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2013年9月19日 (木曜日)

小型ドローン(無人航空機)の武器化の問題が現実化しつつあるようだ

下記の記事が出ている。

 German chancellor's drone “attack” shows the threat of weaponized UAVs
 ars technica: September 19, 2013
 http://arstechnica.com/information-technology/2013/09/german-chancellors-drone-attack-shows-the-threat-of-weaponized-uavs/

ヘリ型または飛行機型のロボットだけではなく,動物型,昆虫型,植物型などありとあらゆるものが考えられる。

小型ロボットを用いたプライバシー侵害や企業秘密の奪取などは既に現実のものとなっていると推定される。

今後は,小型ロボットを用いた生物化学兵器攻撃や爆弾攻撃などがかなりリアルなものとなるだろうと考えられる。

それと同時に,人間に組み込まれたロボット機能により人間を遠隔操縦して攻撃をさせるといったタイプの事柄も既に現実の問題の領域に入っている。

しかし,世界の為政者の大半がそういうことを考えるだけの想像力に欠けているため,人類の未来は極めて暗い。

最も悲観的な予測としては,私の世代で人類の歴史が終わりになるかもしれないと考えている。

[このブログ内の関連記事]

 ドローン(無人航空機)を用いた攻撃では,意図的に民間人を殺傷した場合でも,そのドローンを遠隔操作していた兵士を特定することが難しく,戦争犯罪の責任を問うことが難しくなるとの指摘
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-f953.html

 自動車のWi-fi通信機能を拡張しスマートカーの開発を促進することは極めて危険との自動車業界専門家の指摘
 http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/wi-fi-7a2e.html

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