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2013年8月13日 (火曜日)

リバイアサン

下記の記事が出ている。

 US National Security Agency 'is surveillance leviathan'
 BBC: 12 August, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-23669003

「書きすぎだ」とお小言を食らうことが多いのだけれど,あとになってみると全て私の言うとおりとなっていることがあまりにも多い。理解する能力のない人には理解できないので仕方のないことだと諦めている。

だから,当面は批判を受けても無視してこのブログを続けてきた。

続けてきたかいがある。

この記事で表現されているとおり,ホッブズの「リバイアサン」だと思う。

これは,論理必然的なことなので,阻止することも抵抗することもできない。

それゆえ,「リバイアサン」なのだ。

なお,アメリカ合衆国に関する限り,ゲーデルの予言は(論理的には)正しいと考えられる。それを阻止するのが人間の知恵というものなのだが,実際には,知恵よりも現実の必要性のほうが優先してしまうため,結果的に最悪の結果を避けることができない。

(余談)

以下はあくまでも一般論。

私は,最近,法科大学院の講義において,説明の仕方を少し変えた部分がある。それは,「生存権」を極限状況において肯定可能かという議論として提示されているもので,理解できる学生がどれだけいるかは不明だけれども,おそらく,現時点で最も効果的な説明方法だろう。

基本的にはサイバネティクスの範疇にあるものとして概念を構成し直し,人間系の問題については生態学の知見をベースにものごとを考えるというのが最も妥当だ。このような説明の仕方は,これまでの通説や判例とはかなり異なるかもしれない。しかし,よく考えてみると,通説や判例には全く根拠のないものが少なくない。したがって,理論構成としては「最も合理的な説明は何か」という観点から,理論それ自体を根底から構築し直すことは許されることだと思っている。

ただし,学生に対しては,「夏井説だけだと確実に不合格となるので,通説・判例をしっかりと理解し,覚えなさい」と説明している。およそ受験とはそういうもので,採点不可能な出題をするわけにはいかないのだ。

したがって,受験勉強と学問とは本質的に全く異なるものだということを知らなければならない。

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