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2013年3月23日 (土曜日)

「ストップ・サイボーグ」運動

下記の記事が出ている。

 “Stop the Cyborgs” launches public campaign against Google Glass
 ars technica: March 23, 2013
 http://arstechnica.com/tech-policy/2013/03/stop-the-cyborgs-launches-public-campaign-against-google-glass/

このようなデバイスは,いずれもっと小さくなり,人間の組織内(眼球内など)に細胞のように埋め込まれ,しかも思念コントロールにより「思うだけ」で操作可能となる。つまり,人間の生体組織の一部(脳の延長の一種)のようになる。

すると,目で見たままの状況や耳で聞いたままの状況を即時に無線伝送してデータベースに蓄積可能となり得るわけで,プライバシー侵害のレベルは極限にまで達する。誰も怖くて恋人と楽しいことなどできないことになる。その場の状況がリアルタイムで世界中に放映されているかもしれないからだ。

これは,プライバシーのような個人的な利益だけの問題ではない。例えば,同様のデバイスをスパイがインプラントしている場合,単に特定の組織の施設内を歩き回るだけで即時に見たままの情報をどこかのデータベースに自動転送し,蓄積できることになる。つまり,基本的に,国家機密も企業秘密も有名無実という時代が到来する可能性が高い。

[追記:2013年3月27日]

関連記事を追加する。

 Privacy 'impossible' with Google Glass warn campaigners
 BBC: 26 March, 2013
 http://www.bbc.co.uk/news/technology-21937145

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