米国:国防関係のシステムは,ハードウェアベースでセキュリティ確保
下記の記事が出ている。
SA to Recommend TPM Standard for Government Use
infoSecurity: 10 September, 2013
http://www.infosecurity-magazine.com/view/34454/nsa-to-recommend-tpm-standard-for-government-use/
当然のことだと思う。
近未来では,ハードウェアと言っても小さなチップ1個で何でもできる時代が来るので,更新も非常に簡単になる。ソケットからチップを抜いて差し替えればよいのだ。
問題は,各国が自前で国産チップのみを用いるようになった場合,国際的な貿易障壁として扱われるかどうかという点に尽きる。
一般的に承認された理屈によれば,国防目的の場合には貿易障壁にならないということになっている。
しかし,これまた正義の問題ではなく実力の問題なので,そう簡単なことではない。
また,自前でチップをつくることのできない国では,結局,現在と同じように,どちらの陣営につくかという厳しい政治的判断に常に直面することになるだろう。
国内的には,「せっかく作ったチップだから・・・」と,世界に売り出そうとするから面倒なことになるので,それを我慢できるかどうかが重要となる。そのためには,常に優れた経営者と政治家が存在し続けることが必要となるのだが・・・
| 固定リンク
« 米国:連邦弟9巡回区控訴裁判所が,Google Street Viewによる通信傍受について,Googleの免責を認めず,プライバシーの利益を侵害したとの判決 | トップページ | 14ナノメートルの超小型PC »
コメント