Webベースのロボット操作
下記の記事が出ている。
Web-based 'brain' for robots goes live
BBC: 8 March, 2013
http://www.bbc.co.uk/news/technology-21714191
要するに,ロボット内のコンピュータがロボットの動作のための処理をするのではなく,Web上の頭脳が判断し動作を命ずるという仕組みだ。この場合,ロボットは目的とする動作を実行するための機械的な仕組みとセンサーと通信装置だけをもつものとなる。
しかし,問題がある。
頭脳であるWeb上のコンピュータやロボットとWeb頭脳間の通信がハイジャックされた場合,ハイジャックした者はロボットを自由自在に操ることができる。
また,例えば,ロボット家政婦のようなものを想定した場合,頭脳はWeb上のコンピュータにあり,それを管理する管理者がいるわけなので,その管理者は,合法的に当該家政婦ロボットが派遣された家庭内のプライバシー情報を収集することができるということになる。もちろん,人間の家政婦の場合でも同じことが起きるわけだが,ロボットの場合,一人の人間で同時に何百台ものロボットを管理することが可能であり,かつ,収集した情報を即座にデータベース上に記録・蓄積することができるという点が基本的に異なっている。
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