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2013年7月25日 (木曜日)

松本恒雄・齋藤雅弘・町村泰貴編『電子商取引法』

下記の書籍が刊行された。

 電子商取引法
 松本 恒雄, 齋藤 雅弘, 町村 泰貴 
 勁草書房
 ISBN-13: 978-4326402847
 2013年7月25日発行

Amazonの表示では2013年6月30日発売となっているが,初刷り著者献呈本1冊が昨日届いたばかりなので,何かの間違いだと思われる。

私は「本人確認」の章を分担執筆している。

3年前が締め切りだったのでしんどい中を原稿を書いて提出した。しかし,その後信じがたい遅延が生じ,原稿締め切りから3年後に出版ということになった。

私の分担執筆部分については,その後法改正が多数あったので,2013年3月時点に施行されている法律の条文に合わせて最小限の補正をする校正をしたけれども,理論部分に修正は加えていない。

私見である「免罪符説」を初めて公表するもので,この説を超えることのできる説はあり得ない。

法哲学の世界では常識に属することなのだが,法哲学者は法解釈論として論文や書籍を書くことができないので,法哲学関連の文献を漁っても「免罪符説」を見つけることはできない。法解釈論としての「免罪符説」は,存在しなかったのだ。

今後,個人情報及び本人確認に関する法制は,根本的なところで重大な見直しを迫られることになるだろう。

全世界で,基本的な考え方が間違っていたからだ。

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