Google Glassはプライバシー侵害物か?
下記の記事が出ている。
Google Glass: is it a threat to our privacy?
Guardian: 6 March, 2013
http://www.guardian.co.uk/technology/2013/mar/06/google-glass-threat-to-our-privacy
Google Glassはまだ眼鏡の形をしているので外から見える。それを装着している者は,怒った者に「何盗撮してるんだよ馬鹿野郎!」と怒鳴られ,殴られることがあるかもしれない。
しかし,問題の本質はそうではない。
いずれ,ナノテクノロジーが更に進み,細胞サイズのコンピュータが成立可能な時代が来る。それを眼球に埋め込めば人間が3個以上の複眼動物となることができる。そして,脳神経と直接接続されるので,思うだけで操作することができるようになる。その結果,たとえば任意の波長の光線だけゲットして外部記憶に無線でスマートに直ちに画像送信し記憶し,いつでも必要なときにコンピュータから画像記録を無線でスマートにダウンロードして楽しむことができるようになるだろう。つまり,服を着ていても裸の状態を誰でもいつでも観察可能な時代が来る。部屋の中にいても窓や薄い壁を透かして,誰でもいつでも見ることができる時代が来る。しかも,人工細胞として眼球の一部になっているので,それを取り出すことが基本的にできない。
・・・ということなのだが,人間の脳のキャパはそんなに強力なものではないので,おそらく,大部分の人々が発狂して死亡するか,または,自分の外部記憶であるはずの無線通信先にあるコンピュータシステムのマリオネットのような状態(=単に生きているだけ)ということになるのではないかと思う。
そこには,もちろん「自由意志」などないので,プライバシーを含め全ての「権利」というものが消滅することになるだろう。
人間は,有機質で構成された人形の一種という存在になる・・・というのがかなり確実な未来像だ。
そろそろイノベーションなど禁止して中世に戻したほうが良い。
[追記:2013年3月12日4:58]
関連記事を追加する。
How Google Hacked Our Imaginations with #IfIHadGlass
Gizmodo: March 11, 2013
http://gizmodo.com/5989915/how-google-hacked-our-imaginations-with-ifihadglass
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