ブラジル:ブラジル国内に物理サーバがある国営電子メールサービスの構築を計画?
下記の記事が出ている。
Brazilian postal service talks about "anti-snooping" email system
ZDNet: Septemebr 4, 2013
http://www.zdnet.com/brazilian-postal-service-talks-about-anti-snooping-email-system-7000020257/
要するに,外国の支配下にある外国のクラウドサービスは危険だという認識に立ち,国家主権を維持するには国営のシステムを構築するしかないという考えのようだ。
しかし,外国製の通信機器類には必ず物理的なバックドアがあるから,もしブラジルがこの方針を徹底するのであれば,電子機器類の輸入を全面禁止し,全て自前でまかなうということにしなければならないだろうと思う。
インドでは,既にそういう方針をとっているわけだが,現実にはそんなに簡単なことではない。
さて,ブラジルでは・・・?
[このブログ内の関連記事]
NSAは,ブラジル政府とメキシコ政府の通信も傍受して監視
http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/nsa-2892.html
ブラジル:データ記録装置はブラジルの領土内に物理的に存在しなければならないという規則-グローバルなクラウドストレージサービスは違法行為となる
http://cyberlaw.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/post-432b.html
| 固定リンク
« 国立国会図書館:マッカーサー元帥レポート図版集等を国立国会図書館デジタル化資料として公開 | トップページ | 米国:乳児の監視用モニタシステムのハッキング事故を受け,FTCが,関連業界に対し,装置の改善を指示 »
コメント