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2013年7月 1日 (月曜日)

中国:米国による通信傍受を避けるため,大学生に対してセキュリティを強化するように指示

下記の記事が出ている。

 Chinese University issues new security alert to students over hacking
 南華速報: June 30, 2013
 http://www.scmp.com/news/hong-kong/article/1272163/chinese-university-issues-new-security-alert-students-over-hacking

表向きの理由はとてもわかりやすいが,それだけでおしまいというわけにはいかないところが非常に興味深い。

なお,日本の通信が(機密通信を含め)ほぼ100%常時通信傍受されており,かつ,(アクセス制限のあるクラウドサーバを含め)ほぼ100%のストレージの内容がアクセスされてしまっていることは疑うべき余地がない。日本の裁判官は,そうした現実を正しく理解してほしい。そして,「**の情報システムは情報セキュリティが確保されているから安全だ」などというわけのわからない理由に基づいて判決を書くことはやめてほしい。現在の「戦時と平時が共存する状況」の下では,ネット上に「機密性」など絶対に成立し得ない。

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