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2013年8月 2日 (金曜日)

NSAのX-KeyscoreはVPNも破っていたことが判明-暗号化されたWord文書も遠隔で探知・解読

下記の記事が出ている。

 NSA's Internet taps can find systems to hack, track VPNs and Word docs
 ars technica: Aug 2, 2013
 http://arstechnica.com/tech-policy/2013/08/nsas-internet-taps-can-find-systems-to-hack-track-vpns-and-word-docs/

ほとんど全ての暗号が「無意味」だったことになる。

(余談)

インターネットに接続した状態でMS Wordで文書を作成していると,リアルタイムで,遠隔で,常時,誰かに読まれているということは私も認識していた。そのような動作をするので,注意深い利用者であれば気づくことができる。そのことについては何度かこのブログで記事に書いたことがある。

MSの中の誰かが諜報機関に協力してそうしているのだろうと思っていた。

今回,NSAがそうしていたということが判明し,「やはり・・・」という感じがする。

ちなみに,私は,自分の身の安全を守るため,阻止しなかった。

同様のことは,裁判所や検察庁や警察を含め,日本の全ての官庁等においても常時実施されてきたことだと思う。

つまり,日本の官庁では,「情報の機密性」を維持することが原理的に不可能ということになる。

(余談2)

GuardianのWebサイト上またはGuardianへの接続を中継するプロバイダのサーバ上に何らかの仕掛けが構築されているらしく,不穏な動きをすることがある。

IEを使用してアクセスするときだけ生ずる現象なので,IEのゼロデイバグをついた攻撃の一種である可能性もある。

[追記:2013年9月7日]

関連記事を追加する。

 US intelligence: Snowden's latest leaks 'road map' for adversaries
 Register: 6 September, 2013
 http://www.theregister.co.uk/2013/09/06/us_intelligence_says_snowdens_
latest_leaks_give_roadmap_to_adversaries/

 NSA decryption revelations 'provide roadmap' to adversaries, US warns
 Guardian: 6 September, 2013
 http://www.theguardian.com/world/2013/sep/06/nsa-encryption-revelations-roadmap-us

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