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2013年3月29日 (金曜日)

ハワイのマウイ島で紛失したカメラが漂流し約5年をかけて台湾の海岸に漂着したことの意味

下記の記事が出ている。

 太平洋9600キロを漂流、ハワイでなくしたカメラが台湾で見つかる
 AFP BB: 2013年03月26日
 http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2935871/10500775

このニュースそれ自体としては,「よかったね」でおしまい。

問題はハワイから台湾まで物品を漂流させる海流が存在するという事実だ。

日本の福島第一原発から放出され続けているセシウム等の放射性物質は,海流に乗ってハワイ~米国西海岸方面に流れるとされており,実際に米国西海岸に漂着する物品(東日本大震災の際の巨大津波によって流された物品など)が増えている(海上を漂流する物品が比較的早く西海岸に到達したのは,海流によるものというよりも風によって押し流された結果と考えるほうが妥当かもしれない。もしそうであるとすれば,海中を漂っている物質の移動速度は,より遅いものと推定することができ,到達時期はまだ先ということになる。また,海流の状況次第では,西海岸に到達しないで還流する可能性も否定できない。)。

しかし,この記事のカメラを漂流させた海流に乗るものもあるはずで,そういう放射性汚染物質は,ブーメランのように舞い戻り,中国~台湾~南西諸島~日本の太平洋沿岸などを半永久的かつ循環的に汚染し続ける可能性があるということにならざるを得ない。

以上は素人の仮説に過ぎない。

専門家による検討を期待したい。

なお,念のために付言しておくと,この件がそもそも「やらせ」の一種だとすれば,仮説の前提が崩れることは言うまでもない。

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