EFFが,NSAは世界最大のマルウェア(スパイウェア)発生源だとして,アンチウイルス企業に対しNSAのマルウェア防御策を要請
下記の記事が出ている。
Dear AV provider: Do you enable NSA spying? Yours, EFF
ars technica: October 26, 2013
http://arstechnica.com/security/2013/10/dear-av-provider-do-you-enable-nsa-spying-yours-eff/
憲法学上は,正当な抵抗権の行使の一種と考えられるので,国家活動に対する妨害行為とはならない。とりわけ,合衆国連邦憲法では,政府が悪をなす場合には武装蜂起することのできる権利を基本的人権の1つとして明記している。
Snowden氏の行為の全部がそうだとは言わないが,NSAによる違法行為(=正当行為とならない行為)の告発行為もまた,同様の意味で違法行為とはならない。つまり,国家による違法行為を告発するために守秘義務違反行為をすること自体が正当行為となる場合には,違法行為ではない。
国家は,適法行為のみをなし得る。
[追記:2013年11月7日]
関連記事を追加する。
Kaspersky: “We detect and remediate any malware attack,” even by NSA (Updated)
ars tchnica: November 7, 2013
http://arstechnica.com/tech-policy/2013/11/kaspersky-we-detect-and-remediate-any-malware-attack-even-by-nsa/
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