在の韓国政府は,韓国の国益を根底から損なうようなことばかりやっているとしか評価できない。

もし日本国の金融機関が融資を全て停止し,関連各社が部品等の供給を一切やめてしまったら一体どういうことになるのかわかっているのだろうか?

[追記:2013年12月27日]

下記の記事が出ている。

 韓国、日本提供の銃弾返却へ 追加物資到着後
 産経ニュース: 2013.12.27
 http://sankei.jp.msn.com/world/news/131227/kor13122712170001-n1.htm

結局,返却されることになったようなのだが,自衛隊としては,返却された銃弾を使用してはならない。不良品(粗悪品)の銃弾とすりかえられている危険性がある。もったいないけれども,自衛隊員の生命・身体の安全を守るため,全部破棄すべきだろうと考える。

外形だけパクっているけれども技術が伴っていない武器・兵器は,単に使い物にならないというだけではなく,非常に危険な存在だ。

[追記:2014年1月17日]

関連記事を追加する。

 銃弾、国連から陸自に返却 南スーダンで韓国軍に提供
 産経ニュース: 2014.1.16
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140116/plc14011621100012-n1.htm

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山形明郷『卑弥呼の正体-虚構の楼閣に立つ「邪馬台」国 』

いろいろと書籍を読み進むうちに古代地名について疑問点が多く出てきたので,思い切って全く別系統の書籍を読んでみた。

 卑弥呼の正体-虚構の楼閣に立つ「邪馬台」国
 山形明郷
 三五館 (2010/5/21)
 ISBN-13: 978-4883205011

結論部分については留保するが,文献資料の読み方としてはこれまで読んだどの類書よりも納得度が高く,現時点でベストと言える書籍だと思う。

また,朝鮮半島の地名の中には日本国による朝鮮統治時代に日本人の学者によって満州あたりの地名を勝手にもってきて命名されたものがあり,それに依拠して歴史学を構築してきたとして,津田左右吉や白鳥庫吉を批判する部分は,まことにそのとおりだと思う。

実は,この本のことについては最近まで全然知らなかった。この本とは無関係に中国の史書の記述の重要性を認識し,順次読み漁っているところだったので,とても参考になった。

この本の著者と是非ともお会いして意見交換をしたいものだと思ったのだが,既に他界されているらしい。残念だ。

さて,この本によっても解決できない謎と疑問が山積している。それらを一つ一つ解決し,遠いゴールをめざす歩みを進めようと思う。

最終的には科学的な知見による裏付けが必要となるので,遺伝子解析の準備も着々と進めている。

[追記:2014年5月10日]

この書籍の結論については随分と批判がある。

しかし,「邪馬台国はなかった」という説は,外の著名な研究者が既に公表したことがある。

私も「なかったかもしれない」と考えることがある。虚構の一部だという意味だ。

国譲りを国際的な視野でシンクロさせてみると,そのようになる。

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2013年12月22日 (日曜日)

Apple MacBookのカメラ用LEDをハックしカメラを起動して操作することが可能?

下記の記事が出ている。

 Researchers Hacked into MacBook Camera, but that Doesn't Mean They're Spying on You
 Mac Observer: December 20, 2013
 http://www.macobserver.com/tmo/article/researchers-hacked-into-macbook-camera-but-that-doesnt-mean-theyre-spying-o

[追記:2013年12月25日]

関連記事を追加する。

 Solving the Webcam hacking problem with a smart adhesive
 Washington Post: December 24, 2013
 http://www.washingtonpost.com/blogs/innovations/wp/2013/12/24/solving-the-webcam-hacking-problem-with-a-smart-adhesive/

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2013年12月21日 (土曜日)

GCHQとNSAは,テロと無関係に何でもかんでも通信傍受?

下記の記事が出ている。

 GCHQ and NSA targeted charities, Germans, Israeli PM and EU chief
 Guardian: 20 December, 2013
 http://www.theguardian.com/uk-news/2013/dec/20/gchq-targeted-aid-agencies-german-government-eu-commissioner

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両腕に装着して使う簡易水中推進装置

下記の記事が出ている。

 The ultimate boy's toy:  Wrist-worn underwater JETPACK that could be yours for £3,500
 Daily Mail: 19 December, 2013
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2526547/The-wrist-worn-underwater-JETPACK-3-500.html

「いろんなものを考えつく人がいるものだ・・・」と,いつも感心してしまう。

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ホテル予約サービスEZYieldのサーバがハックされたらしい

下記の記事が出ている。

 Hotel Reservation Service Hacked
 eSecurity Planet: December 19, 2013
 http://www.esecurityplanet.com/network-security/hotel-reservation-service-hacked.html

要人暗殺のためのものとは思われないが,奪われた顧客個人データを悪用されることはあり得るのではないかと思う。

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乱数発生モジュールDual EC_DRBGがOpenSSLの致命的なバグとなる?

下記の記事が出ている。

 NSA's broken Dual_EC random number generator has a “fatal bug” in OpenSSL
 ars technica: December 20, 2013
 http://arstechnica.com/security/2013/12/nsas-broken-dual_ec-random-number-generator-has-a-fatal-bug-in-openssl/

 Report: NSA paid RSA to make flawed crypto algorithm the default
 ars technica: December 21, 2013
 http://arstechnica.com/security/2013/12/report-nsa-paid-rsa-to-make-flawed-crypto-algorithm-the-default/

 Critics: NSA agent co-chairing key crypto standards body should be removed
 ars technica: December 21, 2013
 http://arstechnica.com/security/2013/12/critics-nsa-agent-co-chairing-key-crypto-standards-body-should-be-removed/

[追記:2013年12月24日]

関連記事を追加する。

 RSA issues non-denying denial of NSA deal to favor flawed crypto code
 ars trechnica: December 24, 2013
 http://arstechnica.com/security/2013/12/rsa-issues-non-denying-denial-of-nsa-deal-to-favor-flawed-crypto-code/

[追記:2014年1月7日]

関連記事を追加する。

 How the NSA (may have) put a backdoor in RSA’s cryptography: A technical primer
 ars technica: January 6, 2014
 http://arstechnica.com/security/2014/01/how-the-nsa-may-have-put-a-backdoor-in-rsas-cryptography-a-technical-primer/

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スペイン:Googleのプライバシーポリシーが個人データ保護法に違反しているとして90万ユーロの制裁金

下記の記事が出ている。

 Spain levies maximum fine over Google privacy policy
 BBC: 20 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25461353

 Spain privacy watchdog fines Google for breaking data law
 Guardian: 20 December, 2013
 http://www.theguardian.com/technology/2013/dec/20/spain-privacy-watchdog-fines-google-data-law

ポリシーというよりもビジネスモデルそれ自体が違法と解釈されたのだと理解するのが正しい。

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2013年12月20日 (金曜日)

米国:ワシントンポストに対しまたサイバー攻撃-中国からか?

下記の記事が出ている。

 Washington Post Hacked Again; Suspects Chinese Involvement
 infoSecurity: 20 December, 2013
 http://www.infosecurity-magazine.com/view/36215/washington-post-hacked-again-suspects-chinese-involvement/

[追記:2013年12月21日]

関連記事を追加する。

 Washington Post Hacked Again
 eSecurity Planet: December 20, 2013
 http://www.esecurityplanet.com/hackers/washington-post-hacked-again.html

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米国:連邦政府が,Googleに対し,Webから無差別に収集している大量のデータの消去を要求

下記の記事が出ている。

 Government Requests to Remove Online Material Increase at Google
 New York Times: December 19, 2013
 http://bits.blogs.nytimes.com/2013/12/19/government-requests-to-remove-online-content-increase-at-google/

自動プロファイリングでもビッグデータでも何でも同じことなのだが,自動的かつ無差別にデータを収集する行為は,収集したデータの中に違法なデータが含まれる可能性があることを当然に想定した上での行為なので,概括的・未必的な故意が常に認定可能だ。

例えば,無差別に収集したデータの中に児童ポルノに該当する画像が含まれていた場合,「自動的に収集したものだから」という理由で故意が阻却されるのではなく,逆に,自動的に収集したものであるがゆえに,常に未必的・概括的な故意が認定できる。

このことは,名誉毀損の場合でもプライバシー侵害の場合でも何でも基本的には全部同じだ。

だから,法的責任を負いたくなければ,自動プロファイリングや自動収集は一切やめてしまったほうが良い。

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レゴで組み立てられた空気動力の自動車

下記の記事が出ている。

 Crowd-funded Lego car powered by air
 BBC: 19 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25446912

 Now THAT'S a toy car! Hot rod that runs on AIR is made from 500,000 pieces of LEGO and can reach a top speed of 18mph
 Daily Mail: 18 December, 2013
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2525855/Now-THATS-toy-car-Entrepreuner-tech-wizard-build-air-powered-hot-rod-half-million-Lego-pieces.html

人間が乗った自動車を動かせるくらいの出力があるのなら,もちろん簡易発電装置としても使用できそうだ。

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2013年12月19日 (木曜日)

中国:中国人民銀行にサイバー攻撃?

下記の記事が出ている。

 China's central bank hit in net attack
 BBC: 19 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25447073

 China's central bank hacked; angry bitcoin traders may be to blame
 Market Watch: December 18, 2013
 http://blogs.marketwatch.com/thetell/2013/12/18/chinas-central-bank-hacked-angry-bitcoin-traders-may-be-to-blame/

怖い国だと思う。

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狗奴国

いろいろと考えながら・・・

素人の空想に過ぎない。

狗奴国とは,本来,句奴国ではなかったかと考えている。

貊(狛)族を主体とする部族聨合だと考えられている高句麗の「句」である。ただし,「呉」との関係があるかもしれない。「高句麗」とは,「高氏が支配する句の国」という意味なのだろうと思う。その後,朝鮮半島では高氏を名乗るよりも金氏を名乗るほうが有利となっているようだ。

「奴」は「羅」と同じく「国」を意味する。中国人がちゃんと理解していなかったため,「奴」を国名と誤解したのと同じ。国の名を当時の中国の役人に問われて「クニ」と答えた当時の言葉が「奴」だったので,中国人は「奴」という名の国だと誤解したのだろうと思う。「ナラ」は,もともとは「奴羅」であったろうと一般に推定されているが,それと同じだ。要するに,「奴」も「羅」も,古代新羅語では「国」という意味しかない。

それと同時に,奈良は「奴国」である。意味的には「国」ということを示しているだけ(ただし,「ナラ」が古代満州語であるとすると,「那拉」すなわち「太陽」を意味するという解釈も成立可能かもしれない。この場合,「奴国」は太陽を象徴として奉る国とでもいうような意味ともなり得る。転じて「日本」かもしれない。「日本」の「日」とは「太陽」という意味だからだ。)。

ただし,歴史的に地理的な国の所在位置が物理的に移動しているので,地理的な位置が固定的だと考える従来の歴史学の通説的な見解は間違っていると思う。モンゴル帝国がパオと一緒に移動したのと同じように,当時は,国自体が(天子の居住する場所と一緒に)移動したのだ。このことは,現在でも御神輿によって神様(=その支配地域である「クニ」)が場所的に移動するものだということによって示されている。

さて,以上の前提で,邪馬台国と敵対していたといわれる「狗奴国とは何であるか」というと,高句麗系の「句」の国の人々の勢力によって支配されていた地域であるという仮説が成立し得ることになる。

歴史的には,本来,畿内に所在していたはずなのだが,古代の史書等によれば高句麗系の人々は,渡来した後,大磯(相模)に移動し,そして,関東平野各地に移住させられたということになっている。その末裔であることを示す氏族は極めて多く,例えば,吉祥寺付近を支配していた金子氏等は高句麗系であるとされている。

私自身が居住している地域にも,どう考えても高句麗様式としか思えないような横穴式墳墓遺跡がいくらでもある。古代~中世の氏姓を探索してみると,「なるほど~~」と納得することが余りにも多すぎる。

なお,誤解のないように付言しておくと,古代朝鮮人は,現在の朝鮮半島~満州において非常に有力な部族である女真族ではない。倭族(=おそらく,徐福及びその子孫を含め,山東半島あたりから移住してきた人々。祚族も同じ。秦氏はその一部。),貊(狛)族,その他諸族の混合だったのだろうと推定され,中国の史書を熟読玩味すればするほどそのように書いてあるとしか読めない。なお,豊臣秀吉の朝鮮出兵時に日本に連れ去られた陶工の氏の大多数が朝鮮系ではなく中国系だという事実には注目すべきだろうと思う。現代でも,朝鮮半島南部には中国系の氏を名乗る人々が多数居住している。

さて,高句麗は唐に敗北した。その後,高句麗の遺臣等の多くは強制的に移住させられ,渤海国の主要な種族となったとされている。

別の高句麗の遺臣等は倭国に移住した。関東地方の豪族の祖であることは疑いがなく,また,坂東武者の祖先になったのではないかと思う。ただし,最も栄えた一族は榛名山の大噴火によって滅亡した。悲運な一族だと思う。

現代社会ではどうかというと,社会の中で高句麗系の人々の子孫がかなり主要な社会的地位を占めている。詳細を書くと弊害もあるので書かない。

他方,新羅系は,日本の精神世界の一部で重要な役割を果たし続けている。

では,倭人はどうなったのか?

中国の正史のいう「倭人」は,本当は二重構造になっているというのが現段階での私見だ。

更に研究を深める。

サイバー法とは関係なさそうに思われるかもしれないが,実は,まさにサイバー法の核心的な部分と密接な関係のある議論だ。

いずれ法律論文によって明らかにしたいと思う。

********************************

目下,名護博『邪馬台国総合説 赤椀の世直し』という本を読んでいる。

結論には疑問点もあるが,基本的に納得できる部分が多い。

古代の文献記述に頼りすぎるのは危険だ。

かと言って,考古学の成果だけでは何も判断できない。

これは,植物の遺伝子をいかに精密に解析したところで,形質に関する外形的特徴の観察を抜きにしては全く無力であるのとよく似ている。

両方を十分に使いこなせる能力が求められるのだ。

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英国:スマートフォン用アプリ等について利用者のプライバシー保護を強化する新ガイドライン

下記の記事が出ている。

 Apps must respect privacy over data, says Information Commissioner
 BBC: 19 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25422629

アプリだけに注目していてはならない。

現在のアプリの大半はクラウド型になっている。したがって,コンピュータプログラムという意味でのアプリだけに着目するのではなく,ビジネスモデル全体を総合的に観察する必要がある。

役務提供の基本構造それ自体がプライバシー侵害型である場合,その役務提供は全体として違法と考えるべきだ。

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米国:連邦政府のNSA通信傍受調査委員会が調査結果報告

下記の記事が出ている。

 Strip NSA of power to collect phone data records, Obama review panel says
 Guardian: 18 December, 2013
 http://www.theguardian.com/world/2013/dec/18/nsa-bulk-collection-phone-date-obama-review-panel

 NSA review panel findings: Liberty and Security in a Changing World – read the full report
 Guardian: 18 December, 2013
 http://www.theguardian.com/world/interactive/2013/dec/18/nsa-review-panel-report-document

もし日本で同じことが起きたら,何人かの人が自殺し,何となくうやむやのままで終わってしまっていたかもしれない。何だかんだと言ってもやはり米国は先進国だと思う。

ただし,今後実際にどうなっていくかについては不透明のままだ。

日本でNSAの通信傍受に協力した企業等については・・・きっと不問のままになるだろうと思う。しかし,神の目からすれば違法行為であるとしか言いようがない(=違法性阻却事由が完全に失われる結果,デフォルトの違法状態に戻る。NSAに対して電気通信事業法が適用されることはないが,日本の企業等に対しては適用がある。実行犯はもとより,実行犯でなくても共謀共同正犯,教唆犯または幇助犯として当然処罰対象となる。)。だから,自覚のある関係は,それなりの責任の取り方をしておかないと,あとでひどい目にあうことになるかもしれない。経営陣が全員失脚してしまう可能性が非常に大きいというレベルの重大スキャンダルであることには間違いない。少なくとも脅しの材料に使うことはできるだろう。

[追記:2013年12月20日]

関連記事を追加する。

 NSA reform panel: Foreigners actually have privacy rights, too!
 ars technica: December 19, 2013
 http://arstechnica.com/tech-policy/2013/12/spying-reform-panel-the-world-is-not-the-nsas-playground/

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Chewbaccaマルウェア

下記の記事が出ている。

 Chewbacca Malware Smuggles Keylogging with Tor
 infoSecurity: 18 December, 2013
 http://www.infosecurity-magazine.com/view/36180/chewbacca-malware-smuggles-keylogging-with-tor/

[追記:2013年12月28日]

関連記事を追加する。

 Fresh Malware ChewBacca Hosts its C&C in Tor Network
 SPAM fighter: December 25, 2013
 http://www.spamfighter.com/News-18731-Fresh-Malware-ChewBacca-Hosts-its-CC-in-Tor-Network.htm

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米国:FDAのサーバがハックされたことから,FDAに情報提供している医薬品関係企業からセキュリティを強化すべきだとの苦情

下記の記事が出ている。

 FDA hacked, pharmaceutical companies push for online security audit
 Med City: December 17, 2013
 http://medcitynews.com/2013/12/fda-hacked-pharmaceutical-companies-push-online-security-audit/

日本では政府や自治体のサイトが攻撃を受けても企業から苦情や非難の声が出ることは基本的にない。平和な国だと思う。

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米国:連邦選挙委員会(Federal Election Commission)のシステムが業務停止中にハックされたらしい

下記の記事が出ている。

 Report: FEC system hacked during shutdown
 the Hill: December 17, 2013
 http://thehill.com/blogs/blog-briefing-room/news/193332-report-fec-system-hacked-during-shutdown

謎が多い。

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2013年12月18日 (水曜日)

京大基礎物理学研究所,筑波大計算科学研究センター,高エネルギー加速器研究機構のスーパーコンピュータに不正アクセス?

下記の記事が出ている。

 京大など スパコンのシステムに不正侵入
 NHK: 12月18日
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131218/k10013922261000.html

 「日本の頭脳」に不正アクセス…京大などのスパコン、データ流出なし
 産経ニュース:2013.12.18
 http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131218/waf13121821030023-n1.htm

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米国:財務省が,Bitcoinを用いたマネーロンダリングについて警告

下記の記事が出ている。

 U.S. Treasury cautions Bitcoin businesses on legal duties
 REUTERS: December 17, 2013
 http://www.reuters.com/article/2013/12/17/us-bitcoin-letters-idUSBRE9BG1DC20131217

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2013年12月17日 (火曜日)

警視庁:三菱重工に対するサイバー攻撃の立件を断念

下記の記事が出ている。

 三菱重サイバー攻撃立件断念=容疑者不詳で書類送検—プログラムに中国語・警視庁
 Wall Street Journal(時事通信): 2013年12月17日
 http://jp.wsj.com/article/JJ10433353893305553409117435547271481344396.html

政治的判断だろうと思う。

仮に被疑者を特定したとしても,相手が国家の場合には処罰しようがないので,やはり立件できない。

刑罰による対処の限界を超えている。

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米国:NSAによる携帯電話通信傍受は違法との判断

下記の記事が出ている。

 U.S. judge rules phone surveillance program is likely unlawful
 REUTERS: December 16, 2013
 http://www.reuters.com/article/2013/12/16/us-usa-security-ruling-idUSBRE9BF19B20131216

 NSA mass phone surveillance programme 'unconstitutional'
 BBC: 17 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/world-us-canada-25410064

もし日本の電気通信事業者の中でNSAの協力者が存在する場合,NSAの通信傍受が米国においては適法行為である限り日本国電気通信事業者による協力行為も「正当業務」の範囲内にあるものとして違法性阻却を考える余地が全くないわけではない。しかし,NSAの通信傍受が米国において違法行為であるとすると,日本国電気通信事業者による協力行為は違法性を阻却されないことになるので,結果的に,電気通信事業法違反として厳しく処罰されることを免れることができない状態にあると解するしかない。

しかし,日本の総務省がこの事態について何らかのアクションを起こすとは全く考えられないので,結局,誰も処罰されることはないだろうと想像している。

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Firefoxのプラグインとしてbotネットを構成するマルウェア

下記の記事が出ている。

 Advanced Power Botnet: Firefox Users, Beware
 Information Week: December 16, 2013
 http://www.informationweek.com/security/attacks-and-breaches/advanced-power-botnet-firefox-users-beware/d/d-id/1113114

[追記:2013年12月18日]

関連記事を追加する。

 Big Botnet, Posing as Firefox Add-on, Scans Web for SQL Vulnerabilities
 infoSecurity: 17 December, 2013
 http://www.infosecurity-magazine.com/view/36156/big-botnet-posing-as-firefox-addon-scans-web-for-sql-vulnerabilities/

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少彦名神

蘭の愛好家や薬学関係者等の中では石斛の神としても知られる。

様々な説がある。古記録中の記述も区々になっている。

徹底的に調べてみた。

その結果,たぶん,本来の名は「祚之国彦尊」または「祚国彦尊」だったのだろうと推定するに至った。

「祚」は新羅国に居住していた主要族の名。日本語では「天孫」と訳することもできる。

「蘇民将来」と同一人(または族長が代々この名を襲名した集団の名)とも推定される。「祚民招来」がもともとの名であったのだろう。

日本の歴史学者からはお叱りを頂戴するかもしれない。あくまでも素人の空想ということでご容赦いただきたい。

ちなみに,神域の樹木等に石斛をみることのできる神社の由来がもともとは新羅系であったところが多いという事実と符合する(新羅系神社が多数存在する地域でも,白山を含め日本海側中部以北のように雪深いところでは,冬の間に石斛の茎が雪の重みで脱落したり動物に食べられてしまったりする結果,植栽してもうまくいかなかったものと推定される。)。

[追記:2014年1月7日]

「石斛(shí hú)」や「石蓫(shí zhú)」に含まれる「石」の「shí」という音と「少(shǎo)」という音は,古代の日本人にとっては非常に似た音のように聞こえたかもしれないし,中国の地方によっては近似する発音をしたかもしれない。

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猫飼育の起源は古代中国?

下記の記事が出ている。

 Earliest evidence of cat domestication found in China
 ars technica: December 17, 2013
 http://arstechnica.com/science/2013/12/earliest-evidence-of-cat-domestication-found-in-china/

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米国:Googleが軍用ロボット企業を買収

下記の記事が出ている。

 Google buys military robot-maker Boston Dynamics
 BBC: 16 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25395989

 Google、四足ロボット「BigDog」のメーカーBoston Dynamicsを買収
 IT Media: 2013年12月15日
 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1312/15/news007.html

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2013年12月16日 (月曜日)

三次元印刷(3D Printer)の技術は靴の製造・販売・流通を根本から変えてしまうかもしれない

下記の記事が出ている。

 3D-printed regenerative shoes developed by British designer
 Telegraph: 13 December, 2013
 http://www.telegraph.co.uk/technology/news/10516105/3D-printed-regenerative-shoes-developed-by-British-designer.html

利用者のサイズに合わせて三次元印刷により個別に製造され,夜間に自己修復してしまう技術ということだ。

同じ技術は下着などの衣服にも応用可能だと思われる。

製造業と流通業の全てに重大な影響を及ぼすことになるだろう。

三次元印刷できないと考えられている食品の分野でも,保存食,菓子類,サプリメントなどでは同じことが起きるかもしれない。

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Smartwatchにはどんな機能の向上が必要か?

下記の記事が出ている。

 Op-ed: What does a good smartwatch actually look like?
 ars technica: December 16, 2013
 http://arstechnica.com/gadgets/2013/12/op-ed-what-does-a-good-smartwatch-actually-look-like/

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『宋史』中にある日本国の記載はおもしろい

『新唐書』と『宋史』の中にある倭国及び日本国の部分を読んでみた。

とても面白い。

素人の空想に過ぎないかもしれないが,大化の改新の際にかろうじて焼失を免れたが後に散逸したとされている『国記』(またはその写し)が中国に渡り,それを読んだ中国の史家が『新唐書』及び『宋史』の日本国の部分をまとめる際に参照した可能性がある。

なぜなら,とりわけ『宋史』では,『古事記』や『日本書紀』ではまぜこぜになってわけがわからなくなっていたり,人の名が剣の名や地名等にされてしまって意味不明になっている部分が天皇の祖先の名として具体的に列挙されているからだ。当時の史家の空想だけで書けるものとは到底思えない。むしろ,中国に渡っていた『国記』の記載を引き写したものだと考えるのが妥当だ。

『隋書』や『旧唐書』では,聖徳太子が送った使節がひどく傲慢だというような書き方をしており,その後もそのような雰囲気が踏襲されているが,もし使節が『国記』や『帝紀』を携えており,倭人が蛮族ではないという証明にそれらを皇帝に献上したとすれば,中国の皇帝にしてみれば「蛮族のくせに何をいうか! どや顔をするな!」といった気分になるのではないかと思う。

それはさておき,『三国志』の倭国の記述(魏志倭人伝)以降,中国の史書では従前の記述を引き継いだ上で,新たに別の文献資料等から得られた知見を付加するというやり方で記述が増補されてきた。その修正された差分だけを読み,じっくりと考えてみると,非常に面白いのだ。

いずれにせよ,日本の国史は,中国の正史と整合性を保つように日本の古代史を再考すれば,従来の通説とは別の姿のものとして見えてくるかもしれない。従来は『三国史記』や『三国遺事』との整合性ばかりに気を奪われすぎたのではないかと思う。

なお,これら中国の正史中に朝貢の記述があるという事実をもって,日本国が中国の一部であることの証拠であるとの見解があるやに聞いているが,もちろん賛成しない。

清朝に至る皇帝を頂点とする政治体制を廃止し,人民のための国家として成立した中華人民共和国においては,皇帝の私有財産として国家を理解する帝政でなければ成立し得ないような反人民的な考え方を肯定することは,政治的な意味での自己矛盾となる。

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2013年12月15日 (日曜日)

米国:ヨガの特許?

下記の記事が出ている。

 A yoga patent? Here’s why the USPTO approves so many dubious applications.
 Washington Post: December 13, 2013
 http://www.washingtonpost.com/blogs/the-switch/wp/2013/12/13/a-yoga-patent-heres-why-the-uspto-approves-so-many-dubious-applications/

そのうち,禅の特許なんてものも出てきそうだ(苦笑)。

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ハックしたWordPressサイトを踏み台とする攻撃が続く

下記の記事が出ている。

 Hacked WordPress Site Hosts Thousands of Links to Pharmacy Scams
 infoSecurity: 11 December, 2013
 http://www.infosecurity-magazine.com/view/36101/hacked-wordpress-site-hosts-thousands-of-links-to-pharmacy-scams/

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ムラ社会

下記の記事が出ている。

 <南ア>ズマ大統領に大ブーイングなぜ? マンデラ氏の追悼式
 the Page: 2013年12月12日
 http://thepage.jp/detail/20131212-00000006-wordleaf

この記事には「ムラ社会」のことが書かれている。

それ自体は間違っていないと思う。

しかし,「ムラ社会」が日本にしか存在しないと考えるのは大きな誤りだ。アジアだけにしかないと考えるのも根本的な誤りだ。後進国の特徴だと考えるのもクレージーだと考える。

人間は極めて利己的な動物であり,自分の遺伝子をもった子孫のみが繁栄するように望むことは人類の大半に共通している。

ただ,その表現形が異なっているので,異なった文化が存在しているかのように見えるだけに過ぎない。

もっとシンプルなモデルで考えないと,ものの見方を誤る。

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英国:学生に対してフィッシング目的で電子メールを送信し奨学金関係のアカウント情報を入手して当該学生になりすまし,金員を得ていた者に対し,他の罪の刑も併せて合計で拘禁刑3年9月の判決

下記の記事が出ている。

 Man jailed for phishing scam that targeted UK students to steal £1.5m
 Guardian: 14 December, 2013
 http://www.theguardian.com/uk-news/2013/dec/14/man-jailed-phishing-scam-uk-students-olajide-onikoyi

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PDP (Remote Desktop Protocol)の脆弱性

下記の記事が出ている。

 Hacked Via RDP: Really Dumb Passwords
 Krebs on Security: December 13, 2013
 http://krebsonsecurity.com/2013/12/hacked-via-rdp-really-dumb-passwords/

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米国:レーザー砲による飛行体撃墜実験に成功

下記の記事が出ている。

 US military's RAY-GUN truck BLASTS DRONES, mortars OUT OF THE SKY
 Register: 13 December, 2013
 http://www.theregister.co.uk/2013/12/13/us_military_laser_truck_destroys_mortars_drones/

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2013年12月14日 (土曜日)

EU:仮想通貨Bitcoinに関連して損失が発生しても一切補償されない

下記の記事が出ている。

 Bitcoin losses not protected, says EU
 Guardian: 13 December, 2013
 http://www.theguardian.com/technology/2013/dec/13/bitcoin-losses-not-protected-says-eu

単なる債権債務関係ということになるので,当事者間で民事訴訟を提起して損失を回復するしかないということになるのだろう。

なお,紛失等により生じた損失については,仮想通貨であれリアル通貨であれ,何も補償されないのは当然のことだ。例えば,現金の入ったかばんを海に落としてしまい回収不可能となった場合,誰も補償などしてくれない。自己責任ということで完結する。

問題は預金ということになるが・・・仮想通貨による預金を認める銀行があるかどうかについてはよく知らない。仮に存在するとして,その場合には,銀行との間の契約によって全てが決まるということになる。

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国立国会図書館:外国の立法 No.258

国立国会図書館で下記の資料が公開されている。

 国立国会図書館:外国の立法 No.258
 http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/legis/2013/index.html

下記の論説が特に記憶に残った。

 ヘイトクライムに関するアメリカの連邦法
 国立国会図書館調査及び立法考査局 海外立法情報課長 ローラー ミカ
 http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_8382747_po_02580002.pdf?contentNo=1

 フランスの同性婚法―家族制度の変容―
 国立国会図書館調査及び立法考査局 海外立法情報課 服部 有希
 http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_8382749_po_02580004.pdf?contentNo=1

 台湾の個人情報保護法
 国立国会図書館調査及び立法考査局 海外立法情報調査室 主任調査員 岡村 志嘉子
 http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_8382753_po_02580008.pdf?contentNo=1

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NSAは暗号化された携帯電話通話も容易に解読して全てモニターしている

下記の記事が出ている。

 By cracking cellphone code, NSA has capacity for decoding private conversations
 Washington Post: December 14, 2013
 http://www.washingtonpost.com/business/technology/by-cracking-cellphone-code-nsa-has-capacity-for-decoding-private-conversations/2013/12/13/e119b598-612f-11e3-bf45-61f69f54fc5f_story.html

 Archaic but widely used crypto cipher allows NSA to decode most cell calls
 ars technica: December 14, 2013
 http://arstechnica.com/tech-policy/2013/12/archaic-but-widely-used-crypto-cipher-allows-nsa-to-decode-most-cell-calls/

[追記:2013年12月23日]

関連記事を追加する。

 RSA denies link with US spying agency
 BBC: 23 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25492461

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「組織的な犯罪の共謀罪」は日本国が加盟している国際条約上の義務

法務省のサイトにはずいぶん以前から下記のような解説があるのだが,マスコミは無視しているようだ。

 「組織的な犯罪の共謀罪」について
 法務省:2006年10月16日
 http://www.moj.go.jp/keiji1/keiji_keiji35.html

共謀罪に反対する場合,既に締結した条約(国際組織犯罪防止条約だけではなく関連条約の全て)を破棄する国会決議をし,日本国が国際社会から離脱して鎖国化する途を選ぶしかないのではないかと思う。この条約を破棄した場合,日本国は,国際社会から「テロ国家」として評価されることになり,貿易・金融・証券取引等が一切成立しなくなる危険性が極めて高い。

国際条約を維持したまま共謀罪には反対というのでは論旨一貫しない。

ただし,国際条約上必要な「共謀罪」の制定の範囲を超えて,何でもかんでも共謀罪といったような主張にはもちろん賛成しない。

あくまでも国際法上遵守すべき条約上の義務を守らなければ日本国が生存し続けることができないので,その範囲で対処すべきだということになる。


[このブログ内の関連記事]

 米国:組織犯罪者による恐喝や詐欺行為等を処罰するRICO法(Racketeering Influenced Corrupt Organizations Act)による初の起訴事例で,被告人が有罪の答弁
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/ricoracketeerin.html

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HSBCの元従業員が顧客の個人データなどを大量に持ち出し?

下記の記事が出ている。

 HSBC Acknowledges Insider Breach
 eSecurity Planet: December 13, 2013
 http://www.esecurityplanet.com/network-security/hsbc-acknowledges-insider-breach.html

内部統制がうまくいっていなかったということになるのだろう。

それでも元従業員だからまだいい。

企業の経営陣が犯人(加害者)となっている場合,内部統制は違法行為を完全に遂行するためにのみ機能する。とりわけ日本国の公益通報者制度(内部告発制度)には深刻な欠陥があり,悪を助長し保護するためにのみ機能しているような状態だ。

私見としては,内部告発により解雇されるなどの報復を受けた従業員に対しては,労働災害の一種として可能な限り多額の補償金を当該労働者に対して国が給付し,その後で,国が当該企業の経営陣に対して制裁金としてその弁償を求めるという制度にしないといけないと思う。そうすれば,経営陣としては破滅を覚悟しなければ悪をなすことができなくなる。

このような意見に対しては,「過激だ」とか「厳しすぎる」とかいった意見が予想される。

私は微塵も過激だとは思わないし厳しいとも思わない。なぜなら,企業経営者は,「悪」をなさず,「善」をなせばよいというだけのことだからだ。

そもそも,「金儲けのためにはどんな違法行為をしてもよい」と主張することはできない。また,日本国の法制においては,「悪」をなすための企業や経営者などというものは存在または生存することそれ自体が認められていない。

この点についての異論は存在しない。

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SophosのSecurity Threat Report 2014

下記の記事が出ている。

 "Smarter, shadier, stealthier" - Security Threat Report 2014 helps you understand the enemy
 Naked Security: December 11, 2013
 http://nakedsecurity.sophos.com/2013/12/11/smarter-shadier-stealthier-security-threat-report-2014-helps-you-understand-the-enemy/

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ロト6詐欺

下記の記事が出ている。

 「ロト6」詐欺で1千万被害 「当せん番号を教える」大分
 共同通信:2013年12月13日
 http://www.47news.jp/CN/201312/CN2013121301002574.html

振り込め詐欺や投資詐欺に類似した犯罪と言える。悪質だ。

しかし,真の問題は別のところにもありそうだ。

犯人は,この被害者が一定程度の金額の現金を用意することができるということをどうして知ることができたのだろうか?

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2013年12月13日 (金曜日)

鳥越憲三郎『古代朝鮮と倭族』

まだ読んでいなかったのでアマゾンで注文していた下記の書籍が届いた。早速読んでみた。

 鳥越憲三郎
 古代朝鮮と倭族―神話解読と現地踏査
 中公新書(1992/07)
 ISBN-13: 978-4121010858

非常に面白い。

是非とも一読をお勧めする。

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米国:組織犯罪者による恐喝や詐欺行為等を処罰するRICO法(Racketeering Influenced Corrupt Organizations Act)による初の起訴事例で,被告人が有罪の答弁

下記の記事が出ている。

 Cybercrime Milestone: Guilty Plea In RICO Case
 Information Week: December 12, 2013
 http://www.informationweek.com/security/attacks-and-breaches/cybercrime-milestone-guilty-plea-in-rico-case/d/d-id/1113050

 US racketeering law enters the world of cybercrime
 Naked Security: December 12, 2013
 http://nakedsecurity.sophos.com/2013/12/12/us-racketeering-law-enters-the-world-of-cybercrime/

[追記:2013年12月17日]

関連記事を追加する。

 18 months for supercomputer hacker, 18 years for CarderPlanet boss
 Naked Security: December 16, 2013
 http://nakedsecurity.sophos.com/2013/12/16/18-months-for-supercomputer-hacker-18-years-for-carderplanet-boss/

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Gmailは誰かに読まれている?

下記の記事が出ている。

 Dear Gmailer: I know what you read last summer (and last night and today)
 ars technica: December 13, 2013
 http://arstechnica.com/security/2013/12/dear-gmailer-i-know-what-you-read-last-summer-and-last-night-and-today/

総務省と経済産業省は再考すべきだと思う。

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「楽天銀行」を装うフィッシング攻撃

下記の記事が出ている。

 「楽天銀行」を装うフィッシング攻撃、三菱東京UFJ銀行と同じ文面 - 他行利用者も警戒を
 Security Next: 2013年12月12日
 http://www.security-next.com/045121

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韓国:Samsung対Appleの特許侵害訴訟でSamsung敗訴の判決

下記の記事が出ている。

 Samsung loses patent lawsuit against Apple on home turf of Korea
 ars technica: December 13, 2013
 http://arstechnica.com/tech-policy/2013/12/samsung-loses-patent-lawsuit-against-apple-on-home-turf-of-korea/

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XKeyscoreの実態

下記の記事が出ている。

 Sweden's Intelligence Agency has Access to NSA's XKeyscore system
 infoSecurity: 12 December, 2013
 http://www.infosecurity-magazine.com/view/36114/swedens-intelligence-agency-has-access-to-nsas-xkeyscore-system/


[このブログ内の関連記事]

 NSAは世界全体を完全に監視するpanopticonか?
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/nsapanopticon-9.html

 インターネット上での利用者の行動のほぼ全てを完全に傍受することのできるNSAの新兵器XKeyscore
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/nsaxkeyscore-e3.html

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Web上を流れるトラフィックの61パーセントはbotによるものであり生きた人間の利用によるものではない

下記の記事が出ている。

 Bots now 'account for 61% of web traffic'
 BBC: 12 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25346235

この記事の示す数値が正しいと仮定した場合,Web上のトラフィック解析の結果に依拠して経営判断をすることが非常に危険であることを示唆していると言える。

何しろ人間の消費行動や心理を反映しないトラフィックのほうが多いのだから。

このことはまた,Web上のトラフィック解析等に基づくコンサルティングビジネス等において,信頼度が40パーセント以下であることを明確に示した上で顧客に対してサービスを提供するのでなければ,欺瞞的なビジネスまたは詐欺的なビジネスとして違法行為となる可能性があることを示唆している。

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2013年12月12日 (木曜日)

プライバシー保護は不可能か・・・・?

Krebs on Securityのサイトに考えさせられる記事が掲載されていた。

 Help Bring Privacy Laws Into 21st Century
 Krebs on Security: December 13, 2013
 http://krebsonsecurity.com/2013/12/help-bring-privacy-laws-into-21st-century/

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笑ってしまった

ココログの新アクセス履歴管理ツールの中には,このサイトにアクセスした人の性別をグラフ表示させる機能がある。

あまり意味のない機能だと思う。遺伝的な男女の区別と法的な区別更には社会的な区別との間には全く関係がない社会になりつつあるからだ。昨今の最高裁判決や諸外国における同性婚許容の動向をみていればそのことを理解することができる。

男性の区別は,基本的に何の意味ももたない。

それはさておき,このブログへアクセスした人の男女比をみると,99パーセント以上が女性として表示され続けている。

そんな馬鹿なことがあるはずがない。

笑ってしまった。

所詮,解析ツールなんてものはその程度のものだ。信用してはならない。

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Android及びiOS用のアプリの多くがハック可能-特にネットバンキングなどの資金決済用アプリが危険!

下記の記事が出ている。

 Apple and Google app stores vulnerable to hacking, warns security company
 Guardian: 11 December, 2013
 http://www.theguardian.com/technology/2013/dec/11/app-hacking-commonplace-warns-security-company

 78 Percent of Leading Android, iOS Apps Have Been Hacked
 eSecurity Planet: December 11, 2013
 http://www.esecurityplanet.com/mobile-security/78-percent-of-leading-android-ios-apps-have-been-hacked.html

[追記:2013年12月15日]

関連記事を追加する。

 100% of Top Paid Android Apps Have Been Hacked
 infoSecurity: 12 December, 2013
 http://www.infosecurity-magazine.com/view/36111/100-of-top-paid-android-apps-have-been-hacked/

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米国:AT&Tが利用者通話記録をCIAに売却?

下記の記事が出ている。

 AT&T accused of violating privacy law with sale of phone records to CIA
 ars technica: December 12, 2013
 http://arstechnica.com/tech-policy/2013/12/att-accused-of-violating-privacy-law-with-sale-of-phone-records-to-cia/

AT&Tと契約している日本の電話会社利用者の通話記録も自動的に売却されていたということになるのだろう。

なお,日本国の電気通信事業法はAT&Tに対しては適用されないが,AT&Tと契約している日本の電気通信事業者には適用される。

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米国NSAと英国GCHQは,Googleのクッキー(cookies)を追跡監視して諜報活動を行っている

下記の記事が出ている。

 GCHQ and NSA 'track Google cookies'
 BBC: 11 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25333663

もちろん,Googleだけではなく全ての種類のcookieが監視対象となっていると考えるのが妥当だろう。

従来,cookieはプライバシー侵害のおそれがあるとして議論されてきた。同様に,自動プロファイリングやビッグデータなども議論の対象となってきたのだが,これらの仕組みの全てが監視対象となっている可能性が極めて高い。何しろ,強力な国家の諜報機関の活動に対しては防御の手段が全くない。

極めて簡単な図式で示すと,プライバシー侵害のおそれがあるとして議論の対象となり得る技術は,いかなるものであれ,すべて諜報活動のために利用されていると考えるのが正しい。

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2013年12月11日 (水曜日)

米国NSAとカナダ諜報機関が強力な連携の下に国際的な通信傍受

下記の記事が出ている。

 Snowden document reveals extent of NSA/Canadian collaboration
 ZDNet: December 11, 2013
 http://www.zdnet.com/snowden-document-reveals-extent-of-nsacanadian-collaboration-7000024156/

 Snowden document shows Canada set up spy posts for NSA
 CBC: December 9, 2013
 http://www.cbc.ca/news/politics/snowden-document-shows-canada-set-up-spy-posts-for-nsa-1.2456886

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中国:Ciscoの売り上げが大幅減少し,HPの売り上げが大幅増加?

下記の記事が出ている。

 NSA leaks blamed for Cisco’s falling sales overseas
 ars technica: December 11, 2013
 http://arstechnica.com/information-technology/2013/12/nsa-leaks-blamed-for-ciscos-falling-sales-overseas/

やはりそういうことか・・・と思う。

[追記:2013年12月14日]

関連記事を追加する。

 IBM hid China's reaction to NSA spying 'cos it cost us BILLIONS, rages angry shareholder
 Register: 13 December, 2013
 http://www.theregister.co.uk/2013/12/13/ibm_lawsuit_nsa_china/

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Androidスマートフォンに,第三者によってリモートで操作されてしまう深刻な脆弱性

下記の記事が出ている。

 New Android threats could turn some phones into remote bugging devices
 ars technica: December 11, 2013
 http://arstechnica.com/security/2013/12/new-android-threats-could-turn-some-phones-into-remote-bugging-devices/

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オーストラリア:米国NSAと同様に電子メールを収集するシステムを導入

下記の記事が出ている。

 Australian police to adopt technology capable of collecting emails
 Guardian: 10 December, 2013
 http://www.theguardian.com/world/2013/dec/10/australian-police-to-adopt-technology-capable-of-collecting-emails

私が疑問に思うのは,特定秘密等の関連で日本のマスコミや関連学会等が戦前における言論弾圧の再来を訴えるのはそれぞれの自由だ。しかし,日本で指摘されていること以上に広範かつ徹底的な通信傍受等の諜報活動が国際的な防衛活動として現に存在していること,そして,日本もそれを免れることができないこと,こうした極めて深刻な事態について一切言及がないことには驚きを感ずる。日本は鎖国をしているわけではないから,日本の法制の動向についても世界の動きの中で理解せざるを得ず,そうでなければ間違った理屈が横行してしまうことになる。

馬鹿なためまたは無知のためにそうしているのではないだろうから,何らかのよからぬ意図で,そのようにしているとしか考えられない。

悲しむべきことだ。

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2013年12月10日 (火曜日)

中国:欧州各国の外務省のコンピュータシステムでスパイ活動か?

下記の記事が出ている。

 Chinese hackers spied on Europeans before G20 meeting: researcher
 REUTERS: December 9, 2013
 http://www.reuters.com/article/2013/12/10/us-china-hacking-g-idUSBRE9B817C20131210

[追記:2013年12月11日]

関連記事を追加する。

 China hackers 'target EU foreign ministries'
 BBC: 10 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25316228

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オンラインゲームには米国と英国の諜報員が潜入している?

下記の記事が出ている。

 US and UK 'spy on virtual games like World of Warcraft'
 BBC: 9 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/world-us-canada-25310774

 Xbox Live among game services targeted by US and UK spy agencies
 Guardian: 9 December, 2013
 http://www.theguardian.com/world/2013/dec/09/nsa-spies-online-games-world-warcraft-second-life

驚くには値しない。英国と米国だけではなく,ロシア,中国,イスラエルなど世界中の諜報員が潜入しているのは当然のことだ。

無論,リアルな世界でもあちこちに存在する。ごく普通の人々として。

[追記:2013年12月11日]

関連記事を追加する。

 米英情報機関、ネットゲームを監視か 米紙報道
 AFP BB: 2013年12月10日
 http://www.afpbb.com/articles/-/3004789

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情報は実際には自己コントロールできないことによるセキュリティ上の脆弱性

下記の記事が出ている。

 Are contractors the weak link in your security chain?
 December 9, 2013
 http://nakedsecurity.sophos.com/2013/12/09/are-contractors-the-weak-link-in-your-security-chain/

(余談)

「自己情報コントロール権説」が全く無意味な学説であることは既に縷々述べてきたとおりなのだが,単に無意味であるというだけではなく情報セキュリティの観点からは危険な存在となってきていると思う。

それは,不可能なことを可能だと誤解させてしまうことにより問題の本質を見えなくしてしまう効果があることによる。

自己情報コントロール権説は,そのような誤解を招く考え方の典型なのだ。

この説の論者は極めて罪深い。

廃止しなければならない。

理論的にも実際上も実現不可能なことは不可能だ。

可能なことを考え,それを実現するための方法を考えたほうが良い。

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ドイツ:郵便小包配達用ドローン(無人航空機)

下記の記事が出ている。

 Now DHL tests a delivery drone: Airborne robots could be used to deliver medicine to hard-to-reach places
 Daily Mail: 9 December, 2013
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2520818/DHL-tests-delivery-drone-airborne-robots-used-deliver-medicine.html

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GoogleのSSL認証は破られている?

下記の記事が出ている。

 French agency caught minting SSL certificates impersonating Google
 ars technica: December 10, 2013
 http://arstechnica.com/security/2013/12/french-agency-caught-minting-ssl-certificates-impersonating-google/

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米国:新型スパイ衛星NROL-39のロゴは全世界の敵?

下記の記事が出ている。

 New US spy satellite features world-devouring octopus
 ars technica: December 10, 2013
 http://arstechnica.com/tech-policy/2013/12/new-us-spy-satellite-features-world-devouring-octopus/

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金属三次元印刷技術(Metal 3D Printing)-第2の産業革命

下記の記事が出ている。

 Metal 3D printing and six key shifts in the 'second industrial revolution'
 Guardian: 9 December, 2013
 http://www.theguardian.com/technology/2013/dec/09/metal-3d-printing-key-developments-second-industrial-revolution

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2013年12月 9日 (月曜日)

ドイツ:botネットを用い,他人のコンピュータ内でBitcoinを偽造していたとの容疑で2名の者が逮捕

下記の記事が出ている。

 Two Men Arrested for Mining Bitcoins via Botnet
 eSecurity Planet: December 6, 2013
 http://www.esecurityplanet.com/hackers/two-men-arrested-for-mining-bitcoins-via-botnet.html

 2 suspected Bitcoin counterfeiters are arrested in Germany
 Los Angeles Times: December 4, 2013
 http://www.latimes.com/business/money/la-fi-mo-bitcoin-counterfeit-germany-arrest-20131204,0,7896369.story

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2013年12月 8日 (日曜日)

米国:FBIがテロリスト捜査のためにスパイウェアを使用

下記の記事が出ている。

 FBI’s search for ‘Mo,’ suspect in bomb threats, highlights use of malware for surveillance
 Washington Post: December 7, 2013
 http://www.washingtonpost.com/business/technology/fbis-search-for-mo-suspect-in-bomb-threats-highlights-use-of-malware-for-surveillance/2013/12/06/352ba174-5397-11e3-9e2c-e1d01116fd98_story.html

 FBI surveillance malware in bomb threat case tests constitutional limits
 ars technica: December 7, 2013
 http://arstechnica.com/security/2013/12/fbi-surveillance-malware-in-bomb-threat-case-tests-constitional-limits/

日本国では,通信傍受法の適用範囲外にあり,犯罪捜査目的でも違法行為となる。

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潜水艦から発射されるドローン(無人航空機)

下記の記事が出ている。

 トビウオと思ったらドローン。米、海中潜水艦からドローン発艦に成功
 GIZMODO 日本語版: 2013年12月8日
 http://www.gizmodo.jp/2013/12/post_13612.html

 US Navy Launches Drone From A Submarine -- While Underwater
 GISMODO: 6 December, 2013
 http://www.gizmodo.com.au/2013/12/the-navy-just-launched-a-drone-from-a-submarinewhile-underwater/

伊400型潜水艦のコンセプトがいかに先進的であったかを示す実証例ということになるだろう。

このタイプの潜水艦の開発については結構以前から噂があったのだけれども,実用段階に入るためにはドローンの性能向上を待たなければならなかったのだろうと推測される。

数年前,某教授から伊400型潜水艦の話題をふられ,現代でも同じような水中空母が開発されているという趣旨のことを述べたら,つくり話だろうというような顔をされた記憶がある。

空想ではなく事実を述べていたのだが・・・

現在私が論文等で示唆している未来像は,実は既に現実のものだ。

資金が潤沢にあれば,もっと多数の論文を書けるのだが,現実は厳しい。

臥薪嘗胆。

[追記:2014年4月18日]

関連記事を追加する。

 Release the robo-kraken: DARPA seeks bottom-dwelling ocean attack bots
 ars technica: April 18, 2014
 http://arstechnica.com/information-technology/2014/04/release-the-robo-kraken-darpa-seeks-bottom-dwelling-ocean-attack-bots/

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ポルノサイトの暗部

下記の記事が出ている。

 How violent porn site operators disappear behind Internet privacy protections
 Washington Post: December 6, 2013
 http://www.washingtonpost.com/business/technology/how-violent-porn-sites-manage-to-hide-information-that-should-be-public/2013/12/06/e0861378-3773-11e3-ae46-e4248e75c8ea_story.html

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212.3.190.77からのスパムがひどい

イタリアからのものらしい。

詐欺かマルウェア感染を目的とするものではないかと思う。

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2010年にPayPalをサイバー攻撃したとして起訴されていた13名の者が有罪の答弁

下記の記事が出ている。

 Group charged in PayPal cyber attack pleads guilty
 REUTERS: December 6, 2013
 http://www.reuters.com/article/2013/12/07/us-paypal-hacking-plea-idUSBRE9B601K20131207

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AndroidのBrightest Flashlightアプリ開発者が利用者のデータを収集していたことが発覚

下記の記事が出ている。

 Data haul by Android Flashlight app 'deceives' millions
 BBC: 6 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25258621

氷山の一角と思われる。

[追記:2013年12月9日]

関連記事を追加する。

 FTC acts against "Brightest Flashlight" app for deceptively tracking your location
 Naked Security: December 6, 2013
 http://nakedsecurity.sophos.com/2013/12/06/ftc-acts-against-brightest-flashlight-app-for-deceptively-tracking-your-location/

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2013年12月 7日 (土曜日)

Alice Corporation v. CLS Bank, U.S. Supreme Court, No. 13-298

下記の記事が出ている。

 Supreme Court to decide on patent protections for software
 REUTERS: December 6, 2013
 http://www.reuters.com/article/2013/12/06/us-usa-court-software-idUSBRE9B50QJ20131206

[追記:2013年12月8日]

関連記事を追加する。

 Supreme Court agrees to tackle software patents again
 ZDNet: December 6, 2013
 http://www.zdnet.com/supreme-court-agrees-to-tackle-software-patents-again-7000024044/

 The Supreme Court could abolish software patents next year. Here’s why it should.
 Washington Post: December 6, 2013
 http://www.washingtonpost.com/blogs/the-switch/wp/2013/12/06/the-supreme-court-could-abolish-software-patents-next-year-heres-why-it-should/

[追記:2013年12月9日]

関連記事を追加する。

 Supreme Court to preside over software patents case
 Register: 7 December, 2013
 http://www.theregister.co.uk/2013/12/07/supreme_court_to_preside_over_software_
patents_case/

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RBS (NatWest, Ulster)のネットバンキングシステムが大規模なDDoS攻撃を受け,深刻な障害

下記の記事が出ている。

 NatWest online services hit by cyber attack
 BBC: 6 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/business-25262790

 RBS says NatWest website hit by cyber-attack
 Guardian: 6 December, 2013
 http://www.theguardian.com/business/2013/dec/06/rbs-natwest-website-cyber-attack

 RBS and NatWest in 'Cyber Monday' payment cards meltdown
 Telegraph: 3 December, 2013
 http://www.telegraph.co.uk/finance/newsbysector/banksandfinance/10490169/RBS-and-NatWest-in-Cyber-Monday-payment-cards-meltdown.html

 RBS/NatWest outage boosts follow-on phishing
 SC Magazine: December 5, 2013
 http://www.scmagazineuk.com/rbsnatwest-outage-boosts-follow-on-phishing/article/324257/

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2013年12月 6日 (金曜日)

バイオメカニクス(biomechanics)またはバイオニクス (bionics)またはバイオミメティクス(biomimetics)

下記の記事が出ている。

 トンボ型ロボット、面ファスナー、撥水性塗料…未来の先端技術、ヒントは生物の中に
 産経ニュース: 2013.12.6
 http://sankei.jp.msn.com/wired/news/131206/wir13120616010000-n1.htm

 "Flying Jellyfish" uses jellyfish movements to move through the air
 Tree Hugger: December 2, 2013
 http://www.treehugger.com/gadgets/flying-jellyfish-uses-jellyfish-movements-move-through-air.html

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神奈川工科大学のWebサイトで不正アクセス

下記の記事が出ている。

 神奈川工科大のウェブサイトが改ざん - 閲覧でウイルス感染のおそれ
 Security Necxt: 2013年12月5日
 http://www.security-next.com/044968

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NTTデータMSEのWebサイトで不正アクセス?

下記の記事が出ている。

 ウェブサイトが改ざん被害、閲覧でウイルス感染のおそれ - NTTデータMSE
 Security Next: 2013年12月4日
 http://www.security-next.com/044946

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Pony Botnet

下記の記事が出ている。

 Pony Botnet Lifts Two Million (Mostly Weak) Passwords
 infoSecurity: 5 December, 2013
 http://www.infosecurity-magazine.com/view/35995/pony-botnet-lifts-two-million-mostly-weak-passwords/

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音波を使ったハッキングの手口

下記の記事が出ている。

 Hackers could steal personal data from computers using SOUNDWAVES - and even the most secure PCs may be at risk
 Daily Mail: 4 December, 2013
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2518217/Hackers-steal-personal-data-computers-using-SOUNDWAVES--secure-PCs-risk.html

[追記:2013年12月12日]

関連記事を追加する。

 Computers Can Be Hacked Using High-Frequency Sound
 Inside Science: December 11, 2013
 http://www.insidescience.org/content/computers-can-be-hacked-using-high-frequency-sound/1512

[追記:2013年12月20日]

関連記事を追加する。

 New attack steals e-mail decryption keys by capturing computer sounds
 ars technica: December 19, 2013
 http://arstechnica.com/security/2013/12/new-attack-steals-e-mail-decryption-keys-by-capturing-computer-sounds/

 The sound made by your computer could give away your encryption keys...
 Naked Security: December 19, 2013
 http://nakedsecurity.sophos.com/2013/12/19/the-sound-made-by-your-computer-could-give-away-your-encryption-keys/

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MicrosoftがFBIと共同してZeroAccess botネットを破壊

下記の記事が出ている。

 Microsoft disrupts ZeroAccess web fraud botnet
 BBC: 6 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25227592

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スマートフォン等のIT機器類に原料となる希少金属枯渇の危機

下記の記事が出ている。

 The metals in your smartphone may be irreplaceable
 ars technica: December 6, 2013
 http://arstechnica.com/science/2013/12/the-metals-in-your-smartphone-may-be-irreplaceable/

誰でも知っている当たり前のことなのだが,現代文明は地下資源を基盤として成立している。その資源は無限ではない。それが枯渇したとき,現在あるようなかたちでの文明も終わる。

問題は,社会の大半の人々がその資源の残存推定量を知らないというところにある。

石油などについては以前から報道されることが多かった。しかし,銅などいくらでもあるように思ってしまう平凡な金属資源が(採掘の容易性なども勘案すると)実質的には枯渇に近いことはあまり知られていない。

[追記:2013年12月7日]

関連記事を追加する。

 Rare material shortages could put gadgets at risk
 BBC: 6 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25260174

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2013年12月 5日 (木曜日)

外科手術用ロボットの問題点

下記の記事が出ている。

 Robotic arms used to perform surgery may seize up and stop working mid-operation, manufacturers warn
 Daily Mail: 5 December, 2013
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2518603/Robotic-arms-used-perform-surgery-seize-stop-working-mid-operation-manufacturers-warn.html

従来は,手術に失敗して患者が死亡した場合には医師や病院が損害賠償責任を負うのが普通だった。

今後は,ロボット製造企業も共同不法行為者として損害賠償責任を負うことになるだろう。

ただし,裁判官が正しく理解するということが絶対状態だ。

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米国:三次元プリンタ(3D Printer)で製造可能な樹脂製銃砲禁止法案?

下記の記事が出ている。

 The House is really worried about 3D printed guns. So it’s voted to ban them.
 Washington Post: December 3, 2013
 http://www.washingtonpost.com/blogs/the-switch/wp/2013/12/03/the-house-is-really-worried-about-3d-printed-guns-so-its-voted-to-ban-them/

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中国:Bitcoin取引を禁止?

下記の記事が出ている。

 China central bank warns banks against use of bitcoin
 REUTERS: December 5, 2013
 http://www.reuters.com/article/2013/12/05/us-china-bitcoin-idUSBRE9B407L20131205

 China forbids banks to transact in Bitcoin
 ZDNet: December 5, 2013
 http://www.zdnet.com/cn/china-forbids-banks-to-transact-in-bitcoin-7000023967/

いよいよ富裕層の海外脱出のための海外資金移動が深刻な問題になってきたのではないかと想像する。つまり,中国の金庫は既にからっぽかもしれない。

[追記:2013年12月6日]

関連記事を追加する。

 China bans banks from handling Bitcoin trade
 BBC: 5 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25233224

[追記:2013年12月18日]

関連記事を追加する。

 Bitcoin sinks after China restricts yuan exchanges
 BBC: 18 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25428866

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JPMorganがサイバー攻撃を受けたらしい-46万5000人分の利用者個人データが被害か?

下記の記事が出ている。

 JPMorgan Cyber Attack: Bank Warns 465,000 Customers About Data Theft
 Huffington Post: December 5, 2013
 http://www.huffingtonpost.com/2013/12/05/jpmorgan-cyber-attack_n_4388779.html

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ENISA: Good Practice Guide for Industrial Control System CERTs

下記の記事が出ている。

 ENISA Issues Good Practice Guide for Industrial Control System CERTs
 infoSecurity: 05 December 2013
 http://www.infosecurity-magazine.com/view/35972/enisa-issues-good-practice-guide-for-industrial-control-system-certs/

なお,ENISAの文書は下記のところにある。

 Good practice guide for CERTs in the area of Industrial Control Systems - Computer Emergency Response Capabilities considerations for ICS
 ENISA: December 4, 2013
 http://www.enisa.europa.eu/activities/cert/support/baseline-capabilities/ics-cerc/good-practice-guide-for-certs-in-the-area-of-industrial-control-systems

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NSAは,1日に約50億件の携帯電話位置情報を収集している

下記の記事が出ている。

 NSA tracking cellphone locations worldwide, Snowden documents show
 Washington Post: December 5, 2013
 http://www.washingtonpost.com/world/national-security/nsa-tracking-cellphone-locations-worldwide-snowden-documents-show/2013/12/04/5492873a-5cf2-11e3-bc56-c6ca94801fac_story.html

 NSA collects nearly 5 billion cellphone location records per day
 ars technica: December 5, 2013
 http://arstechnica.com/tech-policy/2013/12/nsa-collects-nearly-5-billion-cellphone-location-records-per-day/

 NSA 'tracking' hundreds of millions of mobile phones
 BBC: 5 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25231757

 The NSA could figure out how many Americans it’s spying on. It just doesn’t want to.
 Washington Post: December 4, 2013
 http://www.washingtonpost.com/blogs/the-switch/wp/2013/12/04/the-nsa-could-figure-out-how-many-americans-its-spying-on-it-just-doesnt-want-to/

[追記:2013年12月11日]

関連記事を追加する。

 New documents show how the NSA infers relationships based on mobile location data
 Washington: December 10, 2013
 http://www.washingtonpost.com/blogs/the-switch/wp/2013/12/10/new-documents-show-how-the-nsa-infers-relationships-based-on-mobile-location-data/

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Bitcoin Talkがハックされたらしい

下記の記事が出ている。

 Bitcoin Talk
 Coin Desk: December 3, 2013
 http://www.coindesk.com/bitcoin-talk-hacked-password-vulnerabilities/

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Googleのロボット戦略

下記の記事が出ている。

 Google Puts Money on Robots, Using the Man Behind Android
 New York Times: December 4, 2013
 http://www.nytimes.com/2013/12/04/technology/google-puts-money-on-robots-using-the-man-behind-android.html

 Google sees Amazon's drones, and raises its own army of robots
 Guardian: 4 December, 2013
 http://www.theguardian.com/technology/2013/dec/04/google-robots-andy-rubin-amazon

 Google robots may pose challenge to Amazon drones
 BBC: 4 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25212514

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米国:ロボット化された自動車に対するサイバー攻撃の懸念が高まる

下記の記事が出ている。

 Car manufacturers quizzed over their anti-hacking measures
 Naked Security: December 4, 2013
 http://nakedsecurity.sophos.com/2013/12/04/car-manufacturers-quizzed-over-their-anti-hacking-measures/

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Ruby on Railsの脆弱性のあるサイト数は1897との調査結果

下記の記事が出ている。

 1,897 Web Sites Affected by Ruby on Rails Vulnerability
 eSecurity Planet: December 3, 2013
 http://www.esecurityplanet.com/network-security/1897-web-sites-affected-by-ruby-on-rails-vulnerability.html

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ネット上で奪われているログイン用パスワードの分量はどれくらいあるのか?

下記の記事が出ている。

 Found: Hacker server storing two million pilfered passwords
 ars technica: December 4, 2013
 http://arstechnica.com/security/2013/12/found-hacker-server-storing-two-million-pilfered-paswords/

 Look What I Found: Moar Pony!
 Trusrwave: 03 December, 2013
 http://blog.spiderlabs.com/2013/12/look-what-i-found-moar-pony.html

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ココログの新アクセス解析ツール

はっきり言って改悪だと思う。

使えない。

開発者の思想を解析結果として利用者に押し付けるのはやめてほしい。著しく適正を欠く。

裸のデータだけを提供すれば足りる。

そのあとは利用者の力量次第だ。

(余談)

開発者というものはこういう発想をするのだということを直接に知ることができ,とても勉強になった。

未来はない。

(余談2)

平均値で考えるのは全く無意味だということは何度も主張してきた。

とりわけ人間の能力や行動を推測するためには無意味どころか極めて有害だ。

例えば,非常に優秀な人間であれば1秒で読み理解できることが,そうでない人間には何時間かけてもできない場合がある。このような場合,滞在時間の長短だけでは何も推測できない。

特定の記事に対する滞在時間が長ければ,当該記事に興味をもつ読者だと推定することは1つの仮説に過ぎないし,ほとんどの場合に間違った結果を出す仮説だと思っている。

そのような仮説をたてることそれ自体が,仮説をたてた者の能力の低さを示していると述べても過言ではないと思われる。

自分が自分のレベルを自分で評価することは不可能ではないにしても極めて難しいことなので,公平なプロバイダであるのであれば,自分の思想(解析結果や評価結果)を他人に押し付けるのはやめ,裸のデータだけを提供するのが正しい。

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2013年12月 4日 (水曜日)

他のドローン(無人航空機)をハックしてゾンビ化する攻撃能力のあるドローン

下記の記事が出ている。

 Flying hacker contraption hunts other drones, turns them into zombies
 ars technica: December 4, 2013
 http://arstechnica.com/security/2013/12/flying-hacker-contraption-hunts-other-drones-turns-them-into-zombies/

航空機型のドローンだけではなく,自動車型や船舶型のドローン,体内にインプラントされる各種医療用ドローン,街路や建物に設置される監視用ドローン,介護用ロボットその他の人間型ドローン,軍事用各種ドローン等を含め,ありとあらゆるロボットがハックされ,たった一人またはごく少数の攻撃者によって,それらを手先(兵隊)として使用した世界征服があっという間に成功・・・なんてことが現実化しそうだ。

(余談)

これまでのSFにおけるロボット対戦の多くは,物理的な攻撃力の優劣を競うようなタイプのものが多かった。

しかし,電子機器類の一種である以上はハック可能なことは当然のことだ。

結局,現実のロボット対戦ではテレパシー攻撃合戦のようなものがデフォルトになるのではないかと思う。

[追記:2013年12月5日]

関連記事を追加する。

 Parrot drones 'vulnerable to flying hack attack'
 BBC: 4 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25217378

 Could Prime Air drones be hacked? Probably, but Amazon might not care
 NBC: December 4, 2013
 http://www.nbcnews.com/technology/could-prime-air-drones-be-hacked-probably-amazon-might-not-2D11691755

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マンション1階に設置されていたKDDI(au)の通信機器の電源を切断した「フレッツ光」の販売代理店営業員を通信妨害の容疑で逮捕

下記の記事が出ている。

 他社の光回線契約者の通信妨害容疑 販売代理店員を逮捕
 日本経済新聞:2013年12月3日
 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0302U_T01C13A2CC1000/

 au光回線の通信妨害の疑い 「フレッツ光」営業員逮捕
 asahi.com: 2013年12月3日
 http://www.asahi.com/articles/SEB201312030004.html

外部からの通信を分配する装置の管理者が誰であるのかいまいちよく分からない記事なのだが,事案により,電気通信事業法違反または有線電気通信法違反の罪が成立し得るということを前提にした逮捕だと理解することができる。

なお,これら通信関連法違反の罪が成立しない場合でも,業務妨害罪が成立することは言うまでもない。

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D-Linkがバックドアを塞ぐためのパッチ?

下記の記事が出ている。

 D-Link patches "Joel's Backdoor" security hole in its SoHo routers
 Naked Security: December 3, 2013
 http://nakedsecurity.sophos.com/2013/12/03/d-link-patches-joels-backdoor-security-hole-in-its-soho-routers/

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新型のAtraxツールキット

下記の記事が出ている。

 New Atrax Crimeware Kit Taps Tor for Stealth
 infoSecurity: 3 December, 2013
 http://www.infosecurity-magazine.com/view/35885/new-atrax-crimeware-kit-taps-tor-for-stealth/

 ウイルス感染させたパソコンにTor経由で指令を送ってBitcoinを採掘させる新型クライムウェア「Atrax」
 Gigazine: 2013年11月28日
 http://gigazine.net/news/20131128-atrax-kit-boasts-tor-connectivity/

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スペイン:電車の運転士が業務中に携帯電話を使用することを禁止

下記の記事が出ている。

 Santiago train crash: Spain to ban drivers' mobile use
 BBC: 3 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-25206455

別にどうということのないニュースなのだが,これまで禁止されいなかったという事実に驚愕する。

本当は,欧州では,死を覚悟で電車を利用しなければならなかったのだ。

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似非論理

下記の記事が出ている。

 脱原発なら電気代7割UP 再稼働でも保険料負担増の試算も
 News ポストセブン: 2013年12月3日
 http://www.news-postseven.com/archives/20131203_229385.html

大学で「論理」と「似非論理」を教える場合に最適の素材の1つかもしれない。

この記事は受け売りだけだし,意図は明々白々だし,もともとそういう立場の会社なので,記事を書いた記者のことを批判しているのではない。

記者が引用している論理のことを言っている。

 「原発をやめると廃棄のための費用がかかる」

確かにそのとおりだ。しかし,それは最初からわかっていたことで,そのために積み立てをすべき義務があったのにしなかったのだとすれば,電力会社が国を騙し続けてきたことになる。そのように解釈するのが正しい。原発をやめないで続ける場合でも廃棄物の総量がどんどん増えてしまい,日本の国土全部を最終処分場にしても足りないくらいになってしまうだろうけれども,現在の電力料金を維持する限り,やはり廃棄処理費用は蓄積されない。

だから,本当は,電力料金を大幅値上げしまいまま原発を続ければ,ますますもって電力会社が破綻必至となり,しかも,世界中の誰一人として処理不可能な莫大な量の廃棄物が蓄積され続けるという結果になる。

そのような小学生でも計算できる単純な算数ができない者が述べている論理とは思えないので,似非論理というわけだ。

要するに,自分だけは関係がない(後の世代の人々につけをまわす)という発想が基本にある。そのような発想こそが,まさに現在の悲惨な状況を生み出してしまったということについての自己批判が全くない。

日本人としてあまりにも情けない。

加えて,原発にとって最大の課題が存在していることに触れていない。

それは,ウランの枯渇問題だ。

近い将来,ウランの価格が高騰する。もちろん,原発による電力料金も必然的に高騰する。原発を続ければ,100パーセント間違いなくそのような未来になる。

ウランが枯渇したあとには,放射性廃棄物だけが残る。

電力会社を含め,原発関連企業は解散してしまえばよいだろうが,廃棄物は残される。

そのような会社の人間は転職してしまえば身を隠すことができるかもしれないし,社会的批判を免れることができると考えているだろうが,もしそのような悲惨な未来が到来したら,生命・身体の安全が保証されない状況になるかもしれない。

救われるための唯一の方法は,原発産業の終息のために可能な限り尽くすことしかない。そのような努力の中には,代替エネルギーの開発も含まれる。l

私は,熱(赤外線)→電気の直接変換による発電技術の開発を提案してきた。

この技術が実現すると,個人が発電能力を保有することができるようになるので,電力会社というビジネスモデルは当然消滅するかもしれないが,社会は維持される。電力会社が存続しても社会が崩壊すれば,電力会社も存続できない。

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2013年12月 3日 (火曜日)

本物のカード認証装置の上にかぶせた本物そっくりの偽カバーによるPOSスキミング

下記の記事が出ている。

 Simple But Effective Point-of-Sale Skimmer
 Krebs on Security: 3 December, 2013
 http://krebsonsecurity.com/2013/12/simple-but-effective-point-of-sale-skimmer/

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AppleがTopsy Labs(Twitterの消費者行動追跡・解析サービス提供企業)を買収-個人を特定して消費者行動情報を獲得可能か?

下記の記事が出ている。

 Apple buys social media analytics firm Topsy Labs
 BBC: 3 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/business-25195534

Twitterに限らず,どのSNSでも利用者行動の解析をしているので,要するに使わないほうが良い。

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個体が獲得した記憶を子孫に伝える遺伝子?

下記の記事が出ている。

 雄の子孫に危険を「警告」する遺伝メカニズム、マウスで発見
 AFP BB: 2013年12月2日
 http://www.afpbb.com/articles/-/3004325

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警察庁:特殊詐欺の認知・検挙状況等について(平成25年1月~10月)

警察庁のサイトで,下記の統計資料が公表されている。

 特殊詐欺の認知・検挙状況等について(平成25年1月~10月)
 警察庁:2013年12月2日
 http://www.npa.go.jp/sousa/souni/hurikomesagi_toukei.pdf

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妙な夢をみた

映画のような夢だった。

ある日牧歌的な小さな町の空に紫色の円形の空間が幾つも出現した。まるでUFOか何かのようにみえる。

あわてて逃げようとした。

しかし,気づくとすぐうしろに褐色の肌をして目がぎょろりとしており,腰布を巻いただけのインドの苦行者のような者がおり,見つめられると身動きできなくなった。

地面に横たわった私の頭の手をかざし,にやりと笑って,「合格だ」と言った。

気づくと灰色のスーツを着た女性がいる。促されるままに手をつないで農道を歩いていくと,同じように二人一組の人々が行列になり歩いている。農道の向こうの別の農道と交差する場所の上空あたりに紫の円形の空間がぽっかりと口をあけている。

彼女は,「感じたら離れ離れにならないように私の手をしっかりと握りなさい」と言う。

手をつないだまま更に歩いていくと,すっと無重力状態になったような感じがしたので彼女の手をぎゅっと握り締めた。すると,その紫色の空間の中に吸い込まれてしまい,瞬時にして昔の東南アジアのカリフの宮殿のようなところにいた。

このようにして異次元の世界に連れ去され・・・そして,実にいろんな出来事を体験した。

パラダイスと逆パラダイスが同居するような不思議な世界。極彩色でありかつ淡色でもあり,耽美にして無機的でもある奇妙な美的空間。

そうしている間に,その世界を支配する者の王子のような若い男性がやってくるようになった。そして,王子から命ぜられるままにチェスのようなゲームの相手をするようになった。

美形、細身で何時も白い布1枚を巻いて身につけているだけの王子だった。

ある日,白い大理石の列柱のあるアラビア宮殿風の回廊でたたずんでいると,医師がやってきた。西洋人のような感じの男だ。

私は,連れ去れたときと同じように抵抗できなくなりそこに横たわってしまった。医師は,私の頭のあたりに手をかざして診断する。

医師:腫瘍がある。除去しなければならない。

私:腫瘍?

医師:そうだ。君はここに来る少し前に**法律事務所から依頼を受けて仕事をしたことがあるね?

たしかにそのようなことがあった。**事務所の幹部弁護士2名と面接し,意見交換をした上で仕事をし,完成して書類を提供したはずだ。

医師:その二人と会っていたとき,彼らは,君のことを「何てプライドが高く,傲慢な奴だ」と思っていたことに気づかなかったかね?

私:あの弁護士達はこの世界のスパイだったのですか?

医師は,頷いた。

たしかにそうかもしれない。私は自尊心が強すぎるのかもしれない。私の欠点の1つと言えるだろう。

しかし,客観的にみて,彼らの脳のレベルが低すぎて私の言うことを全く理解できなかったので,仕事の関係もあり,議論はもちろん説明しても無駄だと判断し,私が大幅に妥協して彼らの理解のレベルで仕事をすることにし,そういうものとして引き受けたのに過ぎない。そのことが「プライドが高い」ということになるのだろうか?

そんなことを思ったとたんに,医師の表情がゆがみ,埃のようになって砕け散ってしまった。それと同時に,連れ去られる前の世界を透視できるようになった。

あの弁護士達がほぼ同時に砕け散り消え去っていく姿がみえた。

その後意識を消失した。

医師がいなくなっても腫瘍除去の手術を受けていたのかもしれない。

気づくと,王子の大きなキャデラックの中にいて,向かい合ってチェスのようなゲームをしていた。簡単に勝ってしまった。

王子:この世界では僕が一番強かったのに・・・

私が黙っていると,王子はシートの横にあった英字新聞を手にとって頭にかぶった。王子の身体が埃のようになって消え去り,新聞紙だけが残った。

その新聞紙をみつめていると,その新聞紙を通して王宮の中が見えてしまった。

王は一人ではなかった。

数人の王が比較的小さな部屋の中に並んで座っている。椅子はなく,マットのようなものの上に座っており,背を壁面にもたれている。それぞれ王妃なのか愛姫なのか分からないが肉感的な女性と並んで座っている。どうやらこれらの王の合議制によってこの世界が運営されているらしい。

その王達の中で筆頭と思われる非常に肥満した王が立ち上がり,部屋を出た。議会のようなものがあり,そこで何かを説明しなければならなくなってしまったらしい。

ビザンチンのドーム型教会建築のような大きな建物の中で人々に対しバルコニーから何かを説明しようとする。

しかし,どこからともなく,「君の支配は終わった」との声が聞こえると,王の身体も滅び去り白い衣服と帽子だけが残った。

世界はカオスに陥るかと思った。しかし,そうでもなかった。

何となくのんびりした日々が続く。

そうしている間に,私は,自分が風のようになっていることに気づいた。私もまた,肉体というものがなくなってしまったのだろう。

回廊に植えてある2メートルくらいの高さの杉のような樹の枝の間にもぐりこみぐるぐる回りながら,風になった身体をその細かな葉でブラッシングするような不思議な感覚を楽しんでいると,この世界に連れてきた女性が歩いているのを見つけた。彼女に声をかけようとすると,世界がどんどん小さくなった。

いや。私が上空に舞い上がり,大空を飛ぶ鳥のように世界を眺めているのだということに気づいた。

美しい。

もう人々の欲得や情緒などを感ずることはできない。あまりにも小さすぎる。

たちこめた霧に朝焼けが乱反射する田園風景がどんどん小さくなり,いつのまにか銀河全体そして宇宙全体を眺めることができるくらい自分が高く・・・そうではない,自分が大きくなり宇宙全体が自分の中に取り込まれてしまっているのを感じた。

つまり,私自身が宇宙の外延であり,私自身から噴出するものが宇宙であるという空間的な無限の入れ子状態になっているのが空間そのものの本質だということを悟った。

そこでは,無も有もない。論じる意味がないのだ。

悟ったと思ったら,眠りから覚めた。

妙な夢だ。

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2013年12月 2日 (月曜日)

アイスランド:Vodafone Icelandがハックされ,7万人分の利用者データが奪われたらしい

下記の記事が出ている。

 Vodafone Iceland Hacked, 70,000 User's Personal Data Leaked
 eScapist: 2 December, 2013
 http://www.escapistmagazine.com/news/view/130120-Vodafone-Iceland-Hacked-70-000-Users-Personal-Data-Leaked

[追記:2013年12月3日]

関連記事を追加する。

 Vodafone Iceland Hacked
 eSecurity Planet: December 2, 2013
 http://www.esecurityplanet.com/network-security/vodafone-iceland-hacked.html

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フランス:Google,Microsoft及びYahooに対し,著作権侵害となるビデオコンテンツ配信サイトを検索結果から排除するよう命ずる裁判所の判断

下記の記事が出ている。

 French court orders search firms to block pirate sites
 BBC: 2 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25185819

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Amazonの宅配ロボット?

下記の記事が出ている。

 From Amazon to kebabs: 10 things you need to know about consumer drones
 Guardian: 1 December, 2013
 http://www.theguardian.com/technology/2013/dec/02/amazon-consumer-drones-10-things-to-know

 Amazon testing drones for deliveries
 BBC: 2 December, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-25180906

[追記:2013年12月9日]

関連記事を追加する。

 Disruptions: At Your Door in Minutes, Delivered by Robot
 New York Times: December 8, 2013
 http://bits.blogs.nytimes.com/2013/12/08/disruptions-at-your-door-in-minutes-delivered-by-robot/

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ベトナム:コンピュータシステムの3分の1はマルウェア感染している?

下記の記事が出ている。

 1/3 computers in Vietnam infected with viruses and malware?
 Vietnam Net: November 30, 2013
 http://english.vietnamnet.vn/fms/science-it/90341/1-3-computers-in-vietnam-infected-with-viruses-and-malware-.html

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米国:ワシントン州率大学病院のサイトがハックされ,9万人分の患者個人データが奪われたらしい

下記の記事が出ている。

 Seattle hospital discloses malware attack that exposes 90,000 patient records
 Geek Wire: November 29, 2013
 http://www.geekwire.com/2013/seattle-hospital-discloses-malware-attack-exposes-90000-patient-records/

病院のコンピュータシステムにある個人データが狙われる原因には様々な場合があるが,例えば,高額所得者が入院している病院の場合,別の経済犯罪(詐欺や無権限での財産移転等)のために個人データが奪われるということがある。

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中国:煤炭銀行(石炭銀行)のWebサイトがハックされたらしい

下記の記事が出ている。

 China Coal Bank website hacked
 Global Times: December 2, 2013
 http://www.globaltimes.cn/content/829072.shtml

日本の金融機関のIPアドレスからの攻撃だと報道されているのだが・・・???

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2013年12月 1日 (日曜日)

顔の表情の裏に隠された心理を推測するための画像解析アルゴリズム

下記の記事が出ている。

 When Algorithms Grow Accustomed to Your Face
 New York Times: November 30, 2013
 http://www.nytimes.com/2013/12/01/technology/when-algorithms-grow-accustomed-to-your-face.html

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人類の祖先は,ブタ(オス)とチンパンジー(メス)の雑種?

下記の記事が出ている。

 'Humans evolved after a female chimpanzee mated with a pig': Extraordinary claim made by American geneticist
 Daily Maile: 30 November, 2013
 http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-2515969/Humans-evolved-female-chimpanzee-mated-pig-Extraordinary-claim-American-geneticist.html

この説が正しいかどうかは全くわからない。

SF小説的な発想で想像してみると,「人類は,太古の時代に超古代文明が実験した遺伝子組換え実験動物の子孫で・・・」などというストーリーを考えることができるかもしれない。

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