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2013年9月 2日 (月曜日)

人間を再生する技術?

下記の記事が出ている。

 Grindhouse Wetwares Has Got Science Fiction's Future Under Its Skin
 Huffington Post: August 30, 2013
 http://www.huffingtonpost.com/2013/08/30/grindhouse-wetwares-cyborgs-biohacking_n_3224776.html

いずれこの記事に書いてあるような未来が到来する。

理論上,人は不死になる。かつ,クローン再生の可能性が残されている限り無限に再生可能であるというしかないので,同一の人の個数をカウントすることができなくなる。

また,人の誕生も曖昧になる。生体組織を保存用に採取した時点で生まれたと解する余地があるが,それは既に生いている人の生体組織の一部なので,その時点では既に生まれているのだ。

しかし,現行法の解釈上の人の死と一致しないどころか矛盾することが明らかだ。

全て根底から構築し直さなければならない。

現行の法制度は維持できない。

これは,倫理上の問題ではなく,法哲学と社会制度上の問題だ。

(余談)

今後,宗教上の理由等により,この種の研究に従事する者に対する個人テロが増えるかもしれない。

(余談2)

抽象モデルとしては,人は集合体の一部となり,必要に応じて再生されるというかたちになる。個々の人は存在せず,巨大な仮想生物の組織の一つという位置づけになる。

論文を書いて論証している暇がないので,結論だけ示したが,頭の良い人であれば何のことか即座に理解できるだろうと思うので,それぞれ検討してもらいたい。

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