NSAの通信傍受の経済的波及効果-米国にあるクラウド利用が嫌われ非米国にあるクラウド利用への切り替えが拡大?
下記の記事が出ている。
After PRISM reports, Swiss data bank sees boost
Washington Post: July 8, 2013
http://www.washingtonpost.com/business/technology/after-prism-reports-swiss-data-bank-sees-boost/2013/07/08/cc8dfe14-e569-11e2-aef3-339619eab080_story.html
しかし,例えば,この記事にあるスイスのプロバイダの場合,フランスによるNSA類似の通信傍受の対象となっている可能性がある。また,欧州内の他の国では,フランス及び英国の両方による通信傍受の対象となっている可能性がある。
要するに,世界中のどの国に物理サーバが所在していようと,そういうこととは無関係に,およそクラウドサーバ上では機密性を確保することができないという結論に変わりはないのだと理解すべきだろう。
私は,最初からずっとそのように述べてきたし,今後も事態が改善される見込みは全くない。
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