特許権の濫用の時代は終わりを告げるか?
下記の記事が出ている。
F.T.C. Head Seeks End to Misuse of Patents
New York Times: June 20, 2013
http://www.nytimes.com/2013/06/21/business/ftc-head-seeks-end-to-misuse-of-patents.html
私の考えでは,特許権であれ著作権であれ,権利を維持するためのコストが高過ぎて,そのうち誰も維持できなくなるんじゃないかと思う。
誰がやっても消耗戦・・・
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コメント
コメントありがとうございます。
著作権維持のコストとは特許権を維持するための必要的な手数料等のことを指しているのではなく,侵害があった場合の訴訟遂行や強制執行等に要する経済的負担や著作権管理団体に支出する費用,著作権管理のための電子的な仕組みを利用するための諸費用等のことを指しています。
著作物について著作権が無費用で生ずるものであることは法律上当然のことなので,文脈上の論理必然として,それ以外の経済的な負担のことのみを意味するものとしてお読みいただきたいと思います。
投稿: 夏井高人 | 2013年6月25日 (火曜日) 18時42分
割に合うのは商標権ぐらいですね。なお、著作権は維持するコストはゼロです。自然に発生しますから。
特許権は20年しか維持できず、取得や維持費が掛かりすぎる上、企業秘密が公開されてしまうのだから、意味のない権利になりそうです。
こけおどしなら、実用新案というすばらしい制度が日本にはあります。もっと活用すべきでしょう。
投稿: 吉村 | 2013年6月25日 (火曜日) 08時47分