検索エンジンは,著作権侵害物か?
下記の記事が出ている。
Search engines not seen as a major player in music piracy, despite the RIAA's claims
Verge: August 5, 2013
http://www.theverge.com/2013/8/5/4591196/search-engines-not-seen-as-a-major-player-in-music-piracy
(余談)
あくまでも一般論だが,検索エンジンが仮に著作権侵害物であるとした場合,検索エンジンを用いて著作権侵害行為を探索することもまた違法行為となるので,検索エンジンを用いた探索を一切なすべきではないということにならざるを得ないだろう。
| 固定リンク
コメント
立山紘毅 先生
まあ,いろんな考えはあり得ると思います。
検索エンジンがなくなれば,ネット上の音楽・映画配信ビジネスも破綻して消えてしまうのではないかと思っておりますが・・・
ちなみに,検索エンジンが普及する以前にもインターネットは存在し学術研究のためには検索エンジンがなくてもちゃんと使えましたよね。現時点でも,結局,信頼できる情報源は相当限定されてしまうので,学術研究に関する限り,検索エンジンなしでもどうにかやれそうです。
投稿: 夏井高人 | 2013年8月 7日 (水曜日) 22時35分
夏井高人 先生
それもいいんじゃないですか? そうして誰もインターネットを使わなくなり、通信事業者が次々に破綻して、やかましい広告やけばけばしいコスチュームの奴隷女が町から消えれば、街は少し品格を取り戻すかも、です。
誰も使わないインターネットの検索エンジンで、お互いに覗きっこの趣味をもつ人が集っても、それは密室で変態プレイを楽しむのと同等で、良識ある人の関知すべき問題ではありません。
唯一、税金を使わず、身銭を切って、という条件付ですが(大暴論)。
投稿: 立山紘毅 | 2013年8月 7日 (水曜日) 21時21分
立山紘毅 先生
ご指摘のとおりだと思います。
ただ,最近の傾向として,権利者団体や警察等が検索エンジンを使うことは例外という考え方が強まってきていることに留意すべきだと思います。極論すれば,「一般人は検索エンジンを使用してはならない」「検索エンジンは警察や権利者団体等が監視するための装置として使用する場合にのみ適法である」ということになりそうです。
実は,検索エンジンは象徴的な例としてこの記事でとりあげただけのことで,インターネット全体について上記のような図式が成立しているように思います。
投稿: 夏井高人 | 2013年8月 7日 (水曜日) 06時35分
夏井高人 先生
これ、昔やった「検索エンジンはわいせつ図画頒布の幇助にあたるかどうか」の一バリエーションなんでは?
投稿: 立山紘毅 | 2013年8月 6日 (火曜日) 18時15分